海外在住でも日本語での教育は受けられる?
いきなりですが、海外在住の子供も、日本語教育を受けられるでしょうか?
答えはYESです。
現地で入学できる日本語学校は、次の2種類です。
1.日本語学校(全日制)
日本の学校と同じように、朝から夕方まで週5日通う学校です。
文部科学省に認定されていて、日本のカリキュラムに従って教育を受けられます。
また、日本の小学校・中学校の卒業資格が与えられます。
学齢期のお子さんにとっては、言葉が通じる環境で安心して教育を受けられますし、日本に帰国した際に、他のお子さんとの学力の差が生まれにくいというメリットがあります。
保護者の方にとっても、他の保護者の方とコミュニケーションが取りやすいと言えます。
日本人学校は、一般的に日本からの駐在員が多いところに設置されます。
そのため、通っている生徒はほとんどが駐在員の子供です。
1クラスの人数が少ない場合が多く、教師1人に対して生徒が10人程度だったりと、
質の高い教育を受けることができ、いわゆる「優等生」が育ちやすい傾向にあります。
デメリットは、日本語をメインに学ぶため、現地の言葉の習得が遅れる点です。
また、マイナーな地域にはそもそも存在しなかったり、費用が高額な傾向があります。
2.日本語補習校(週1~2回程度)
一般的に、週一日(土曜日だけ、など)のみ通い、あとは宿題というスタイルの学校です。
そのため、現地校やインターナショナルスクールと並行して通う必要があります。
日本と同じ教科書で学習できますが、日本の小学校・中学校の卒業資格は取得できません。
学習できる教科は、国語・算数がメインで、場合によっては理科・社会も可能です。
現地の言葉と日本語のどちらもしっかり学ぶことができますが、お子様にとっての負担が大きいというデメリットがあります。
また、日本語学校に比べて日本語に触れる機会が圧倒的に少ないという特徴があります。
そのため、ご家庭での読み聞かせや漢字の練習、宿題のサポートなどが必要です。
補足ですが、これらの日本語学校は、一般的な「日本語教育」を代表する教育機関です。
本来の日本語教育とは、日本語の習得を目的とした働きかけ全般を指しているため、ご家庭での家庭学習も含まれます。
いつから日本語の教育を受けるべき?
お子さんを日本語学校に通わせる場合、タイミングが難しいと思う方は多いでしょう。
まずは現地での生活に慣れることが一番、日本語学校は時期を見て…という方もいます。
ですが、結論から言いますと日本語学校に通わせるのは早ければ早いほどいいです。
なぜなら、タイミングを逃すと、同じクラス内での学習レベルに差が生じるからです。
例えば3年以上通学している生徒と、同じクラスになったらどうでしょうか?
もちろん、日本語の習得度が違うため、授業内容が変わってきます。
ハイレベルな授業についていけず、意欲を失くしてしまう生徒もいます。
そのような事態を避けるためにも、早めに入学するのがベストです。
海外から日本語の勉強をする方法
上述したように、日本語教育はご家庭でもできます。
地域によっては、日本語学校に通学できないケースもありますので、海外に移住する場合は、お子さんに合った学習法を押さえておくことが大切です。
通学以外の学習方法は、次の3つです。
1.通信教育
ベネッセ・チャレンジなど、日本には数多くの幼児・子供向けの通信教材があります。
大手メーカーであれば、海外でも受講できる場合が多いです。
海外の居住地まで直接送付してもらう場合と、ご実家経由で受け取る場合があります。
メリットは、教育情報をリサーチして作られた教材であり、子供のモチベーションが上がる教材に仕上がっていることと、学齢期前の幼児期からでも学習が始められることです。
デメリットとしては、海外受講だと受講料が高くなることと、保護者の方の学習サポートが必要になることです。
教材が届いてから、自発的に取り組むようになるには、習慣づけが必要です。
2.オンライン家庭教師
保護者の方が見守る必要がなく、専属の講師の指導を受けられる学習サービスです。
パソコンやスマホ、タブレットなどで、時間や曜日の制約がなく受講できます。
チャット形式や1コマ(60分など)と指導コースのバリエーションも魅力です。
海外受講でも割増料金などが発生しないため、長期間の受講でも安心です。
講師と日本語でコミュニケーションでき、習得度が早いと注目されています。
3.YouTubeやアニメなど
大人の外国人にも多いのが、アニメや漫画などで日本語を勉強する方法です。
YouTubeやアニメ、漫画はもちろん子供も好きなので、興味を引きやすいですよね。
インターリンクのVPNを使えば、日本の動画配信サービスも視聴・閲覧できます。
ただ、ただ見せて終わりにするのではなく「ストーリーテリング」することが大切です。
これは何かというと、話の主人公や展開、感想などをお子さんに話させることです。
好きなアニメや漫画のことであれば、お子さんも嫌がらず話してくれます。
アウトプットすることで、日本語の理解が深まる方法と言えるでしょう。
ただ、文法的な学習とまではならず、サブ的な位置づけの学習法です。
日本語の勉強ならオンライン家庭教師がオススメ!
上述したご家庭での学習法で、最もオススメなのがオンライン家庭教師です。
他者とのコミュニケーションが取れ、文法力も確実に向上する方法だからです。
海外子女向けに指導を行っているオンライン家庭教師はこちらからお探しいただけます。
まとめ
不安だった海外での「日本語教育」には、オンライン家庭教師がおすすめです。
ぜひ、マナリンクの講師陣と一緒に、日本語のスキルアップを目指しましょう!