北豊島高等学校|東京都の通信制高校情報
2023/5/4
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東京都荒川区に校舎を置く私立高校、北豊島高等学校・通信制課程の校訓は「誠実」「和敬」「温雅」。まじめで志のある生徒の「学びたい」という気持ちを尊重し、偏差値よりも生徒一人ひとりの希望に合わせた学習プランを一緒に考えてくれます。
半期履修のセメスター制を導入しており、学年でカリキュラムを区分していないので、どの科目をいつ履修するのかという細かい調整が叶います。
また学校全体で進路指導に力を入れており、スクーリング日以外にも実践的な演習講座を開講したり、ハローワークと連携した就活準備を実施しているため、3年間在籍した生徒の卒業率は5年連続で100%となっています。
設置コース
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オリジナルコース
スクーリング回数:週2日~5日
高等学校では珍しい「セメスター制」を導入しているコース。前期・後期で区分して半期ごとに履修単位を設定できます。
学年によるカリキュラムの固定が無いので、科目を履修するタイミングや授業数などを個々人で柔軟に決められるのが魅力です。
スクーリングは毎週月曜日と土曜日の週2回。レポート範囲の指導のほか、校外でボウリングやハイキングを行う体育の授業もあります。
火・水・木曜日には国数英理社の基礎をより強化する「平日特別講座」が開講されており、好きな科目・苦手な分野を選んで何日でも登校可能。スケジュールを自分で調整しながら、学校生活も充実させたい人におすすめです。
スタンダードコース
スクーリング回数:週1日
毎週金曜日をスクーリング日とし、そのほかは自学自習を基本としてマイペースに学習を進めるコースです。年間約20日という少ない登校日数のうえ、曜日が固定されているので、アルバイトや習い事のスケジュールも立てやすくなっています。
履修単位と学年制の組み合わせに特徴があり、単位が不認定となった科目があった場合、次年度以降も年次に関わらず履修できます。いつでも取り返せるので、留年等の不安が少ないのが嬉しいポイント。
さらに「セメスター科目」も設定されているので、半期で条件を満たせば9月に卒業することもできます。
「無理なく確実に高校を卒業したい」「働きながら通信制で勉強したい」
そんな人に寄り添ってくれるコースと言えるでしょう。
スタンダードコース・プロフェッショナルクラス
スクーリング回数:月1回~週1回
スタンダードコースの中でも、芸能人やプロアスリート、アーティストなど、プロフェッショナルへの道を進もうとしている人のためのコースです。
自分のキャリアを伸ばしていくにあたり、高卒資格の取得は避けては通れません。夢に向かって努力しながら、学業をおろそかにせず高校卒業をめざす人を応援するため、2018年に開設されました。
「毎週金曜日」と固定せず、生徒一人ひとりが担任と相談しながら、日頃のトレーニングに差し支えない学習計画をオーダーメイドで作成できます。
学校の特長
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特別活動「チャレンジ・プログラム」
北豊島高等学校では、通常授業に加えて特別活動である「チャレンジ・プログラム」を実施しています。単位取得だけが目的になりやすい通信制に居ても、体験や交流活動を通じて生徒に主体的な姿勢を培ってもらうのがねらいです。
普段の科目学習とは違った学びを得る「オリジナルセミナー」や、東京ディズニーリゾートへ遠足に行く「オリジナル・レクリエーション」「校外スクーリング」など、内容はバラエティに富んでいます。
【オリジナルセミナー実施例】
・国際理解:外国人講師を招いて交流
・心理学講座:臨床心理士による講座
・アロマテラピー講座:オリジナルオイルの調合に挑戦
・保育&福祉体験
・博物館見学
・手話講座
・大学見学ツアーほか
さらに、国際研修センター「ブリティッシュ・ヒルズ」での語学研修や、海外留学プログラムに参加する「オリジナル・語学研修」もあり、参加すれば「英語演習」の単位として認められます。
なお、これらのチャレンジ・プログラムはすべて参加自由。いくつ参加しても、参加しなくても構いません。
スケジュールや体調に合わせて調整しつつ楽しいイベントに参加できるのも、全日制には無い魅力ですね。
進路指導に力を入れている
「高校を卒業したら終わり」ではなく、生徒一人ひとりが希望を実現できるための進路プランを一緒に考えてくれるのが北豊島高校です。
大学受験対策に特化した「演習講座」を開講して、生徒の志望校に合わせて勉強を進められるほか、入試に向けての科目選択や学習プランを一緒に考えてくれます。
情報収集が重要となる大学受験において、個人に合わせた指導をしてくれる先生は心強い味方です。
また、就職を希望する生徒にはハローワークの担当者と個別ブースで対話できる個別相談会を開き、就活への具体的な動きを把握できます。
そして毎年2月には就職内定者を対象に、ハローワーク担当者の講師が「就職準備ガイダンス」を実施。社会人に向けて、マナーや知っておくと役に立つ法律などを分かりやすく説明します。
進学も就職もきっちりサポートしてくれるところに、校訓である「誠実」さを感じますね。
5年連続・卒業率100%
さまざまな事情を抱える生徒が多い通信制高校では、通ううちに気力が無くなってしまったり、自分に合う進路先が見つけられない生徒も少なくない中、北豊島高等学校では3年間在籍した生徒の卒業率が、なんと5年連続100%という驚異の実績を残しています。
進路指導に力を入れていることが、数字によっても証明されていますね。
そして高い卒業率を裏付けるもう一つのサポートは、カウンセラーによる教育相談の実施です。
北豊島高校ではカウンセラーが常駐しており、人間関係、家族関係、心の不安、進路のことなどどんな話題でも相談に応じてくれます。
スクーリング以外の空き時間に訪問したり、保護者と一緒に面談することも可能です。
「もし困ったことがあればカウンセリングに行こう」
そう思えるだけでも、日頃の生活がグッとラクになることもあります。
入試方式
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オリジナルコース【推薦】
オリジナルコースのみ、一般試験とは別に推薦入試が実施されています。
【募集人員】30名
【出願期間】1月中旬~下旬
【選抜方法】書類審査、作文、面接試験
【入学検定料】15,000円
推薦入試では学力試験がありません。成績や出欠状況を記録した調査書は提出義務となっていますが、判定基準においてもっとも重視されているのは「北豊島高校で学びたい意志があるかどうか」です。
作文や面接試験の内容が合否を左右しますので、偏差値や学力を伸ばすよりも、「入学後に何をしたいのか」「将来に向けてプランはあるか」などを明確にしておくことが重要となるでしょう。
なお、試験の前に開催されている「入学試験対策講座」では、推薦入試で行われる作文問題の対策や、面接試験の練習が行われるので、受験を検討している人はぜひ参加してみましょう!
