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【インタビュー】三輪田学園

2023/5/8

【インタビュー】三輪田学園

三輪田学園中学校 入試広報副部長様へマナリンク運営局がインタビューさせていただきました!

校風を教えてください

明治20年に創立者三輪田眞佐子が掲げた、豊かな人間性と高い学力を併せ持つ「徳才兼備」の女性を育てるという三輪田学園の教育理念は、約135年を経た現在も受け継がれ実践されています。この教えは、いかなる時代にも通用する理念であり、時代の流れとともに変化し続ける女性の生き方にも応えられる理念です。
校訓は「誠のほかに道なし」。誠実であることが人として何よりも大切なあり方という意味です。この不易の教えのもと、どんなときにも「 誠実さ」を行動基軸に置く考え方を学んでいきます。
誠実で誰とでもつながることができ、自らの人生を切り拓いていける徳才兼備の女性をこれからも育成していきます。




募集要項やアドミッション・ポリシー

5つのチカラをしっかり育てます。

①世界に興味関心を持ち、学び続けるチカラ
多様な言語や文化、価値観に溢れた社会では、国際理解の基礎知識だけでなく、活用できる力が必要となります。主に教科指導の中で知識を身につけ、学校行事や学外での体験を通じて、実際にそれらを活用することで、世界で活躍するステージが広がります。

②問題を解決する論理的思考力
論理的に話し合い、共通理解の下で行動するために論理的思考力は不可欠な力です。

③リーダーシップとフォロワーシップ
協力して何かを成し遂げるとき、リーダーシップを持つ人物は必要ですが、それを支える良いフォロワーがいなければ集団として成果を出すことはできません。良いフォロワーがあってこそ、リーダーの指導力が活きるのです。そして、良いフォロワーの中から、次世代のリーダーが誕生します。

④対話するチカラと共感するチカラ
互いを理解し、共通認識を持つためのコミュニケーションは重要です。そのための対話する力、そこから一歩進んだ共感する力は、多様化する社会の中で必須の力です。リーダーとして活躍するにも、フォロワーとして協働するにも、まずベースになるのは対話と共感です。相手を知る事で生まれる信頼が、行動を前進させる勇気に繋がります。

⑤変化する時代に柔軟に対応する人生設計力
多様な価値観に溢れた社会は、多様な生き方を認める社会でもあります。上記4つの力をベースにして、自分はどのように生きるのか、より良い社会を築くためにどのようにコミットしていくのか、高校卒業までにしっかり準備しておく必要があります。変化する時代に柔軟に対応して、自らの人生をプランニングするこの力は、6年間のすべての学びの実践から養われます。

どのような生徒様におすすめか教えてください

英語について
中学の英語は一人ひとりの英語力に合わせて、3つに分けて実施しています。
①Honors Class(週あたりネイティブのみ3時間、日本人のみ2時間の授業)、②Advanced Class(Team Teaching 2時間、日本人のみ3時間の授業)、③Standard Classの三つのコースに分かれています。
英語のクラス人数は2022年度は4人、15人、20人ずつと少人数です。
海外のネイティブ教員との1on1オンライン英会話や、英検やTOFEL Primaryの校内受検の実施、そのための対策講座なども頻繁に行っています。
英語教育のイベントとしては海外研修では、カナダホームステイ(中2・中3)、イギリス語学研修(高1)、マルタ研修(高2)、オーストラリア留学制度(高1・高2)があります。
国内プログラムとしてTGG(中1)、English Camp(中2)、国際教養大学English Camp(中3以上)、法政大学留学生との交流会「Cross-cultural Project」、模擬国連への参加などがあります。2022年度の模擬国連はタイで行われ、7名の高校生が参加しました。実践的な英語力の育成と国際理解教育の推進を計っています。
高一からコース別授業で、 Super Academicコース、 Super Englishコースに分かれています。

