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酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校|北海道の通信制高校情報

2023/3/30

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校|北海道の通信制高校情報


※当記事で使用している画像は転載・引用を許可しておりますが、転載・引用の際には必ず引用元の明記・リンク掲載をお願いいたします。

とわの森三愛高等学校は、全国初の農業科通信制高校であり、北海道唯一の大学附属通信制高校です。
自然豊かな野幌原始林に隣接する北海道江別市に学び舎を構え、「農」「食」「環境」「生命」に関わる授業を中心にカリキュラムを展開しています。
「実学教育」をテーマに掲げ、東京ドーム28個分の広大な敷地や大自然を活かしたオリジナル体験型授業が魅力。生徒が自らの手で栽培を行う「アグリトライ」や、作物を調理する「食品加工」など独自の科目がそろい、偏差値を問わず全国から生徒が集まる学校です。

設置コース


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普通科:通学コース

スクーリング回数:週3日

月・火・木曜日の週3日登校で、生活リズムを作りながら着実に学習を進められるコース。月曜日と木曜日は普通科目の授業を受講し、火曜日は「農業」「アグリトライ」「食品加工」「食の安全安心学」といった学校設定科目や、校外活動に参加します。

座学は生徒の学習レベルに応じた少人数指導を行い、高校卒業のために必要な基礎学力をしっかり固められます。
また実際の経験を積む「実学教育」をテーマに、作物の生育や収穫に生徒自らが関わる授業プログラムなどが用意されており、通信制普通科でありながら実践的な内容を学べるのが魅力です。

農食環境科学科:通学コース

スクーリング回数:週4日
週4日登校し、総定員120名の少人数指導で農業に関する専門科目をじっくり学習するコースです。毎週月曜日と木曜日に一般科目、火曜日と水曜日に農業教科の授業を受けます。

「土を知り、土をつくる」という信念を尊重し、野菜や花きの栽培など「土」に携わる様々な分野について深堀するので、農業について総合的に知識を深めることができます。
放課後や休日には、とわの森三愛敷地内の農場へ自由に訪れることができ、そこでの学びを授業に生かすこともできるので、授業時間・自習時間・自由時間を効率よく活用したい人におすすめです。

普通科・農食環境科学科:通信コース

スクーリング回数:年2回
普通科、農食環境科学科にはそれぞれ通信コースも設置されています。
5月、6月、9月、10月、11月、1月の年6回集中スクーリングが設けられ、この中から2回を選んで授業を受けるスタイルです。

集中スクーリングは各6日間。年間12日の登校という、通信制のなかでもかなり少ない日数で単位を取得できるので、アルバイトや子育てなど自分の時間をたっぷりと確保できます。

【集中スクーリング スケジュール例】
月 書道、体育、アグリトライ
火 化学基礎、英語、科学、歴史
水 政治経済、英語、体育
木 レポート作成、総合学習、英語、面談
金&土 北海道研修(特別活動)

スクーリング後半には「北海道研修」という、1泊2日の特別活動プログラムが毎回あります。
ラフティングや乗馬体験、登山など、北海道の自然の特色を体験しながら学ぶ2日間です。
最小限のスクーリングでも、酪農系高校としての強みを存分に活かした学習ができるところに魅力を感じますね。

学校の特長


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全国初の農業科通信制課程

わの森三愛高等学校が通信制課程を開設したのは2010年。専門分野に特化した通信制高校はたくさんありますが、「農業」に関する専門学科を設置したのは全国でこの学校が初めてです。
生徒の「農」と「食」への関心を高め、自然に触れながら「命の尊さ」を実感してもらう。そこをゴールとして、校外活動を含めたさまざまなオリジナル体験型授業が用意されています。

【実際のカリキュラムやイベント内容一例】
・アグリトライ…苗づくり、除虫、施肥まで生徒自らの手で作物を育てる。3年生になると先生の指示無しで動けるようになることも。
・食品加工…アグリトライで収穫した作物を調理。レシピを考案して校外活動で販売する活動もある。
・ボランティア活動
・犬ぞり、乗馬
・果物狩り
・ラフティング、カーリング、スキー
・クリスマス祝会、餅つき
ほか

卒業生のなかには「食物への感謝の気持ちや、イベントを通じて季節を感じることができた」「アグリトライで作った食材で調理したピザの味が忘れられない」などの声が上がっており、他の学校にはない経験と感動が味わえそうです。

東京ドーム28個分の広大な敷地

とわの森三愛および隣接する酪農学園大学の総面積は132ヘクタール。実に東京ドーム28個分の敷地面積を有しています。広すぎて想像できませんね…(笑)
図書館や体育館はもちろん、広さを活かした様々な施設、設備が充実しており、大自然の奥深さを探求できる体験型授業カリキュラムも豊富です。

【設備】
・グラウンド
・テニスコート
・メディアセンター
・食品加工室
・ホールフォレスト(学食)
・温室(エアハウス)
・学校農場
・礼拝堂 ほか

これだけ設備が充実していたら、週3日や年に2回だけのスクーリングでも、登校するのが楽しみになりそうですね。

内部進学や転籍ができる

北海道内で唯一の大学附属通信制高校であるとわの森三愛。その強みを活かし、普通科からも農食環境科学科からも、内部推薦制度を利用して酪農学園大学へ優先的に進学することができます。

