学習障害のお子さんに合う勉強法とは?

学習障害のお子さんに合う勉強法とは?

「学習障害」はここ10数年でかなり認知されるようになってきました。

学習障害(Learning Disability。LDと略される)とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力のうち、特定のものに著しい困難を示す状態を指します。
2012年の文部科学省の調査では、「学習面で著しい困難を示す」児童生徒は全体の4.5%を占め、さらに実際に支援を受けている児童生徒はその約半数でしかないことが示されています。

勉強ができない、と困っているお子さんの中には、自分に合っていない勉強方法に苦しめられている人がいるのです。
勉強にお子さんを合わせるのではなく、お子さんに勉強方法を合わせていくことで、困り感を減らせます。
学習障害のお子さんに合った勉強方法を紹介しましょう。

学習障害とは?


学習障害のタイプ

知的発達にはまったく問題がないにもかかわらず、学習に関することにだけ困難を抱えるのが学習障害です。
学習障害には大きく分けて3つのタイプがありますが、いくつかの困難を同時に抱えるお子さんも少なくありません。

「読み」が苦手(読字障害)


教科書を非常にゆっくりとしか読めない、スラスラと読めずに途中で何度も止まる、読んで理解しても頭に入らないなど、読むことについての困難があります。

「書き」が苦手(書字障害)


丁寧に書いても読みづらい字になる、文字がマス目から大きくはみ出す、書き間違いが多いなど、書くことの困難です。
宿題の漢字練習をするのに時間がかかってへとへとになる、授業中にノートを記入するのが間に合わない、テスト用紙に書いた文字を読んでもらえないなど、書くことが評価に直結する学校教育の場面では、困ることが増えてきます。

「算数」が苦手(算数障害)


数字の大小がわからない、計算が苦手で時間がかかる、文章題を読んでも式を立てられないなど、算数の困難です。
算数障害のあるお子さんのうち、およそ半数が読字障害も抱えているといわれています。

学習障害はなぜ起こるの?


なぜ学習障害が起こるのか、まだ原因ははっきりとわかってはいません。
しかし、脳の機能に何らかの障害があるのではないかと考えられています。

たとえば、目の運動能力が弱く視線を動かすことが苦手だと、教科書を1行ずつ読むのが難しくなって、音読が苦手になる可能性があります。
また、見ているものの形を理解する力や、位置や方向を把握する力などが弱い場合にも、文字の読み書きや記号を理解することなどが難しくなります。
そのほかにも、物事を処理するために情報を一時的にたくわえておく「ワーキングメモリ」や、数量処理なども、学習障害に影響すると考えられます。
学習障害は、親のしつけやお子さん本人の努力不足のせいではありません
他の子どもたちと同じやり方で学ぶのが、お子さんに合っていないだけなのです。
 

オススメの勉強法について


絵を考えている人

学習障害の状態は一人ひとり違います。
お子さんがどこでどんなふうにつまずいているのかを理解することから、勉強のサポートが始まります。
たとえば、苦手な漢字の書き取りを泣きながら何時間かけてやっても、お子さんにとっては苦痛なだけで全く成果は得られません。
疲れ果て、学習することの意欲さえ失ってしまいます。
お子さんが具体的に何に困っているのかを見極めること、その困っていることをどのようにすればカバーできるか考えることが大切です。
専門機関で検査を受け、お子さんに合ったトレーニングをするのが最も確実な方法ですが、お子さんのそばにいる保護者や教師たちが学習障害について理解しているだけでも、お子さんの勉強のやり方を変えられます。

「読み」が苦手な場合


お子さんによっては、文字の見え方が他の人とは違っていて、ぼやけているように見えたり、反転して見えたり、歪んで見えたりしていることがあります。
隣の行を隠して、1行だけ見えるようにすれば読めるというお子さんもいます。
色つきのメガネをかけると改善する方もあります。
知らない言葉は文字としてとらえにくい、というお子さんの場合には、まず耳で聞いて言葉をたくさん知っておくとよいかもしれません。
読むのは苦手だけれども、学校で他の子どもたちが教科書を読み上げるのを聞いて、全部覚えてしまうというお子さんもいます。
そのようなお子さんが家で勉強するときには、保護者の方がそばで教科書を音読してあげることが大きな助けになるでしょう。

「書き」が苦手な場合


同じ漢字や英単語を何度も何度もノートに書くのは、書くのが苦手なお子さんにとってはとてもつらい作業です。
1回だけ、集中して丁寧な字を書ければOK、と決めると、安心して取り組めるお子さんがいます。
書きの練習をした直後にその漢字や英単語のテストを行って、「書けた!」という自信を持たせると、意欲をもって学習に取り組めるようになったお子さんもいます。

「花」という漢字は、カタカナの「サ」「イ」「ヒ」の3文字に分解できます。
「花がいたよ、(良い日)だな」のような文章を作り、口に出して言いながら書くと覚えられる、というお子さんもいるのです。
お子さんの状態をしっかりと見極めて、お子さんに合う方法を見つけてあげてください。

「算数」が苦手な場合


数の多少や大小を直感的に見分ける力が「ナンバーセンス」です。
ナンバーセンスは一般的には、就学前に自然に身についていることが多いのですが、算数障害のお子さんにはここに問題がある場合があります。
何度も繰り返して、多いと少ない、大きいと小さいの把握を練習すると、理解が進むようになるかもしれません。

間違えることに大きな抵抗感を持っているお子さんには、たとえば「1+2」「7+8」といった計算のフラッシュカードを使って、
考えるのではなく瞬時に答えが出るようにする」練習をします。
計算が「自動化」されることで自信をもって取り組めるようになっていきます。

便利な道具の力を借りよう


便利なデジタル機器を使えば、お子さんの学習の質を劇的に変えられます。
機器を使うのは、目の悪い人がメガネをかけ、歯の悪い人が差し歯や入れ歯を使うのとまったく同じです。
読むことは苦手でも、聞いて理解することが得意なお子さんなら、書いてある内容を読み上げてくれるアプリが学習を助けます。
書くことが苦手でもタイピングができるお子さんなら、パソコンやメモ機能のあるデバイスを使うのもオススメです。
タブレットで黒板の写真を撮る、音声入力を使う、といった方法もあります。

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まとめ


学習障害の認知度は少しずつ高まってきていますが、まだなお気づかれにくく理解されにくい障害です。
それでも、お子さんの困り感に気づいた時点から、お子さんの勉強方法を工夫すれば、お子さんの将来を変えられます。
知識と経験の豊富なオンライン家庭教師の手を借りて、お子さんの今を、そして将来を明るくしてみませんか?]

参考資料:
1.通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について 文部科学省 平成24年12月
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/10/1328729_01.pdf
2.うちの子は字が書けない 千葉リョウコ ポプラ社 2017年発行
3.宿題なんかこわくない 塚本章人 かもがわ出版 2014年発行
4.LD(学習障害)のすべてがわかる本 上野一彦 講談社 2007年発行