探究学習について
2021度から中学で探究学習「MIWADA-HUB」、2022年度から高校で探究「MIWADA-LAB」がカリキュラム化しました。自ら課題を見つけ、思考し自分の考えをまとめ発信していく力を伸ばしていきます。中二HUBでの理科実験が共通テストの問題と同じだったときは、生徒も教員も驚き、喜びました。

高二から文系と理系に分かれ、高三では演習科目が充実しています。
大学進学実績は、9割が国内の四年制大学に進学、約6割が文系、約4割が理系に進学しています。学部は多岐に渡りますが、理系では医・歯・薬・看護学部への進学の割合がやや高くなっています。中学3年間で100回も行う理科実験が、理科好きの三輪田生が多い要因と考えられます。

推薦・総合型入試を利用する生徒は近年増加傾向にあり、2022年度は約半数の生徒が推薦・総合型で進学しました。また、2019年に海外の協定大学へ推薦で進学する「海外協定大学推薦制度」(UPAA/UPAS)を導入し、各協定大学が求める英語力と三輪田学園の高校の成績を使って一校から出願ができるようになりました。日本の大学との併願も可能です。海外大学への進学者は毎年数名がこちらの推薦制度を利用しています。
法政大学との高大連携の一環の推薦制度では、法政大学全15学部に2名ずつ、基準を満たしていれば可能です。推薦制度の過程を大切に、法政大学の先生による講座を受講します。2023年度からこの制度が適用されます。

貴校にあるイベントを教えてください

芸術分野では芸術鑑賞教室、日生オペラ教室、邦楽教室(東京藝術大学邦楽科)、能楽教室(神楽坂・矢来能楽堂)、歌舞伎教室(国立劇場)、文楽教室があります。2月の校内音楽会では中学は合唱コンクール(外部から特別審査員をお招きします)、 高校ではミュージカル(2022年度はアナと雪の女王)、クラブの演奏(邦楽・合唱・吹奏楽)などを演奏します。中高ともオーディションに合格した生徒は、ピアノ、独唱、ヴァイオリンなどを披露します。

【三輪田学園独自のイベント】
哲学対話のご紹介
社会の急速な変化とともに価値観も多様化している現在、新しい力(思考力・表現力・判断力・対話しつつ共感する力)が求められており、伝統の「読書の授業」に加え、対話の中で問いを立てる力を培う「哲学対話」を取り入れています。フワフワのボールを持った生徒に発言権があり、考えがまとまらない時は発言せずに次の生徒にボールを渡すことができます。一つの問いをメンバーの様々な考えを理解しながら深めていくことで、自分自身をみつめ、築いていくことにつながります。

芸術鑑賞教室について
六年間で六つの芸術(バレエ・演劇・落語・オーケストラ・吹奏楽・合唱など)を堪能します。2023年度の芸術鑑賞教室は本校音楽科で二期会にも所属している講師がオペラの自主公演を企画しました。公演はティアラこうとうで行われます。合唱は三輪田生から公募して、プロの声楽家と同じ舞台に立ちます。演目は「カヴァレリア・ルスティカーナ」。卒業生のプロのパーカッションプレーヤーも演奏に加わり、手作りのオペラを全校生徒で鑑賞します。

スポーツイベントとしては、放課後、クラス対抗のバスケットボール大会、バレーボール大会、ドッチボール大会が行われます。クラスが一丸となって盛り上がる行事です。

千代田区九段という立地を生かして、歴史的建造物(江戸城など)や大使館見学ツアー、九段ハウスでのイベントなどに積極的に参加しています。海外の方と接っしたり、企業の方と会議を重ねることで、生徒の視野が大きく広がります。自分の進む道のきっかけをつかむことができます。



MGPの活動について
MGPとは三輪田ガールズプロジェクトの略で、有志の広報委員会です。全校生徒約1100人中300名の生徒が自主的に登録しています。2023年3月には第1回生徒主催ミニ学校説明会が行われました。4月開催の女子校フェスタでも大活躍でした。新中一生に「三輪田で何がしたい?」と校長先生がお尋ねになると「MGPに入りたい!」と答えてもらえるほど、MGPの活動は定着しています。受験生、保護者の方との一期一会の出会いを大切にしています。

