1999年早稲田大学法学部卒
子供の数が減り、大学入試の難度が低下したと広く耳にするようになりましたが、実際のところはどうなのでしょうか。『大学入試』とひとくくりにすると、その話は正しいのだと言えなくもありませんが、大学側が募集人員を減らしていることや浪人する生徒さんの数が減少したことなどを考えるとすべての大学に当てはまるわけではありません。
特に上位層の競争は激しく、浪人を避けて進学する生徒さんが一昔前に比べて増えているため、いわゆる難関大学のレベルそのものは変わっておらず、むしろ現状を考えると難化したとも言えるのではないでしょうか。
さらに、入試の形式が時代とともに変化しており、近年で一般的なのは情報化社会の世相を大きく反映して、大量の情報の中から効率的に必要な情報を見つけ出し、スピード感をもって処理していくという傾向です。
このような傾向が難関大学の英語の入試にどのように反映されているのかと言うと、長文読解の大問1題の長さ、つまり総語数に表れています。具体的には800語から1000語などといった相当の長さの英文が出題されることも当たり前になってきています。
制限時間内で効率よく解いていくためには速読(力)が欠かせないのはもちろんですが、ただ速く読めれば点数が取れるのかと言うと、実際に難関大学の問題に取り組んでみた生徒さんならばそんな単純な話ではないことは容易に分かるのではないでしょうか。
受験直前期の悩みは、「制限時間内には解き終えられるんだけど点数が今一つとれていない」あるいは「時間をかければ正解できるんだけど制限時間内に終わらない」のどちらかである可能性が高いと思いますが、解決法を相談しても「数多く問題に当たって慣れるしかない」という回答が多いのではないでしょうか。
「数多く問題に当たって慣れる」というのは王道の正しい回答であることは間違いありません。ただ、あと1ヶ月程度という限られた時間の中で何をしたらいいのかを受験生の視点で考えるのは難しいでしょう。
今までの数多くの成功事例から受験生の皆さんの現状をできるだけ正確に分析し、何をするのがベターなのかを提案し、最後の仕上げをサポートします。過去問をメイン教材にするのではなく、様々な教材から問題を抜粋します。なぜならこの時期にはすでに過去問に取り組んでいる生徒さんが多いからです。過去には10月の偏差値が60に届いていなかった生徒さんが早慶に合格したケースもありますが、その場合も過去問には生徒さん自身で取り組んでいました。
まだ諦めるのは早いです。入試が終わるまで諦めずに取り組み、目標を実現させましょう。
1999年早稲田大学法学部卒
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個別指導学習塾:17年 家庭教師:訪問指導22年、オンライン指導5年 合格実績:①大学受験 一橋大学、東北大学、東京工業大学、京都大学、横浜国立大学、横浜市立大学、東京都立大学、東京外国語大学、早稲田...
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