化学

[眠気・睡眠] 薬剤師が教える勉強とカフェインとの向き合い方

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2023/7/1

こんにちは!オンライン家庭教師の亀井です。


今回は勉強とカフェインとの向き合い方について語りたいと思います。


中高生は部活や遊びに塾に受験にずっと忙しいかと思います。

眠気で授業中や自習中に寝てしまったり、逆に夜は寝れなかったりと眠気・睡眠に関して悩んでいる生徒様も多いかと思います。


そんな中、眠気を覚ます成分でカフェインがあります。

コーヒーやエナジードリンク、お茶にも入ってます。

カフェインは接種してから20分後くらいから覚醒作用が発現します。

生徒様の中ではカフェインで眠気を飛ばし集中力を上げている方もいるかと思います。

しかし、注意点がいくつか存在します。

使い方を誤るとカフェイン依存症や不眠の原因になります。

うまく使えば有用な成分ですが今回は注意点を書いていきます。


①カフェイン依存症の可能性

カフェインは用法用量を誤ると依存症を発現します。

農林水産省のページでは、18歳までの子供や青少年は1日当たり体重1 kg当たり2.5 mgが適量と記載されていました。

体重50kgの場合1日の摂取量は125mgです。

例えば、定番の黒と緑のデザインでお馴染みの355ml缶のモンスターエナジーには、1本あたり142mgのカフェインが含まれています。

缶コーヒーは1本あたり100~150mg入っています。

1本飲んだらもうカフェインは摂っちゃだめです。

依存症になるとカフェインがないと身体がだるくなったり頭痛を起こしたりします。

カフェインが効きづらくもなります。

毎日飲むのもあまりよくないかもしれません。


②不眠の原因

カフェインは意外と持続時間が長く、30分~2時間でピークになりその後8時間とか持続します。

つまり、夜の睡眠に影響を出さないために朝と昼以外は飲んじゃダメです。

試験前の夜眠気を覚ますためエナジードリンクを飲んだりする生徒様もいらっしゃいますが、睡眠が浅くなり翌日のパフォーマンスに影響がでます。


②お金がかかる

モンスターエナジー355mlは現在230円です。

これを定期テストの為に2週間毎日飲むと3220円です。(あと砂糖がめちゃくちゃ入ってます。その分美味しいですが...)

コスパを求めるならエスタロンモカというカフェインの錠剤があります。

1錠あたり21円で100mgカフェインが入ってますが、これは絶対におすすめしません。

安くて簡単に服用出来るので依存症になる可能性が高いからです。


いかかでしたか?カフェインに関しては気をつけながら向き合っていきましょう。

毎朝コーヒー1杯を嗜むとか、テスト前の朝気合を入れるためにモンスターを飲むとかなら(利尿作用があるので注意して下さい)まだ良いのかなとは思います。


※もしカフェインも取ってなくて身体や頭が疲れ切っているのに寝れないという人は精神科を受診して睡眠導入剤などを処方してもらって下さい。(精神科医は当たり外れが激しいので気をつけて下さい....真に受けてはいけませんが意外とネットの口コミも役に立ったりします。)


他にも健康相談やメンタル面でのサポートも可能です。

英語理科数学化学を教えております。

ぜひ体験授業からでも受けてみて下さい!

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