三輪田生に最も人気のある行事は運動会です。宅急便、増脚リレーなど工夫されていて、チーム力と思考力が必要な競技ばかりです。2022年度は中学一年生が中学総合優勝を果たしました。

三輪田祭(文化祭) では、クラブ発表、クラス単位の発表があります。苦労して成し遂げて得た喜び、みんなで協力して表現する喜びなど、様々な青春があります。文化祭は高校二年生が企画・運営をして、毎年、文化祭のテーマを決めて取り組みます。その代の高二生らしさが活かされていて、お客様をおもてなしする心のこもった文化祭となります。

自慢ポイント

バスケットボールクラブ…高校夏季大会Fブロック優勝

バレーボールクラブ…中学千代田区春季大会優勝

ソフトテニス…中学第一支部団体準優勝

新聞特別委員会…東京都高校新聞コンクール優秀賞
器楽クラブ…第46回東京都高等学校アンサンブルコンテスト クラリネット七重奏銀賞

音楽クラブ…東京都合唱コンクール 中学校部門 同声合唱の部 銀賞

教育に対する熱意や教育方針

中一では、手帳を使って自己管理と学習習慣の確立を目指し、中二では、ボランティア活動などを通して、社会と自分とのつながりを考えます。
中三から進路指導が本格的に始まり、仕事について知るプログラムとして、保護者の講演会や社会人の卒業生へ職業インタビューを実施しています。また、中三の社会科読書で卒業論文の執筆では進路を考えるきっかけになっています。
高一では「10年後の私」という10歳上の卒業生による講演会や、高一・高二対象で大学生の卒業生から科目選択や受験勉強のアドバイスを受ける機会を設けています。また、大学の先生による模擬講義や学部学科説明会などがあり、さまざまな進路ガイダンスが行われています。さらに、オープンキャンパスなどの各種進路イベントにも積極的に参加しています。大学受験の進路指導では、生徒一人ひとりに教員一名がつき、論文指導や面接の練習を行っています。

学園生活のどの瞬間も、生徒とのコミュニケーションを大切にしています。生徒の発想を引き出すため、学園のルールを伝えて、生徒の意見を尊重しています。生徒から生まれるアイディアは素晴らしいです。
学園活動では本物に触れることを大切にしています。中二、中三、高校の探究の授業では自分自身から本物が生まれます。クラブ活動では専門の先生にご指導いただき、本物に触れることで、技術や感性を深めることができます。 

最後に、生徒様・保護者様に向けてメッセージをお願いいたします!

三輪田学園は創立136年の伝統校であると同時に、常に今の時代の流れに乗って、生徒の発信力を大切にしています。海外研修はもとより、模擬国連、 Blue Earth Project、高校生直木賞、鹿児島県鹿屋市「かのや100チャレ」、各種コンクールなど、積極的に参加しています。
都会にありながら緑に囲まれ、 周りには学校の施設が多いため、学びと文化が感じられる落ち着いた環境です。外濠公園の桜や新緑、秋の紅葉など、自然の美しさを感じることで心が豊かになります。
一学年180人前後の4~6クラスで、アットホームかつ丁寧な指導も大きな特徴です。毎週末には卒業生が世代を超えてお越しいただき、近況やお話を伺えるのは教員にとって大きな喜びです。
三輪田学園は一人ひとりの生徒に居場所があり、輝くことができる、温かい学校です。校訓「誠のほかに道なし」は在学中はもとより、卒業後も人生の指針となる教えです。
ぜひ本校のイベントにご参加いただき、また、ほぼ毎日発信しているインスタなどでの「三輪田生の今」を知っていただければと思います。三輪田学園にてお待ちしております。

三輪田学園
東京都千代田区
0332637801

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。

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