中学生の成績が上がらないたった 1 つの理由

中学生の成績が上がらないたった 1 つの理由

中学生のお子さんを持つ家庭にとって、お子さんの成績が上がらないことは、大変な悩みです。親御さんにしたら、お子さんに「少しでも良い高校に入って質の良い教育を受けて欲しい」と考えるのは自然なことですし、お子さん自身も、「自分の成績が上がらないのは何故なんだろう」と悩んでいるはずです。そんな状況でも、ほとんどの場合、お子さん自身は、可能な限り頑張っています。ただ、頑張り方を間違えているだけなんです。中学校に入ると、小学校の時までとは、あらゆる面で変わってきます。小学校までと同じようなやり方では、勉強が追いつきません。この記事では、そんな悩みを抱えている方々に、何故中学生のお子さんの成績が上がらないのか、お子さんの成績を上げるためには、どうしたら良いのかなどを紹介していきます。

中学生の成績が上がらないたった 1 つの理由 




中学校になると、小学校の時とは異なり、中間テストや期末テストなどが始まるようになります。中学受験を視野に入れていない限り、小学校の時にはあまり気にしないで済んだ学校の成績を気にしなければならなくなってきます。
現在では、9割以上の中学生が、卒業後に高校に進学し、中学の成績が良ければ、学校推薦などをもらえたり、教育の質が高い、より良い高校に合格したりすることができます。教育の質が高い、より良い高校に進学できれば、大学もお子さんが希望している大学に合格しやすくなります。

過半数のお子さんが高校卒業後は大学に進学するという事情も考えると、中学校での成績は大変重要であるということがわかります。

それでは、中学生のお子さんの成績が上がらないのは何故なのでしょうか?


それは、シンプルに勉強習慣がきちんとついていないからです。


ベネッセの小学校4年生から中学校3年生までのお子さんを無作為に抽出しておこなった調査によると、家で毎日コツコツと勉強すると答えたお子さんは、小学生で67.4%、中学生になると、49.5%でした。また、親から言われなくても自主的に勉強すると答えたお子さんは、小学生で65.3%、中学生になると、58.1%でした。
参考元:小・中学生の学びに関する調査|ベネッセ研究所

つまり、約過半数のお子さんは、家庭での勉強習慣が身についていないことになります。
さらに、中学生のお子さんで、勉強は、テストの直前だけすると答えたお子さんは44.1%、にのぼり、予習をしてから授業を受けると答えたお子さんは、39.0%だけでした。つまり、過半数のお子さんは、普段、家庭では勉強していないということになります。この結果も約過半数のお子さんは、家庭での勉強習慣が身についていないということを裏付けています。
これでは、とても勉強時間は足りませんし、成績も上がりません。かといって、無理やり勉強するように圧力をかけても、お子さんが勉強嫌いになるだけの可能性が高いです。
また、家庭で勉強する習慣が身についていても時間が短かったり、やり方を間違えていたりすれば効果はありません。

勉強時間は成績と関連があるのか 


それでは、お子さんの成績と勉強時間は関連するのでしょうか?
岐阜大学が中学生の学習時間と学力の関連について研究した論文を紹介しながら成績と勉強時間の関連について考えていきます。

研究の結果では

  • 家での勉強時間が0分のケースは12人
  • 1-60分未満のケースが208人
  • 60-120分未満のケースが310人
  • 120-180分未満のケースが299人
  • 180分以上のケースが219人

0分のケースを除いてあとはほぼ同じくらいの人数でした。

この5つの群で、全国学力・学習状況調査の結果の国語A,国語B,数学A,数学B,およひ゛理科 の総合得点を総合学力として分析したところ、家での勉強時間が

  • 0分のケースでは平均が49.00点
  • 1-60分未満のケースでは平均78.76点
  • 60-120分未満のケースでは平均80.69点
  • 120-180分未満のケースでは平均83.72点
  • 180分以上のケースでは平均86.26点

と明らかに勉強時間が長いほど良い点数が取れていました。

つまり、明らかに勉強時間とテストの点数は相互関係にあります。また、家での勉強時間が0分の生徒では、著しくテストの点数が低い状態でした。
この調査では、自分で計画を立てて自主的に勉強をしているかどうかでも、全くしていない群とあまりしていない、どちらかといえばしている、しているの4群に分けて分析しています。
その結果、全くしていない群97人の点数の平均は75.77だったのに対し、あまりしていない326人では平均の点数が80.47、どちらかとしている411人では平均の点数が83.27、している214人では平均の点数が84.57で、この分析結果からも、家での勉強時間が長いほど成績が良いという結果が出ています。

