数学検定・算数検定のメリットは?難易度や対策法まで深堀り解説!

数学検定・算数検定のメリットは?難易度や対策法まで深堀り解説!

英語の実用的な技能を測る「実用英語技能検定」(英検)や、漢字の読み書き能力を証明する「日本漢字能力検定」(漢検)と同じように、算数・数学の能力を測るための「算数検定・数学検定」(数検)があるのをご存知でしょうか。

数学検定・算数検定は正式には実用数学技能検定という名称で、級数によって数学検定と算数検定という名称に分かれています。
これは筆者の肌感のお話にはなりますが、英検や漢検と比較して数検は知名度が低めな印象があります。
ですが、確かに実際には英検や漢検ほど認知されてはいないかもしれませんが、実は第1回目の1992年におよそ5,000人が受検したことからスタートし、2015年度以降には毎年およそ35万人が受検が受験しています。
2022年現在では、累計受検者数700万人を突破するほどの検定となっています。

今回の記事ではそんな数学検定・算数検定にフォーカスして、メリットや各級数の難易度、効果的な勉強法について詳しくお話していければなと思います。

数学検定・算数検定とは?


数学検定・算数検定は、正式には実用数学技能検定と言う名称で、文部科学省によって後援されており、11級~1級に分かれています。
正確には幼児向けのかず・かたち検定というものも存在しますが、今秋の記事では数学検定と算数検定についてフォーカスしてお話していきたいと思います。
一般に、11級~6級は「算数」の学習範囲が出題されるため算数検定、5級~1級は「数学」の範囲のため数学検定として位置づけられています。
数学検定・算数検定は入試優遇や単位認定を始めとして多くのメリットがあります。
もちろん、就職にも有利に働き、SPI試験対策にも繋がります。
また、完全記述式の検定である点も特徴です。

数学検定・算数検定は生涯学習として幼児から90歳代の方まで、幅広い年齢層が受験しています。
また、数学は唯一の世界の共通言語として海外でも高い評価をされています。

各級のレベルと出題範囲


前述したとおり、実用数学技能検定は大きく分けて11級~6級の算数検定と、5級~1級の数学検定に分かれます。
各級参考のレベルというものが明確に設定されているため、まずは自分がどのレベル、級の修得を目指すのかを決める必要があります。
そこで、ここからは実際に各級のレベルを確認していくことにしましょう。

算数検定(11級~6級)


まずは算数検定から確認していきましょう。
算数検定の各級のレベルと目安となる学年は以下のようになっています。

  • 11級…小学校1年生程度(時計の見方・前後左右の理解・個数や順番)
  • 10級…小学校2年生程度(足し算・引き算・掛け算・割り算)
  • 9級…小学校3年生程度(整数の表し方・2桁の掛け算・時刻の計算)
  • 8級…小学校4年生程度(少数の計算・長方形の面積・角の大きさ・折れ線グラフ)
  • 7級…小学校5年生程度(約数・倍数・四角形の面積・円周の長さ)
  • 6級…小学校6年生程度(四則計算・円の面積・縮図・単位)

基本的には級が1つ上がる毎に学年が1つ上がるといったレベル感です。

数学検定(5級~1級)


次は数学検定について確認していきましょう。
数学検定の各級のレベルと目安となる学年は以下のようになっています。

  • 5級…中学校1年生程度(正の数負の数・空間図形・弧の長さと面積)
  • 4級…中学校2年生程度(四則計算・連立方程式・一次関数・確率の基礎)
  • 3級…中学校3年生程度(平方根・因数分解・二次方程式・体積比)
  • 2級…高校1年生程度(式と証明・関数・ベクトル・方程式の解)
  • 準1級…高校3年生程度(極限・関数・微分法)
  • 1級…大学程度・一般(解析系・線形代数・確率統計)

こちらも基本的には級が1つ上がる毎に学年が1つ上がるというレベル感です。

数学検定では一次試験と二次試験が執り行われます。
一次試験では計算技能検定、二次試験では数理技能検定が課されます。

数学検定・算数検定に合格するために?


では実際に、数学検定・算数検定の受験を考えたときにどの様な対策、勉強法を選択すればいいのでしょうか?
具体的には…

  • 何級から受け始めるのが良い?
  • 特別な対策は必要?
  • 効果的な勉強法はある?
  • なにか出題傾向などに特色はあるの?
  • 学年別で目標とする級数は?

