夏休みの不登校中3の子どもを勉強をやる気にさせる方法

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2022/8/4

元不登校のプロ 奈緒美です。


この記事は不登校の中学生のお子さんや、


勉強のやる気が出ないお子さんのために


役立つ内容ですので、参考にして下さいね。




夏休みに入っても、不登校の中学3年生のお子さんが


まったく勉強をする様子がないと、


イライラしてきませんか?




不登校の中学生にかけてはいけない言葉


特にお子さんが中3になると、



「もう中3の夏休みなのに、まだ勉強しないの?」



とお母さんの方が焦ってしまいますね。




つい、「勉強しなさい」とか



「勉強しないと高校受からないよ」と


言いたくなってしまうかもしれません。




でも、これらの言葉を



不登校になっている中学生に



言うのは逆効果です。



その理由は、


思春期の中学生はただでさえ、


親から命令されるのを


嫌がるからです。



あまり口うるさく勉強するように言うと、


親子関係が悪くなってしまいます。



不登校になっているお子さんは、


頑張って勉強したり学校に行くための


エネルギーが足りなくなっている事が多いです。




そういう子に対しては、子どもの様子を見ながら


「勉強について手助けが必要な時は手伝うよ」


と声掛けをしてあげる方が良いでしょう。




もし、不登校の中学生のお子さんが



元気でいるのに勉強をしないのであれば、



勉強をする事に何かメリットを感じさせないと



なかなかやる気にならないでしょう。





この勉強にメリットを感じさせる方法は大きく分けて2つあります。




勉強するメリットを親が見せるとやる気になる



一つ目は、長い目で見たメリットを子どもに伝える方法です。



親は子どもよりも人生経験が長く、


高校や大学、就職など


自分の体験を子どもに話すことが出来ます。




自分が勉強して良かったと思う事を話してあげると、



不登校になっている中学生のお子さんでも



人生の先輩の経験談として素直に聞いてくれる事があります。





子どもは親の事を良く見ていますので、



親が本当にちゃんと勉強して、



そのメリットを受け取っている姿を見せるのが



一番説得力があります。




もし学生時代にそんなに勉強してないという場合は、



これから資格試験や仕事のために



勉強する姿を見せるのも効果的です。





実際に、お母さんが仕事を始めようと



家で資格試験の勉強を始めたら、



不登校のお子さんが隣で勉強を始めたという



実例があります。





勉強したら楽しい事をしよう



2つめの方法は、



「勉強の後に楽しい事がある」という



目先の楽しみを作る方法です。




これは、大人である私たちも



普段やっているのではないでしょうか。




「この仕事を終えたら、大好きなスイーツを



食べようラブラブ



と思うと、仕事を頑張れたりしますよね。




子どもの勉強も同じです。




例えば、



夏休みの宿題を終えたら、




好きな事を思い切り楽しんだり、



好きな物を食べたり、



一緒に買い物に出かける




というのもいいですね。





ただし、この方法は注意が必要です。



これは「勉強したら○○をあげる」という条件にして、



エサで釣って勉強をさせるのとは違います。





条件にしてしまうと、子どもを条件で



親の思い通りにすることになってしまいます。




あくまでやる気の出ない子どもに、



「やる気を出す作戦」として提案して、



親子で楽しめるようにして下さいね。




どちらの方法も、



普段から子どもに口やかましく言ったり



干渉しすぎていると、



子どもは素直に聞いてくれません。





「勉強、勉強」と押し付けないようにして、



親子の関係を良くしておくことが



一番大切です。




この方法で、不登校の中学生にとって



遅れを挽回するチャンスを生かして



楽しい夏休みを過ごして下さいねヒマワリ


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