青森山田高等学校｜青森県の通信制高校情報

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全国レベルの部活動が多く、スポーツの名門として知られる青森山田高等学校。全日制と併設して、「青森校」と「札幌校」の2校をもつ通信制課程があります。良心的な学費と「高校を卒業したいという本人の意志」を尊重した入学選考で、経済面や偏差値に関係なく誰でも入学できるのが特徴です。学年担任制で生徒一人ひとりの相談に応じてくれるので、学校生活の悩みを一人で抱え込む必要もありません。スクーリングは月に3～4回程度のため、学び直しを希望する社会人や主婦の方も多く通っています。

設置コース

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普通科（コース分けなし）

スクーリング回数：月3～4回

青森山田高校の通信制課程は普通科のみ。偏差値や難易度別にコースを分けたり、「週3日コース」のようにスクーリング回数を固定することはありません。
自宅でのレポート学習を主軸として、月3～4回のスクーリングのほか、定期的にレポート学習会を開いているので、分からないことがあれば相談できます。
担任の先生にお願いすれば、スクーリング以外の日にも登校して苦手分野を指導してもらうことも可能です。
自由に使える時間が多く、「高校を卒業したい」という意志を尊重してくれるので、若い人はもちろん社会人や学び直しをしたい30代、40代の方も通学しています。

校舎案内

青森校（本部校）

【所在地】青森市幸畑2丁目3－1　青森大学4号館2階
【アクセス】青森駅から市営バスで30分

本部校である「青森校」は、青森市幸畑に立地する青森大学のキャンパス内にあります。
大学の施設のため清潔感があり、広々とした教室で授業を受けられます。
「大学生に紛れて通うなんて目立ちそう…」と不安になるかもしれませんが、青森山田の通信制課程は服装自由なので、私服で通えばほとんど分かりませんよ。

なお、青森校の出願募集対象は青森、秋田、岩手の3県です。

札幌校

【所在地】札幌市豊平区旭町4丁目1-40　北海学園大学研究棟ビル地下1階
【アクセス】地下鉄東豊線「学園前」駅　3番出口直結

札幌校は北海道内で最も長い歴史をもつ私立大学、北海学園大学の豊平キャンパス内にあります。地下鉄の駅から直結で迎える好アクセスで、レポート提出にも便利です。
広大な敷地に白を基調としたオシャレで清潔感のある施設が整っているので、週1回のスクーリングも快適に通学することができそうですね。

なお、札幌校は北海道全域から生徒を募集しています。

学校の特長

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少ないスクーリングと豊富な学校行事

スクーリングは月に3・4回程度で、その他は自宅でのレポート学習が基本となります。
年間40日程度と考えると、勉学以外のことにたっぷりと時間を使えますよね。
週1日、半日授業を受けるだけなので、働いている人や病気療養中の人、育児中の人でも負担の少ない範囲で通えます。

一方で、スクーリングが少なすぎると周囲との人間関係が希薄になり、せっかく学校に通っているのに友達ができない…なんてもったいない事態も。
そこで青森山田では「少ない登校でも思い出作りに積極的に取り組んでほしい」と、豊富な学校行事を提供しています。
遠足から工場見学まで、幅広い年齢の生徒が在籍する通信制ならではのイベントが用意されているので、これを機に気が合う友達を見つけられそうですね。

学年担任制

青森山田高等学校通信制課程では3年間を修業年限として、学年担任制を採用しています。
個人の学習状況や学校での様子について、保護者へ適宜連絡してくれるので安心です。
勉強が苦手な生徒、複雑な事情があって悩んでいる生徒にも、一人ひとりに向き合って丁寧に面倒を見てくれます。
「せっかく登校したのに先生が忙しそうで質問できない」「勉強以外の話を相談しづらい」といったこともありません。
生徒の背景、年齢も関係なくしっかりサポートしてくれるので、確実に高校を卒業したい人におすすめです。

スポーツ選手や芸能人も輩出

スポーツに力を入れ、その名が広く知られている青森山田高校。通信制課程でも、多くのプロスポーツ選手や芸能人が卒業生として名を連ねています。

【青森山田高等学校出身の有名人】
・錦織圭さん（プロテニスプレーヤー）
・熊谷麻音さん（プロダーツプレイヤ―）
・小清水亜美さん（声優）
・西島隆弘さん（歌手、元AAA）
・畑山隆則さん（元プロボクサー）
・竹原慎二さん（元プロボクサー）

