今時の中学受験ってどうなの?失敗しない学校の選び方!

今時の中学受験ってどうなの?失敗しない学校の選び方!

中学受験を検討しているがなにからはじめればいいのかわからない!そんな方に読んでいただきたい記事です。お子さんの進路選択は失敗したくないですよね。中学受験を失敗しないためにすべきことをまとめました。

中学受験を考え始めたら


中学受験は、親が関心を持って子どもが受験しているイメージがあります。一方でお子さんが進路について悩んでいたり、学校の友達が中学受験をすると聞いて、お子さんの方から中学受験をしたいと言われることもあるでしょう。
 
中学受験は、お子さんと同じくらい保護者も大変な受験なので、お子さんが中学受験をすることを悩んでしまうかも知れません。しかしお子さんが受験したい気持ちが出てきたら、勉強のやる気を削がないように中学受験を検討してみましょう。
 

志望校探しをしよう


中学受験をする場合、どの中学校を選択するかが大切になります。中学校の選び方は多数ありますが、一番気になるのは学費ではないでしょうか。学費は各中学校によって変わりますが、「私立・国立・公立」それぞれの傾向もあります。

以下では、「私立・国立・公立」中学校の学費や特徴を比較していきます。

  • 私立

私立中学校は学校方針が明確で、お子さんの性格に応じて向き不向きが出てきます。志望校として選択する際には、どの校風がお子さんとマッチしているかよく判断する必要があります。私立中学に必要な大まかな学費は以下のとおりです。
 
授業料・・・466,708円
諸施設・・・41,049円
年間・・・約500,000円

参考:令和2年度都内私立高等学校(全日制) の学費の状況|東京都

ただし上記以外にも、学校や部活によって変わってくるものが複数あります。学校であれば、通学定期代や修学旅行の行き先などで変わります。また部活であれば、高額な楽器が必要だったり、遠征があることもあります。
 
私立中学校は授業料の違いが幅広く、高額な学費がかかる場合だと年間150万円ほど必要になるケースもあります。

  • 国立

国立中学は、基本的に国立の教育系大学や教育学部の附属という位置づけです。大学の教育研究やその大学の教育実習の場として、機能しています。国立中学に必要な費用は、以下のとおりです。
 
学費130,000円
授業料・・・0円
学校外活動費・・・200,000円
年間・・・約330,000円

参考:中学校の学費はいくら?国公立と私立はどれくらい違うの?|お金のかたち 

国立と後ほど紹介する公立中学校の授業料は0円です。学校まで通学するのに必要な定期代や、修学旅行費がかかるので授業料は130,000円ほどかかりますが、年間でみると学費はさほど高くありません。
 

  • 公立

公立中学に必要な費用の例は以下のとおりです。
 
学費・・・250,000円
授業料・・・0円
生徒会費・・・3,000円
後援会費・・・3,300円
給食費・・・60,000円
年間・・・約320,000円

参考:令和2年度両国附属中学校学費|東京都立両国高等学校附属中学校 
公立中学校と同様に、授業料は無料です。国立との年間学費に差はほとんどなく、国公立と私立の学費の差は3倍程度あることが分かります。
 

いつまでに志望校を決めればいいのか


私立・国立・公立中学校にかかる費用を紹介してきました。志望する中学校に合格するために大切なのが、志望校を決定するタイミングです。
 
志望校の決定は、基本的に早ければ早いほど有利です。それは、早く志望校を設定することで、お子さんのモチベーションを保ったり、合格に向けて適当な勉強ペースを組みやすくなるためです。反対に志望校の決定が遅くなると、対策も十分に取れずに入試本番を迎えてしまうことになるでしょう。
 
可能であれば、中学受験をすると決めたときから志望校選びをしましょう。勉強を始めた時点で手が届かないような学校にしても、問題ありません。

学年が上がるにつれ、学力が伸びていき志望校を見直す場面も多く出てきます。最終的にどの中学校を受験するのかは、願書を提出したり志望校の対策模試を受験する必要もありますので、6年生の秋ごろに決定しましょう。
 

