医学部入試の特徴
医師になるための勉強をする医学部は入試自体にも特徴があります。
医学部入試の特徴は以下の通りです。
- 全国で医学部設置の大学は82大学しかない
- 科目数が多い
- ハイレベルな受験でミスが許されない
- 試験のみでなく面接や小論文も行う
それぞれ詳しく確認していきましょう。
全国で医学部設置の大学は82大学しかない
2020年9月時点で日本の大学数は781大学です。
それに対して医学部を設置している大学は全国で82大学しかありません。
ちなみに82大学の内訳は以下の通りです。
- 国公立大学:50大学
- 準大学:1大学(防衛医科大)
- 私立大学:31大学
そもそも医学部の数自体が少ないので、医学部に合格するにはハイレベルな受験対策をする必要があります。
科目数が多い
医学部の入試は科目数が多いです。
ほとんどの医学部では以下の4科目の入試が行われます。
- 英語
- 数学ⅠA、ⅡB、Ⅲ
- 理科2科目(化学、物理、生物から選択)
そして国公立大学を受験するのであれば、共通テストで5教科9科目を受験しなければいけません。
受験科目数が多いので、医学部入試対策は計画性を持って行う必要があります。
ハイレベルな受験でミスが許されない
医学部受験は先ほども解説したように非常にハイレベルです。
他の受験生のレベルも高いので、試験当日は少しのミスが命取りとなってしまいます。
試験のみではなく面接や小論文も行う
医学部は人の命を扱う医師になるための勉強を教える大学なので、入試でも受験生の人間性を確かめるために面接や小論文を実施しています。
ペーパー試験の勉強だけでなく、面接や小論文対策もする必要があるのも、医学部受験が過酷とされる理由のひとつです。
医学部に受かるための勉強法
国公立大学と私立大学では受験科目数が異なるので、医学部受験の対策方法も異なります。
国公立大学と私立大学で分けて医学部合格のための勉強法を確認していきましょう。
国公立大学の医学部受験対策
国公立大学では共通テストで足切りにならないように、共通テスト対策をしっかりしておく必要があります。
医学部を受験する場合は共通テストで5教科9科目を受験しなければなりません。
特定の苦手科目を作らず、共通テスト全体で85%以上得点するのを目指しましょう。
首都圏にある国公立大学の医学部や旧帝大の医学部では更に高い90%程度の正答率が求められます。
共通テストだけでも大変ですが、二次試験対策も疎かにしてはいけません。
国公立大学の医学部は偏差値65.0以上がボーダーラインとなっています。
予備校が主催している記述模試を受験した際は偏差値65以上を目指しましょう。
二次試験は各大学によって、試験傾向が異なるので志望校の赤本を解いて試験形式に慣れておくのも重要です。
医学部受験はハイレベルなので、難問対策に気を取られがちですが、共通テストや二次試験で確実に得点するために基礎固めをしっかり行いましょう。
私立大学の医学部受験対策
私立大学の医学部受験対策は、国公立大学よりも試験科目数が少ないので少し負担が少ないです。
その一方で私立大学の医学部入試は各大学で試験の傾向がはっきりと分かれやすいです。
- マーク式か記述式か
- 基礎問題が多いか応用問題が多いか
- スピード重視の試験か
志望校の過去問を解いて試験傾向をつかんでおく必要があります。
医学部受験はレベルが高く、勉強量も多く効率よく学習を進める必要があります。
効率よく医学部受験対策を進めたいのであれば、オンライン家庭教師がおすすめです。
受かるために必要な学力はどのくらい?
医学部受験は、多くの優秀な学生が試験を受けるのでレベルが高いです。
各大学によって必要な学力は異なりますが、国公立大学の場合、大手予備校の記述模試で65.0以上の偏差値を取れるくらいの学力が必要です。
首都圏にある大学や旧帝大の医学部を受験する場合は、67.5から70.0程度の偏差値が必要と考えておきましょう。
私立大学の医学部合格に必要な学力も、志望する大学によって異なります。
- 慶應義塾大学
- 順天堂大学
- 東京慈恵会医科大学
上記のようなレベルが高く人気の大学は、偏差値70.0以上程度の学力が必要です。
それ以外の私立大学でも偏差値65.0以上は欲しいです。
医学部合格を目指している方は、予備校が主催している模試を何度か受けて、ご自身のレベルを確かめておきましょう。
医学部にはオンライン家庭教師がオススメな理由
医学部合格を目指すのであれば、オンライン家庭教師を活用して勉強するのがおすすめです。
医学部受験にオンライン家庭教師がおすすめの理由は、以下の通り。
- オンライン家庭教師なら時間を有効活用できる
- 全国各地から志望大学やご自身の学力に合う家庭教師を探せる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
オンライン家庭教師なら時間を有効活用できる
医学部受験は受験科目数が多く、面接対策や小論文対策も行う必要があります。
試験自体もハイレベルなので、受験までの時間を無駄にせず効率よく受験勉強を進める必要があります。
オンライン家庭教師であれば、インターネット環境があれば自宅で授業が受けられます。
通塾に使う時間を節約できますし、オンライン授業なので授業時間の融通もしやすくおすすめです。
全国各地から志望大学やご自身の学力に合う家庭教師を探せる
オンライン家庭教師であれば、全国各地から家庭教師を探せます。
医学部受験のために、都市部にある医学部受験専門の予備校に通う必要はありません。
おすまいのエリアに医学部受験に特化した家庭教師がいない場合でも、オンライン家庭教師であれば、全国各地たくさんの家庭教師の中から自分に合う家庭教師を選べます。
自分に合う家庭教師を見つけられるので、受験勉強もよりいっそうはかどります。
まとめ
医学部受験はハイレベルな争いなので、受験までしっかりと計画を立てて効率よく学習を進めていく必要があります。
大学ごとに試験傾向も大きく異なるので、志望校を決めたら過去問対策をして試験傾向をつかんでおくのも重要です。
医学部合格を目指しているのであれば、より受験勉強の効率を高めるためにオンライン家庭教師を使って勉強するのがおすすめです。
オンライン家庭教師であれば、通塾の必要なく、全国各地から志望大学やご自身の学力に合う家庭教師を探せますよ。