など、いざ合格を目指すにあたってまだまだわからないことが多いことかと思います。
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数学検定・算数検定のメリット


数学検定・算数検定は正直就職や転職にはそこまで大きなメリットはありません。
ですが、リクルート社が提供する筆記試験であるSPI試験の対策としてはかなり有用であると言われています。
さらに、学生にとっては数学検定・算数検定は直接的に、大きなメリットとなります。
なんと数学検定や算数検定の結果で入試優遇が受けられる高校・中学校は全国に750校以上もあります。
公立校、私立校など様々で、推薦入試はもちろんですが、一般入試でも評価対象となります。
参考程度に評価する学校もあれば、明確に内申点に加点や優遇すると公表されている学校など様々です。

さらに大学や専門学校でも、全国で500校以上もの学校が優遇の対象として数学検定を定めています。
大学の場合は私立の大学がほとんどにはなりますが、一部国公立の大学でも優遇の対象となっています。
主に推薦融資やAO入試の際に優遇の対象となるケースが多いです。

また、一定の級の取得者に対して、単位認定制度を導入している大学、高校、高専などが全国で350校以上も存在します。
さらに、数学検定で1級・準1級・2級に合格していると、高等学校卒業認定試験の数学の試験が免除されます。
数学検定・算数検定は民間試験という位置づけながら、入試はもちろん卒業認定試験の国家試験にも使える公共性が高い民間資格と言えます。

ここまででも数学検定・算数検定に多くのメリットが有ることが伝わったかと思いますが、ここからはもう少し具体的にメリットについてここからは見ていきたいと思います。

「考える力」が身につく


まず1つ目のメリットは考える力が身につくということです。
数学検定は完全記述式のテストであるため、数学検定・算数検定に対策をしている課程で問題をじっっくりと「考える力」が養われます。
これからの中学入試・高校入試・大学入試で必要とされる論理的な思考力や論理構成力が身につくため、数学検定に挑戦することは大きなメリットとなります。

入試で有利になる


前述したとおり、中学・高校・専門学校・短大・大学などの一般入試や推薦入試で数学検定・算数検定取得者が優遇される制度があります。
優遇措置のありかたは学校によって様々です。
一例としてですが、たとえば、埼玉県立川口高等学校では、数学検定3級以上の取得者に対し、一般入試で調査書の「その他の項目の得点(20点)」で得点を付与されます。
また、東京都の工学院大学付属高等学校のサイエンスコースでは、準2級・2級・準1級以上を取得している受験者に対し、級に応じた加点をします。

学校によって様々ですが進学の際の大きなメリットとなることがおわかりただけたかと思います。

就職に有利になる


就活にも有利になる点もメリットと言えるでしょう。
数学検定2級以上を取得していれば、エントリーシートや履歴書に記載して自分の数学力を証明することができます。
ですが、前述したとおり、就活で取得している事自体が大きくメリットに直結することはなかなかないかも知れません、もしエントリーシートや履歴書に記載して優遇されるものを狙うのであれば、数学検定準1級以上の取得を目指しましょう。

ですが、就活生の多くが受験する適性検査のSPI試験の出題範囲は数学検定の3級や準2級と多くの共通部分があるためSPI試験の対策にとても有用です。
数学検定3級ではSPI試験の出題範囲と53%が、数学検定準2級では74%が共通していると言われています。

単位認定制度を利用できる


最後は単位認定制度を利用できるといった点です。
こちらも前述したように大学・高等専門学校・高校などで、一定の階級の数学検定取得者に特定の科目の単位取得を認める制度があります。

全国350以上の学校で導入されており、学校によってその内容はさまざまです。
たとえば、福岡県の常磐高校では3級以上の取得で評定が「+1」となり、高知県立宿毛工業高校では2級取得が卒業単位となっています。




では実際に、数学検定・算数検定の受験を考えたときにどの様な対策、勉強法を選択すればいいのでしょうか?
具体的には…

  • 何級から受け始めるのが良い?
  • 特別な対策は必要?
  • 効果的な勉強法はある?
  • なにか出題傾向などに特色はあるの?
  • 学年別で目標とする級数は?

など、いざ合格を目指すにあたってまだまだわからないことが多いことかと思います。
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目指す級毎に具体的な対策法や、頻出問題、出題傾向などを解説していますので、ぜひ合格の手助けにしていただけますと幸いです!

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最後に…


いかがでしたでしょうか。
今回は数学検定・算数検定について詳しく深堀りしてお話してきました。
数学検定や算数検定を取得することで沢山のメリットが得られるということが伝わったかと思います。
実際に英検や漢検など、他の試験にも言えることではありますが、持っていて損はないです、しかも学生の方であれば取得に向けた勉強の課程もマイナスにはならないのでぜひ取得を目指していただければと思います。
ぜひここまで記事を読んでくださった方には数学検定の取得を前向きに検討していただければ幸いです!