過去問演習が重要


中学入試の問題には、学校によって入試の傾向や形式が変わります。設問ごとに、その学校がどのような生徒に来てほしいか、などを考えて作成しています。過去問を解くことで、これらの思いを入試本番よりも前に知ることができますので、対策が可能です。
 
具体的に過去問からなにを汲み取れば良いのか紹介します。
 

  • 傾向を読み取る

過去問を数年分解いていくうちに、同じような形式の問題が毎年出ている、などの傾向が読み取れます。例えば、算数では毎年距離を求める問題があるのに、食塩水の濃度を求める問題は出てこないなどもあります。
 
また、国語では選択式の問題よりも記述式の問題が多いなど、各教科の形式も把握できます。傾向や形式がわかることで、日々の試験対策で何を勉強すれば良いのか明らかになるでしょう。
 

  • 難易度を読み取る

A中学校では理科は難しいけど、社会は簡単だと分かれば、理科を中心に勉強をすると合格に近づくでしょう。また、各教科の中でも分野による難度やほかの教科の難易度とのバランスを確認してください。
 

親が決める?子供が決める?中学受験の志望校


中学受験は、お子さんの今後3年間(中高一貫校であれば6年間)が決まる受験です。文化祭や学校説明会に親とお子さんが参加してみて、どちらも意見が合えばいいですが、意見が割れることもあるでしょう。
 
そんなときは親の意見を通すべきなのでしょうか。それともお子さんの意見を尊重するべきなのでしょうか。結論から話すと、親の意見を通すべきです。なぜなら中学受験を考えたのは親であることが多く、親の方が社会経験や判断能力も高いためです。
 
お子さんの中では、中学受験に必死に取り組んでいる子もいると思いますが、中学受験が今後の人生にどのくらい影響を及ぼすのかは、まだ理解できていないでしょう。そのため、親が選んだほうが合理的な選択ができます。

ただし本人が納得しないと受験に対するモチベーションが下がるので、「なぜここの中学校がいいのか」魅力をお子さんが納得するように説明する必要があります。
 
上記のようになると、なかなか志望校が決まらないことになることもあります。そこでおすすめなのが、まずは親が説明会などに参加して気に入った学校の中からお子さんに決めて貰う方法です。こうすればお子さんがどこの中学校を選択しても、親があらかじめ選んでいるので安心です。
 

併願校はいくつ?


中学受験をする場合、第一志望だけ受験する生徒はほとんどいません。第一志望の中学校に向けて受験慣れをしたい方、滑り止めとして合格を確保したい方などの理由があるためです。

ただあまりに多くの中学校を受験すると費用と時間がかかりますので、おすすめしません。以下で、中学受験でどのくらいの数を受けるべきなのか紹介します。

首都圏の受験校の数は平均5-6校


首都圏の受験校は、平均して5~6校は受験しています。ただ闇雲に併願校を決めても練習にならないので、「合格すれば進学するかも知れない中学校」を受験しましょう。
 
ただし併願校を決定する上で、第一志望よりも上のレベルの学校だけ受験したり、逆に下のレベルだけ受験しても意味がないので、注意してください。以下では、どのレベルをどれくらい受験しておくとよいのか、紹介します。
 

  • チャレンジ校

現在の偏差値よりも5程度高い中学校を指します。本番までの伸びしろを考慮して、1つは受験しておきましょう。
 

  • 実力相応校

現在の偏差値とほとんど変わらない中学校で、本来の実力を発揮できれば合格できる中学校を指します。実力相応校は、1~2校受験しておくことが望ましいので候補を挙げておきましょう。

また第一志望校は、チャレンジ校か実力相応校に含まれることが多いです。
 

  • 安全校

チャレンジ校とは逆で、現在の偏差値よりも5程度低い中学校を指します。チャレンジ校、実力相応校に合格できなかったときに、入学する可能性のある学校を2~3校、決めておきましょう。
 