酪農学園大学もまた広大な敷地を有し、高校大学で連動して「農」「食」「環境」「生命」を学ぶカリキュラムが用意されているほか、入学金を免除してもらえるなどメリットが多く、卒業生の3人に1人が進学しているとのこと。
また、1年生の通学コースで一定の条件を満たせば、通信制課程から全日制普通科総合進学コースへの転籍も可能です。

入学後の選択肢が多いことも、学校そのものの規模が大きいからこその魅力と言えるでしょう。

入試方式


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単願入試

1.選抜方法・選抜時期
とわの森三愛高等学校のみに出願する人が該当します。
【出願時期】12月上旬~1月末
【選抜方法】書類選考※出願時に作文提出
【入学検定料】16,000円

出願前に事前面談を受けることが必須条件となっています。
12月よりも前に学校説明会や見学会に参加したり、個別で申し込むことをお忘れなく。

なお学力試験が無いので、偏差値は合否に関係ありません。
出願時に提出する書類や、課題である作文の内容で選考が行われます。ちなみに2023年度の入試では「高校生活に向けた抱負」がテーマでした。

一般入試

とわの森三愛以外の高校にも受験する予定の人が対象です。
【選抜方法】書類選考※出願時に作文提出
【入学検定料】16,000円

単願入試と同様に、事前面談の参加が必須です。
選考内容も単願と同じく、偏差値や成績を重視するテストはありません。出願時に提出する書類および作文の内容で選考を行います。
「なぜとわの森三愛に入学したいのか」「入学して何がしたいのか」という意志を明確にしておくことが重要ポイントです。

なお併願ができる一般入試は、3月末まで入学手続きの完了を待ってもらうことができます。(2023年度は3月20日期日)

入学時の費用


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入学金は、出願した入試方式および選択コースによって異なります。

【単願入試合格者の入学金】
普通科・農食環境科学科通学コース 60,000円
普通科・農食環境科学科通信コース 20,000円

【一般入試合格者の入学金】
普通科・農食環境科学科通学コース 100,000円
普通科・農食環境科学科通信コース 30,000円

また、入学生の保護者が学校法人酪農学園の学校の卒業生である場合、入学金は0円となります。
このほか、入学時に必要な費用は単願・一般問わず以下の通りです。

【通学コース】
教育充実費 150,000円
施設維持費 120,000円
実習費 (農食環境科学科のみ)40,000円

【通信コース】
普通科:教育運営費・施設設備費 なし
農食環境科学科:教育充実費 50,000円、実習費20,000円

このほか、教科書代や特別活動費などの学費も随時発生します。

学費(授業料)について

授業料は入試方法・学科・コース問わず1単位あたり12,000円です。
ただし普通科通信コースで選択科目「アグリトライ」「食品加工」を受講する場合は1単位20,000円となります。

1年で25単位履修としてシミュレーションすると、年間の学費は以下の通りです。
普通科・通学コース:670,000円
普通科・通信コース:330,000円
農食環境科学科・通学コース:710,000円
農食環境科学科・通信コース:400,000円

唯一無二の教育カリキュラムということもあり、通信制高校の学費としてはやや高めですね。
国の「高等学校等就学支援金」制度を利用すれば、該当する世帯に支給金を配布してもらえるので減額が可能です。

【高等学校就学支援金】
世帯年収590万円未満 12,000円
〃590万円~910万円未満 4,812円
〃910万円以上 支給無し

また、北海道在住の家庭なら「授業料軽減補助金」という制度も利用できます。

卒業率 ・合格実績・進路実績など


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大学附属高校ということもあり、内部進学制度を利用する卒業生が多いようです。また「食」に関する学びが多いことから、調理・食品・飲食系の専門学校や企業を選ぶ人が多い傾向にあります。

【2020年度卒業生の合格実績】
酪農学園大学へ進学:30%
国公立大学進学:2%
専門学校進学:22%
就職:4%
進学準備ほか:27%

【大学・短大】
酪農学園大学。北海道教育大学、名寄市立大学、慶応義塾大学、同志社大学、京都大谷大学、札幌大学、北海道医療大学、札幌国際大学短期大学部ほか

【専門学校】
北海道立農業大学校、経専北海道観光専門学校、経専料理製菓専門学校、札幌商工会議所付属専門学校、日本航空専門学校、東日本医療専門学校ほか

【就職】
北海道エネルギー、ターゼンミートプロセッサー(株)、(株)カネマツ、福利企画サービス、木工細工art-yu、株式会社オーク、阿寒農業協同組合、(株)KPGホテル&リゾート、コスモ建設(株)、山加製粉(株)、北清企業(株)ほか

まとめ

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校・通信制課程なら、無理のない範囲で学校に通いつつ、「農」「食」の奥深さや楽しさを実感する充実した3年間が送れます。
唯一無二の教育カリキュラムに惹かれて全国各地から生徒が入学してくるので、週3~4日の通学の中で協調性を育むこともできます。
通信コースならレポート作成をベースに年12日間のスクーリングで単位を取得できるので、通信制高校に通いたい人はもちろん、「働きながら高卒資格をとりたい」「忙しい中でも農業について学んでみたい」という人にもおすすめです。

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