真面目な受験生の悲劇③
2024/4/30
真面目な受験生の悲劇③
「この公式は、特に憶えなくても大丈夫。憶えることよりも理解して、自分で導くことが大事なんだ」と教師が言うと、「憶えなくても考えて出来ればそれで良いのだ」と思い込み、暗記(記憶)という作業から逃げてしまって、ひたすら理解だけでなんとかしようとする。
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⇒ この悲劇は非常に多い。
特に理数系教科では、暗記することを親の仇のように忌み嫌う人が多い。
たとえば 2×8 の計算について、考えてみて欲しい。
16 と憶えている人と、
2+2+2+2+2+2+2+2=16 と計算する人。
どちらが正確で速いだろうか。
受験とは他者との闘いである。
そして時間との闘いでもある。
速くて確実な答案作成に、暗記は欠かせないのである。
ぶっちゃけ、おぼえたもん勝ちなのだ。
理想を語るのは良いが、あくまでも「現実」を見据えたものにしないといけない。
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追記
念のために申し上げておきますが、特に理数系において「理解なき暗記」は御法度です。
しっかり理解した上で暗記せねばならない、ということは言うまでもないと思っています。
その点、御理解をお願いいたします。
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