  • 腕試し校

中学受験の雰囲気を知るための、いわば予行演習のつもりで受験する中学校です。1月や2月に受験しても意味がないので、12月に受験できる中学校を1つ選択しましょう。
 

お試し受験で都心会場で地方学校を受けるのもあり


数年ほど前から人気が出ている、都心会場で地方の中学校の入学試験を受験するのも一つの選択肢です。2020年はコロナウイルスの影響で、移動を制限されていたため、さらにこの勢いが加速しました。
 
入試日程がバラバラなので、複数校受験することもできます。第一志望の中学校を受験する前に、受験の雰囲気を体験できたり、合格した中学校があれば自信を持って入試に望めます。
 
コロナウイルスの感染予防の観点から、移動を最小限に留めるため、東京・神奈川県内で実施される地方校の試験を受けるというのも1つの選択肢です。
 

どれくらいの人数が中学受験をするのか


少子化の影響で受験者数の合計は、毎年減少していますが、中学受験率は、毎年上昇しています。また私立中学校に通う学生の割合が毎年増加しており、現在では14人に1人は私立中学校に通っています。
 
私立、国立中学に進学する家庭が多い地域は「東京、神奈川、関西、高知、広島」です。また国公私立の中高一貫校数が多いのは「福岡、北海道、東京、神奈川、新潟」となっており、優秀な学校が都市圏に集まっていることや、教育方針な保護者がこの地域に多いことが影響していると考えられます。

受験倍率で学校を選ぶべきなのか?


第一志望校の倍率があまりに高く、お子さんが合格するのは難しいのではないかと考えて志望校の変更を検討しているご家庭もあるかも知れません。合格ももちろん大切ですが、一番大切なのはお子さんがその学校に行きたいと思う気持ちなので、受験倍率だけで選択するのは避けましょう。
 
また、志望校を選択する際に、ネットの情報を主な参考元にすると新設の学校や入試情報を見逃してしまうかもしれません。情報が出回っていない分、受験倍率が低くなっていることも考えられます。過去問がないので対策は難しいですが、第一志望にするのではなく併願校として受験することも考えてみてはいかがでしょうか。
 

通学について


受験校を決定する際に、偏差値や校風を考慮するのは当然ですが、意外と見落としているのが通学距離についてです。3年間(中高一貫校であれば6年間)通うので、通学時間や経路は非常に重要な要素となります。
 
あまりにも遠くて定期代や時間がかかってしまう、また治安が悪い場所を通って学校に行く場合はトラブルに巻き込まれる可能性もあることを考慮した上で受験校は決定しましょう。
 

中学受験に塾は必要?


現在は、中学受験を検討していないご家庭の通塾率も増加しています。中学受験を検討しているご家庭で塾に通っている割合は、およそ80%と高
くなっています。
 
塾に通うとなると、気になるのは塾の費用ではないでしょうか。月謝として支払うケースが多く、毎月1~4万円程度の学費が必要になります。これに加えて、夏期講習や冬期講習、模擬試験、施設使用料などが追加されるので、年間100万円ほどかかることも珍しくありません。
 

中学受験の厳しさ


10歳程度のお子さんが自分の意志で「中学受験したい」と考えることは少なく、親の意志が影響していることは間違いありません。そのため中学受験は親のエゴと言われることも少なくなく、そのエゴがお子さんの負担になることもあります。結果を出さないといけないというプレッシャーを感じて、入院するお子さんもいます。
 
ただお子さんのことを考えて中学受験をさせているのであれば、決して恥じたり後ろめたく思うことはありません。「少しでも偏差値の高い中学校に進学させてやる」この気持ちがお子さんを追い詰めてしまいますので、少し立ち止まって本当に大切なことを考えてみましょう。
 

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中学受験はどのくらい併願して受験するか、またお子さんのモチベーション維持などを考える必要があります。ただ一番気になっているのは、塾に通う費用の高さではないでしょうか。
 
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