独学で医学部を受験することのをおすすめしない理由

独学で医学部を受験することのをおすすめしない理由

医学部受験を独学で乗り切るのは非常に難しいと言われています。

独学で大学受験をするということ

家庭教師や塾、予備校に通っていれば、身近に医学部受験に精通したプロの先生がいます。そのため、自ら調べなくても医学部受験の傾向を知ることができ、合格に向けて正しい勉強法を過去の経験から教えてもらえます。一方、独学で大学受験を行う場合は、参考書やネットの情報、学校案内のパンフレット等で最新の傾向を調べつつ、自分で勉強方法を管理していかなければなりません。
 
優秀な学生や社会人が受験する医学部において、独学で合格することは極めて大変です。その理由は合格者のセンター試験の平均点から知ることができますので、以下で紹介します


 


医学部に合格するためには、全科目で8割以上、旧帝大以上の医学部であれば合計得点が9割は必要です。2020年まで実施されていたセンター試験ではこれくらいの平均得点が求められており、共通テストでも同等の実力が求められます。
 
最近では、二次試験で実力試験と面接を実施している医学部が増えてきました。実力試験だけだと、合格ラインまで目指せなくもありませんが、面接対策を自分ひとりで行うことは困難なので、独学では医学部に合格できないことになります。
 

一番にすべきは徹底的に情報を集めること


面接は対人での練習や対策が必要になりますが、学科試験の成績を独学で上げることは不可能ではありません。大学入試を独学で乗り切るために一番大切なことは、情報を徹底的に集めることです。
 
まずは自分自身の情報を知るところから始めましょう。現役生や浪人生の場合、受験に専念できますが、社会人の方が受験する際には受験対策にどれくらい時間が使えるのか把握しておくべきです。またどれくらいお金を使えるのか、得意科目と不得意科目を知って、今後どちらを伸ばしていくべきなのかなどの自己分析を行いましょう。
 
再受験や編入を考えている社会人の方は新しくはじまった共通テストの形式を知り、志望校の選定や科目、得点率はどのくらい必要かを具体的に把握するなどゴールを調べましょう。
 
これらの情報は予備校や家庭教師に教わっていれば、職員の方や先生が常に受験情報を取得しているので知ることができますが、独学の場合は自分で情報を集める必要があります。スマホの普及で昔に比べて情報収集が楽になったものの、ネットにある情報が正しい情報なのか見極める力も必要です。そのため各大学の入試要項や大学入試センターなど一次情報を参照するようにしましょう。
大学入試センターホームページ
 

学習方法について


独学では先生が授業をしてくれないので、自ら勉強の知識をアップデートしたり取り入れる必要があります。そこで重要になるのが参考書です。始めはどの参考書を選んだら良いのかわからないと思いますので、これまでの受験生が勉強してきた中で評価の高い名参考書から使用してみるのもいいでしょう。
 
ただ、歴代の先輩にとって使い勝手が良くても、自分が使ってみると意外と使いにくいこともあります。参考書を使う目的は「自分の実力を伸ばすこと」なので、他の参考書も使用してみて自分に合った参考書を見つけて、使い込むようにしましょう。
 
また、仮に東京大学の医学部を志望校とします。センター試験の得点率が3割程度の時に、東京大学の医学部専用の参考書を選んで勉強しても理解ができず、途中で投げ出してしまうかも知れません。勉強の成績は一気に伸びるわけではなく、着実にステップアップするものなので、現時点での実力にあった参考書を選ぶようにしましょう。
 
どの参考書を選んだら良いのか全くわからない人に向けて、おすすめの参考書を紹介します。


予備校か家庭教師か


先ほど紹介したように、優秀な受験生が多い医学部を独学で突破するのはかなり難しいです。そのためほとんどの受験生が予備校や家庭教師、人によっては併用していることもあります。
 
以下で予備校と家庭教師の特徴について紹介します。
 

医学部予備校について


医学部予備校のメリットについて、いくつか紹介します。
 

  • 医学部受験情報が豊富にある

医学部専門の予備校では、独学では入手しづらい情報やこれまでのノウハウが蓄積されています。たった1点の差で合格か不合格かが決まってしまう医学部では、情報力の差がそのまま合否に直結することも多々あるでしょう。
 
例えば、大学ごとの出題傾向や難易度、表立って公開していない二次試験(面接・小論文)や推薦入試の傾向など多くの情報を持っています。これらの情報は先生に聞けばすぐに分かりますが、独学では全て自分で調べる必要があります。
 

  • 医学部受験生との競争環境

医学部予備校に通う生徒は、ライバルでもあり仲間でもあります。ライバルがテストの成績が良かったり、長い時間勉強していると「自分も頑張らないと」と思い、学習時間が自然と増加します。
 
また自分がテストの点などで思った点が取れなくても仲間として励ましてくれたり、勉強方法を教えてくれたりもします。「予備校で出会った仲間のおかげで志望校に合格できました!」という声も少なくありません。
 

  • 面接対策の様子

医学部受験には面接や小論文などの二次試験を取り入れている大学が多く、対策が必須です。各大学によって面接や小論文で気をつけるポイントが違いますが、医学部予備校であれば圧倒的な情報量を駆使して、生徒一人ひとりにあった対策をしてくれます。
 

家庭教師について


続いて家庭教師のメリットについて、いくつか紹介します。
 

  • 通う必要がないので使える時間が増える

先生が自宅まで来てくれるので、通塾時間がかかりません。通塾に数十分かかっているのであれば、その時間を勉強時間に割いたほうが効率的です。また車で送り迎えをする予定のご家庭でもその時間が浮くので、別のこと(栄養バランスの整ったご飯を作るなど)でお子さんのサポートをできます。
 

  • マンツーマン指導により専用の学習計画で学べる

マンツーマンの授業の場合、疑問に思うことがあれば即座に質問ができるため、「授業の進みが早くて理解が追いつかない」という状況になりません。自分の理解度に合わせて、苦手なところを克服するための学習計画が立てられることも、家庭教師のメリットです。
 

  • オンライン家庭教師という選択肢が増えてきている

最近では感染症対策のため、学校教育でも遠隔で授業を行うことが増えています。その流れで通常の家庭教師よりも、オンライン家庭教師が選択されることも多くなりました。オンライン家庭教師は上記の家庭教師のメリットはそのままで、交通費を支払う必要がないので従来の家庭教師よりも料金を抑えることができます。オンライン家庭教師であれば料金を安く効率的に成績の向上が見込めます。
 

医学部受験するにあたって


優秀な受験生が多くいる医学部で合格を勝ち取るためには、医学部受験のプロにコツや対策方法を聞ける環境を作ることが大切です。勉強時間が同じ1時間でも、医学部の対策をした1時間と医学部受験にはあまり関係ない内容の1時間だと当然前者のほうが合格率は高くなります。
 
医学部予備校には、歴代の先輩方が積み上げてきたノウハウやサポートが蓄積されています。予備校に在籍していれば、ある程度の情報は自然と集まってきますが、結局は自分が欲しいと思った情報は自分で集めることが大事です。
 
これは受験だけを見据えた話ではなく、大学入学後、また社会人になったときにも必要になる能力ですので、今のうちから鍛えておきましょう。
 

まとめ


医学部の合格を勝ち取りたいのであれば、面接対策も必要となるので独学では限界があります。医学部予備校に通うことで、情報を効率的に仕入れることができ、同じ医学部を目指す受験生と切磋琢磨して成績の向上を目指しましょう。
 
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