物理をオンラインで指導する石川オンライン家庭教師にオンラインならではの取り組みや工夫している点についてインタビューしました!
オンライン指導ならではを追求する
ーー石川先生は普段物理の指導の中で心掛けている点などってありますか?
物理に限らずですが、対面指導のスタイルをそのままオンライン指導に持ち込むのではなく、対面指導の良い点を残しながら、プラスでオンライン指導の良さ、オンライン指導ならではを追求しています。
ーーならでは?とは例えばどういったものでしょうか?
物理の指導でいうと、やっぱり実験とかありますよね。学校の授業でもやる生徒さんが多いと思うのですが、それだと1度きりで終わってしまいます。私の場合はyoutubeなどにある物理の実験動画を用いながら指導などは行いますね。
ーーなるほど、動画だと分かりやすいですね!
そうですね、もちろんyoutubeにはたくさんの実験動画がありますが生徒さんにとってはどれを参考にしていいか分かりませんので私の方でピックアップしながら生徒さんがイメージしやすいように同じ動画を授業内に一緒に見るなどもします。
物理はイメージしづらいものが多いですよね。例えば波動、波が伝わって壁に反射してかえってくるなど口頭だと分からない点もあるので、そのあたりはお互いにPCやタブレットを利用しながら出来る点のメリットかと思います。
自作したパワーポイント資料でより理解しやすく
先程の続きで現象をイメージしてもらいやすいといった点でいうと、私は教材などは自作しています。
ーー自作!凄いですね。
(石川先生の教材。アニメーションで動くため生徒さんが分かりやすく理解できます)
オンライン指導の場合は実際にこのスライドを生徒さんと私で同じ画面を見ながら指導を行います。静止画ではなく動かせるので理解もしやすいですね。
またこのスライドなどに文字なども、もちろん書き込むことが出来ますね。
ーーなるほど、これは通常の塾だったり家庭教師だと出来ないですね。
物理に関して言うと、現象の動きだったりイメージをしっかり頭の中に残すことが重要なんですね。例えば黒板にその現象を先生が書いたとしても最後はいわゆる静止画として残りますよね?
ーー確かに・・・
そして、その静止画をもちろん生徒さんはノートに静止画として書きます。
つまりその現象の動きを本来は理解して残すべきなのですが最後には過程ではなく結論だけが残ってしまうので、いざ問題を解こうと思うと分からなくなったりするんですよね。
そういった意味ではオンライン指導の場合は、指導の合間もそれを動画として録画できますのでよりイメージしやすい、残りやすいと思います。
書画カメラで図を書く順番などをチェック
またこれは他の科目にもいえるかもしれませんが物理の場合は生徒さんの環境に書画カメラなどがあれば指導の幅や質はグンと上がりますね。※マナリンクでは500円/月で書画カメラのレンタルプランを行っております
ーー物理の場合だと生徒さんのどういった点を確認するんですか?
物体の図を書いて、どちらに力が働いているなどの矢印を生徒さんに書いてもらうのですが
やっぱり見ていると「なぜそちら向きに矢印を書くのかな?」と気づくことが出来ますね。
この過程を見ることが物理のオンライン指導でも重要で、完成した後の図を生徒さんに見せてもらっても、これはどういった思考・過程で書かれたのかまでは分からないんですよね。
物理の場合ですと、この図を書く順番が生徒さんの思考そのもの(組み立て方)に直結するのでここを確認することは大切ですね。
生徒さん自身に説明してもらう
ーー生徒さんが最終的に理解しているかどうかをオンラインで確認する場合はどのようにされていますか?
最終的には生徒さん自身に説明してもらいますね。
生徒さん自身が解いた答案を「上から順に説明してみて」といった感じです。
やっぱり少し曖昧な場合だと説明も曖昧になってきますので笑
最終チェックはやっぱり説明をしてもらうことですね。
例えば最近ですと滑車の問題をやっていた生徒さんがいたのですがベクトルを足し算するのか引き算するのかがパッと出てこなかったりする場合もあります。
うろ覚えだったり公式をただ暗記している場合だと「なぜこうなるのか?」を自分の口で説明出来なかったりしますのでそこで確認しながら随時次に進むようにしています。
たとえ、答えが正解だったとしても、暗記などで乗り越えない変化球の問題も出てきますのでしっかり原理原則を理解してもらうことが大切ですね。
ーーなるほど、デジタル教材ならではのオンライン指導とてもわかりやすかったです。石川先生、本日はありがとうございました!