中学生の地理・歴史・公民を対象に「生徒自身が授業をする」をテーマにした主体的な学習コースです。
このコースの一番の特徴は「主人公は生徒」である点です。
人が物事を一番覚えるのはどんなときでしょうか?
実は教わっているときではなく、自分が教えているときなんです。
従来の授業スタイルは教師が生徒に対して、一方的に教科書内容を説明して終わりでした。
しかし、これでは先生が一番賢くなって肝心の生徒は置いてけぼりで眠くなってしまいます。
このコースでは生徒であるあなたが教科書を読み、わからないところを調べて私に授業をします。
皆さんの授業を聞いて私が間違いを正したり、みなさんが疑問に感じたポイントを解説・議論します。
皆さんは授業準備の際に自分の興味関心に従って調べてきてくれれば良いですから「ぜったい」楽しいです。
もちろんわからない点などは授業中にサポートしますので心配はいりません。
テストで「徳川家康」とか固有名詞を書くだけの問題は答えられたけど、文章で解答する問題や年代順に並べ替える問題はぜんぜん分からないかった、なんて経験ありませんか?
これは社会を暗記科目として、太線になっている名前や問題集で答えた名前だけが記憶に残っているからです。
でも、人に説明する時って自然と「まずはこれを説明して、次は…」というように筋道を立てて話を組み立てようとしませんか?
これがまさに私の授業で目指しているところです。
私の授業ではみなさんが「授業」をするため、歴史の流れや地理の全体像が自然に頭に入っていきます。
ですから、これまで捨てていたテストの論述問題や年代問題が気づいたらスラスラ書けるようになっているのです。
またよくある悩みとして「テストが終わったらすっかり忘れていたから受験の時にはイチからやり直しになってしまう」ということがあります。
しかし、これは典型的な「単語学習」の結果です。
私の授業の中でみなさんが自分でやった授業や議論は強く記憶に「流れ」として定着します。
もちろん時間が空けば記憶は薄れますが、また演習をすればすぐに「ああ、こんな授業したなあ。先生とこんな話もしたなあ」と記憶が呼び戻されます。
もしかしたら「説明するばっかりで、テストで本当に点数が取れるの?」と疑問をお持ちになるかもしれません。
私の授業ではしっかり宿題でワークの演習をお願いするのでテスト対策も心配いりません。
今までは太字の人物や出来事を暗記してワークを埋めるだけだった演習も、自分で授業をするくらい詳しくなった後はびっくりするくらい「わかる」状態で解くことができます。
その状態でテストに臨めば点数はどうなるか。
もう言わずもがなですね。
かつて担当したクラス(当時は集団指導だったため、輪番で生徒が授業の発表会をしていました。)では軒並みグループの塾内で県内一位を達成していました。
生徒が口を揃えて言うのは「最初はどうしていいかわからなかったり、恥ずかしかった。だけど授業のために準備したり、調べたりしたことでビックリするくらい記憶に残ってた。」ということでした。
実際に「論述なんか書けない」といっていた生徒も授業をしていくうちにみるみる書けるようになりました。
結果的には中3のクラスは県内平均68点のテストでクラス平均89点を達成しました。
驚くべきは、その塾はクラス分けがなかったため勉強があまり得意でない生徒も含めてそれくらいの点数を獲ることができていたということです。
この「生徒が授業をする」学習法の正しさを確信した瞬間でした。
授業はZOOMやSkypeなどのオンラインツールを使って行います。
共通の教材をお手元にご用意いただき、私が解説や注釈を加えたり生徒が授業を行ったりします。
適宜インターネットの」史料画像や地理であれば地図や現地の様子などを参照していきます。
時期により、指導可能時間が異なりますので、まずはお問い合わせいただければと思います。
以下のことをお知らせいただきますとスムーズに進みます。
・生徒様の現在の学年、志望校、学力(模試偏差値、学校成績など)
・指導希望期間(冬休みで回数詰め込みなどの相談も可能です)