共働きで中学受験はするべき?
受験する中学校の教育理念や方針が、ご家庭の教育方針やお子さんの性格と合っている場合には、共働きでも中学受験をするといいでしょう。
中学受験に合格した場合には、その学校独自の特色ある教育を受けることができ、お子さんの個性や能力を十分に伸ばすことも可能です。
お子さんが受験に対して前向きなことはもちろん大事ですが、「中学受験は親の受験」とも言われるように、親の関わり方次第で、受験結果に大きな差が生まれます。
共働き家庭は、専業主婦家庭よりもお子さんと関われる時間は少なくなりがちです。しかし、共働きならではの効果的なサポートが行えれば、十分合格を狙えます。
志望校の教育に共感でき、受験勉強をお子さんと二人三脚で乗り越える覚悟がある共働き家庭は、中学受験を前向きに検討してみることをおすすめします。
共働きで中学受験をするメリット
共働きで中学受験をするメリットには、以下の4点が挙げられます。
1.経済的な負担が軽減される
中学受験をする場合には、受験勉強のために塾へ通ったり家庭教師をつけたりとそれなりの費用がかかります。
また、受験に合格した場合には、入学金や授業料など学費も高額になります。
共働きの家庭では、収入が2人分になるため、教育費用にかかる経済的な負担を軽減できます。
2.行き詰まりを回避できる
仕事をしていない専業主婦の場合、受験を主にサポートする立場として1日中、中学受験のことを考えてストレスが溜まってしまう方も多いようです。
一方、仕事をしている共働きの場合には、仕事をしている最中は仕事に集中でき、気分転換になります。
子どもは、特に母親のストレスを敏感にキャッチすると言われています。
共働き家庭では、仕事と受験サポートの切り替えがあることにより、受験のストレスを上手く解消できるようになります。
3.効率的に考えるようになる
共働きの場合には時間に制限が多い分、効率的な行動を取るようになります。
受験に使用するテキストを1教科1冊に絞る、この単元は苦手なので先に取り組むなど、取捨選択したり優先付けたりして、受験本番までの時間を効果的に使えるよう考えます。
時間があると、あれもこれもと取り入れて中途半端になったり、無駄な費用がかさんだりしてしまう恐れもあります。
時間が限られていることをデメリットでなく、メリットと捉えて効果的な戦略を考えるようにしましょう。
4.心の成長に繋がる
子ども側のメリットとしては、人生にプラスとなる心の成長に繋がります。
中学受験では、成績が伸びないなど、壁にぶつかることも多く経験します。
そんな時でも諦めることなく、考えたり、乗り越えたりすることで、子どもは小さいながらも「自分はやればできる」という強い心を持った子に成長していきます。
万が一、受験に受からなかった場合でも、努力した過程や悔しい気持ちは、必ず将来に生きてくる力となります。
共働きでもできるサポートは?
共働き家庭ができるサポートは、主に以下の3点です。
1.基本的生活習慣の管理
中学受験における基本的生活習慣では、「睡眠」「食事」「運動」の3つに気を付けるようにします。
睡眠
睡眠では、睡眠時間が短くなりすぎないように、起きる時間と寝る時間をお子さんと一緒に決めるようにしましょう。
受験勉強を始めると、一日のノルマを達成するまでは起きていたり、塾のある日は寝る時間が遅くなったりしがちです。
睡眠時間が削られると日中に頭がボーっとしてしまい、脳がよく働くと言われている午前中を無駄に過ごしてしまうことにもなります。
受験本番を意識する点からも、日ごろから十分な睡眠時間が確保できるように配慮してあげましょう。
食事
食事では、3食規則正しく栄養のバランスを意識した内容を心がけましょう。
栄養バランスの良い食事を摂ることで、脳の記憶力や集中力がアップします。
また、体調を整えたり、気分転換をしたりする観点からも、栄養バランスの良い食事が必要です。
共働きの場合には、3食きっちり作ることが難しい場合もあると思います。
その場合には、お惣菜や宅配なども上手く利用しながら、受験勉強の効果を高められるような食事作りをしていきましょう。
運動
受験勉強中は運動不足になりがちなので、軽めの休憩時間におこなうようにします。
勉強で椅子に座っている時間が長く、同じ姿勢のままでいると、体力や集中力も落ちてきてしまいます。
ストレス発散も兼ねて、休日に軽めの運動を親子で一緒に行うのも良いでしょう。
2.精神面の支援
受験には、学習のサポートと同じくらい精神面のサポートが不可欠です。
特に、中学の受験勉強をする年頃の小さな子にとっては、モチベーションを保つことは容易ではありません。
親が子どもの勉強内容や学習理解度を把握しつつ、適切な接し方で子どもをサポートしてあげることが大切です。
子どもの気持ちを汲み取って接することは、子どもに安心感とやる気を与え、受験勉強のモチベーションを保つことに繋がります。
3.学習面の支援
共働き家庭の場合、塾や家庭教師を上手に活用することをおすすめします。
仕事をしている分、多くの時間を取られてしまい、子どもの勉強を十分に見てあげらないことも多いと思います。
中学受験は、大人が子どもと二人三脚で伴走してあげることが不可欠です。したがって、両親が対応できない分は、塾や家庭教師など、受験のプロの力を借りることも効果的です。
共働きの経済的な有利さを利用して、子どもの学習を受験のプロと一緒にサポートする方法が、共働き家庭に有効な学習支援策と言えるでしょう。
父親も積極的にサポートしよう!
共働き家庭の場合、専業主婦家庭とは違って、受験のすべてを母親一人に任せることは不可能です。
子どもの塾の送り迎えや、ストレス発散の運動に付き合ってあげるなど、父親にできることは積極的に行うようにしましょう。
また、受験や仕事に対する悩みを夫婦で共有し、母親の精神面をサポートしてあげることも大切です。
受験は団体戦とも言われるほど、本人以外のサポートが重要になります。
父親、母親それぞれの良さを生かしながら、受験をサポートしていきましょう。
試験当日は休暇を取るべき?
志願する学校によっては、保護者同伴の面接がある学校もあります。
その場合には、時間的な制約もかなり出てくるため、試験当日は休暇を取ることをおすすめします。
反対に試験会場に子どもを送迎するだけの場合には、試験の時間にもよりますが、必ずしも休暇を取る必要はありません。
ただし、試験当日はお子さんも不安な気持ちが強いはずですので、親御さんが時間的に余裕を持って接してあげる方が、お子さんも安心して試験に臨めるでしょう。
もし、融通が利くようであれば、試験当日は休暇を取って受験を見守ってあげましょう。
中学受験対策はオンライン家庭教師に任せよう!
共働きでもできるサポートとして、学習面の支援をプロの力を借りることをご紹介しました。
その中でも、共働き家庭に特におすすめなのが、オンライン家庭教師で中学受験対策を行う方法です。
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今回は、中学受験に定評のあるオンライン家庭教師をご紹介します。
千明 公司オンライン家庭教師
早稲田大学政治経済学部を卒業後、家庭教師として小学生・中学生を主に指導しています。
受験指導で多数の合格実績を残しています。
まとめ
今回は、中学受験を共働きでする場合のサポートについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
中学受験を共働きでする場合には、基本的生活習慣・精神面・学習面のサポートにおいて、共働き家庭に合った関わり方が重要になります。
共働き家庭が限られた時間の中で、効率的に受験対策をしていくためには、オンライン家庭教師を利用する方法が、非常に効果的です。
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