熊谷麻音さんはダーツの練習をしながら学校に通っており、在学中に理解のあるご友人とも出会えたそうです。
芸能活動を続けながら卒業した方も多く、青森山田のサポート力の高さがうかがえます。

入試方式

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新入学

【実施区域】
青森校：青森、秋田、岩手3県から募集
札幌校：北海道全域からの募集

【募集人員】青森校：120名、札幌校：90名
【出願期間】12月上旬～4月上旬
【選考方法】出願書類、面談、面接による選考

青森山田の選考では「学力試験」「入試」といった概念がありません。偏差値よりも「本人のやる気」「“高校を卒業したい”という意志」を重視しており、向上心があれば誰でも入学できます。

ただし「全生徒が気持ちよく学習、生活できるような環境を作るため、他人に迷惑をかけることが予想される場合は不合格にします」と学校側から発表されています。
面談のときには気を抜かず、他人を傷つけるような言葉選びはしないように心がけましょう。

編入学・転入学

【出願期間】各校へ随時問い合わせ
【選考方法】出願書類、面談、面接による選考

転入学はいつでも受け付けていますが、青森山田は「学年制」のため、時期によっては次年度の入学にズレることもあります。

【必要書類】
・入学願書
・受験料5,000円
・顔写真3枚
・成績単位取得証明書
・在学証明書（転入学）または在籍証明書（編入学）
・転学照会（転入学のみ）

上記の後半3つは、いずれも在学している（していた）高等学校長に発行してもらう必要があります。

入学時の費用

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合格が決まったら、通知後10日以内に必要書類と共に納入手続きを完了させる必要があります。
入学金は30,000円。その他の費用は、青森校と札幌校で異なります。

【青森校】
教育充実費 20,000円
諸経費 24,000円
（入学金含む合計：74,000円）

【札幌校】
教育充実費 26,000円
諸経費 24,000円
（入学金含む合計：80,000円）

後述しますが、国の就学支援金が全額支給された場合、これらの費用がそのまま年間の学費となります。

学費（授業料）について

授業料は青森校・札幌校どちらも1単位あたり5,760円。25単位履修した場合、年額は144,000円となります。
一般的な通信制高校は1単位あたりの授業料が8,000円～12,000円であることを考えると、青森山田の学費はかなり安く設定されていることが分かります。

また、国の「高等学校等就学支援金」制度を利用すれば、世帯年収に応じてさらに減額することも可能です。

【就学支援金の支給額】
世帯年収590万円未満 144,000円
〃590万円～910万円未満　118,800円
〃910万円以上 支給なし

卒業率 ・合格実績・進路実績など

北海道と東北3県の生徒が所属していることから、青森大学や札幌大学を中心に、東北地方や関東地方の学校や企業へ進む卒業生が多いようです。

【大学】
青森大学、青森公立大学、八戸工業大学、札幌大学、旭川大学、九州大学、創価大学、日本大学、京都芸術大学ほか

【短期大学、専門学校】
札幌大学女子短期大学部、青森中央短期大学、千葉経済大学短期大学部、青森県ヘアアーチスト専門学校、愛犬美容看護専門学校、北海道製菓専門学校、東北電子専門学校、首都医校、横浜ビューティ＆ブライダル専門学校、東京ゲームデザイナー学院ほか

【就職先】
あい歯科クリニック、一般社団法人 陽だまりの会、ブリヂストンリテールジャパン(株)、(株)ジェイティック、株式会社大江戸温泉物語ほか

まとめ

青森山田高等学校通信制課程は、最小限のスクーリングと何でも相談できる学年担任制によって、高卒資格取得への確実な道しるべとなってくれる学校です。実際、スポーツに打ち込みながら、芸能活動に励みながら3年間きっちりレポートを提出し、卒業した生徒も多数いらっしゃいます。偏差値によるコース分けが無く、学費もかなり良心的なため、「なるべく負担をかけずに学校に通いたい」「働きながら高校を卒業したい」という人におすすめできます。

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