なお、入試形式を問わず、北豊島高等学校は東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城県に在住している人でないと応募できないので要注意です。
オリジナルコース入学選考
【募集人員】70名
【選抜時期】2月上旬~4月中旬まで10回ほど
【選抜方法】国語、数学、英語(各30分)の筆記試験、面接試験
【入学検定料】15,000円
多様化していく通信制高校のあり方を受け、北豊島高等学校の入試では、どのコースを希望しても学力筆記試験が実施されます。
テストがある通信制高校は珍しいので、尻込みするかもしれませんが、不安に思う必要はありません。
オリジナルコースの「入学試験対策講座」が定期的に開催されており、問題形式の参考になる「入試模擬試験問題」の配布や解説、面接試験の対策も実施しています。
中学で習った基礎を抑えつつ、模擬試験を繰り返し解いておけば怖がる必要はありませんよ。
スタンダードコース入学選考
スクーリング日数が少ないスタンダードコースでも学力試験は実施されます。
また、こちらも募集対象は東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城県に在住している人のみです。
【募集人員】100名
【選抜時期】2月上旬~4月中旬まで10回ほど
【選抜方法】筆記試験(マークシートを含む簡易試験)、面接
【入学検定料】10,000円
オリジナルコースよりも筆記試験の難易度は低く、マークシートも含めた「簡易試験」と位置付けられています。偏差値でふるいにかけるテストではありませんので、中学校での学習範囲を復習し、基本をしっかり抑えておけば大丈夫です。
入学時の費用
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入学金および諸経費は、入学するコースによって異なります。
【オリジナルコース】
入学金 80,000円
施設費 50,000円
教育運営費 80,000円
育成会(PTA) 5,000円
日本スポーツ振興センター 252円
(合計 215,252円)
【スタンダードコース】
入学金 50,000円
施設費 10,000円
教育運営費 30,000円
育成会(PTA) 5,000円
日本スポーツ振興センター 252円
(合計 95,252円)
学費(授業料)について
授業1単位あたりの学費は、オリジナルコースで15,000円、スタンダードコースで9,000円です。
1年で28単位履修する場合でシミュレーションすると、オリジナルコースで635,252円、スタンダードコースで347,252円が年間の学費となります。
私立の通信制高校の学費平均は1単位あたりおよそ9,000円~12,000円ほどですので、北豊島高校の学費はやや高めですね。
しかし国の「就学支援金」制度を利用すれば、該当する世帯に支援金が支給され、最大で9割ほど学費をカットすることもできます。ぜひ利用しましょう。
【高等学校就学支援金 支給額】
世帯年収590万円未満 1単位12,030円
〃590万円~910万円未満 1単位4,812円
〃910万円以上 1単位支給無し
卒業率 ・合格実績・進路実績など
先ほどもお伝えしたように、北豊島高校では進路指導にかなり力を入れており、5年連続卒業率100%の数字に恥じない進路実績を残しています。
東京大学を筆頭に、高偏差値の私立大学への進学者も輩出し、その実績は全日制高校にも劣りません。
【4年制大学】
東京大学、千葉大学、横浜国立大学、慶応義塾大学、早稲田大学、明治大学、神戸薬科大学、京都産業大学、城西大学、大阪芸術大学ほか
【短期大学、専門学校】
國學院大學北海道短期大学、上智大学短期大学部、創価女子短期大学、大原情報ビジネス専門学校、北豊島医療専門学校、国立音楽院、東京ヘアメイク専門学校、代々木アニメーション学院ほか
まとめ
北豊島高等学校通信制課程は、まじめで意志のある生徒に対して丁寧に向き合ってくれる学校です。
徹底的なサポートがありながらも、体育や美術を校外で行ったり、制服の購入やアレンジは自由に決められたりと、生徒がのびのびと学校生活を送れる環境が整っています。
「自分のペースで勉強しつつ、全日制以上に質の高い指導を受けたい」「高卒資格をとるだけじゃなくて、卒業後の進路のこともちゃんと考えたい」
そんな方におすすめの学校と言えるでしょう。
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