これは、家での学習時間には、努力の指標としての側面があることが関係していると指摘されています。
他にも、家での勉強時間が長いということは、家での勉強習慣がきちんと身についていることを示しているということも考えられます。もっといえば、家での勉強時間が長いということは、お子さんに勉強に対してやる気があることを示していると考えられます。
もっとも、いくら家での勉強時間が長いほど成績が良いと言っても、ただ闇雲に長く勉強すれば良いというものではなく、睡眠や食事、学校、部活動などの時間も必要なのはいうまでもありません。これらの時間まで削って勉強時間を作ることは、お子さんの健康や精神に大きな影響を及ぼすことになりかねません。

勉強の質の重要性 


前項で、家での勉強時間が長いほど成績が良いと述べてきましたが、成績に影響するのは、家での勉強時間の長さだけではありません。どのように勉強しているのかということも、とても重要です。そのことを示す、ベネッセの教育研究所が行なった興味深い調査の結果がありますので紹介します
参考元:小中学生の学びに関する実態調査 速報版(2014)|ベネッセ総合教育研究所

ベネッセ教育研究所のこの調査では、まず、成績上位層、中位層、下位層の3群にわけ、それぞれの家での勉強時間の平均を出しました。
この結果は前述した調査の結果と同じだったのですが、勉強時間の差が平均で20~30分しかないことに注目し、成績上位だけれども家での勉強時間が平均より短い層と、成績下位だけれども家での勉強時間が平均より長い層に分けて、勉強方法について調査しました。

この調査の勉強方法は、まず勉強方法を、プランニング・モニタリング・調整・意味理解の4つの方略に分け、プランニングとして何から勉強したら良いか戦略を立てる・目標を決めて勉強する・計画を立てて勉強するの3つに分類。
モニタリングとして、何がわかっていないのか確かめながら勉強する・重要なところはどこかを考えて勉強する・問題を解いた後に丸つけをするの3つに分類。
調整として、テストで間違えた問題をやり直す・勉強の計画がうなく進んでいなければ見直すの2つに分類。
意味理解として、丸付けをした後に解き方や考え方を確かめる・問題を解いた後に他の解き方がないか見直すの2つにそれぞれ細分化してそれぞれを分析しています。

その結果、全ての項目で成績上位だけれども家での勉強時間が平均より短い層が、成績下位だけれども家での勉強時間が平均より長い層の結果を上回っていました。その中でも、何がわかっていないのか確かめながら勉強するでは20%、丸付けをした後に解き方や考え方を確かめるでは21.4%、問題を解いた後に他の解き方がないか見直すでは19.2%も成績上位だけれども、家での勉強時間が平均より短い層が、成績下位だけれども、家での勉強時間が平均より長い層の結果を上回っていました。

この結果は、家での勉強時間だけではなく、どのような質の勉強をしているかによっても成績が大きく左右されるということを表しています。
つまり、お子さんの成績が伸びるには、家での勉強時間だけではなく勉強の質も重要なのです。

勉強習慣の重要性


ここまでに述べてきた、岐阜大学とベネッセ研究所の調査結果からは、家での勉強時間が長く、勉強の質が良ければ成績も伸びていくということがわかります。そのためには、家での勉強習慣を身につけた上で、質の良い勉強をする必要があります。
成績が伸びるためには、この2つがとても重要なのですが、高校生になると、中学生より、さらに難しい勉強をするようになり、この「家での勉強習慣を身につけた上で、質の良い勉強をする」ということができているかどうかで、ますます成績に差が出ることになります。まだ、高校生ほどには差が出ていない中学生の時に、これらをきちんと身につけているかどうかで、将来の進路が変わると言っても過言ではありません。これらのことを中学生の時に身につけていれば、良い高校に入って、質の高い教育を受けることができ、大学も希望する学部や学科に入ることができます。そうすれば、将来、お子さんが就きたい職業に就くことができやすくなります。

お子さんが無理なく勉強習慣を身につけるには 




それでは、お子さんが無理なくこれらの習慣を身につけるには、どうしたら良いのでしょうか?
勉強習慣を、お子さんの努力のみで身につけるのは、大変難しいものがあります。そもそも簡単に身につけることができるのであれば、最初から身についています。
学習計画を作ったり、勉強したくなるような環境を作ったりという、お子さんの学習管理をするのは、お子さんが小さいうちは両親だけでも可能かもしれません。しかし、お子さんが大きくなってくると、学校で学ぶ内容が、両親の世代とは大きく異なっていたり、内容自体が難しくなってきたりと両親による学習管理は難しくなってきます。
かと言って、一般的な集団指導塾ですと、今度は、家での勉強習慣が身についていないお子さんですと塾の勉強についていけなくなったりします。
ですので、お子さんに合った授業をしてくれる、家庭教師などのマンツーマンでの指導が一番効果的です。
数あるオンライン家庭教師サービスのなかでも、オンライン家庭教師のマナリンクは大学生のアルバイトはおらず、社会人の教えるプロが在籍しており、お子さんに合った家庭教師をリーズナブルに選択することができます。そのため、質の良い指導を受けることができて成績を伸ばすことができます。