【インタビュー】サレジオ学院中学校・高等学校

サレジオ学院中学校・高等学校 入試広報委員長 澁谷 博之様にマナリンク運営局がインタビューさせていただきました！

サレジオ学院中学校 入試広報委員長
澁谷 博之様
サレジオ学院中学校・高等学校出身

御校の校風を教えてください

「サレジオ学院」の名称は、イタリアの聖人ドン・ボスコ(1815-1888)が設立した「サレジオ会」に由来しています。「サレジオ会」は、教育活動を目的とする世界的な組織で、現在、130か国で1,600ほどの教育事業を行っています。

ドン・ボスコは、「子どもたちを、愛するだけでは足りません。子どもたちが、自分たちは愛されているとわからなければなりません。」ということばを残しています。サレジオ学院の教員はそれにならい、「アシステンツァ（共にいる）」の精神を大切にし、いつも生徒をそばで見守り、愛情を注ぎ続けます。

サレジオ学院での６年間を通して、生徒が将来「弱い立場の人のことを考え、社会のために働ける人物」になれるよう、本校では「25歳の男づくり」を実践しています。

図書室

グラウンド

テニスコート

校舎内

御校の募集要項やアドミッション・ポリシーについて教えてください

２月に実施されるA試験・B試験は、いずれも、国語・算数（50分・100点）、社会・理科（40分・75点）の計350点満点です。合否は、全科目の総合点で判定します。受験勉強を通して身につけてきた学力がしっかりと問えるような、バランスの良い出題を各教科で心がけています。知識のみならず、思考力や表現力を含む、中学・高校での学習の基本となる学力を問います。

１月に実施される帰国生入試は、国語・算数（50分・100点）と作文（30分・点数なし）です。合否は、国語と算数の２科目の総合点で判定します。作文の出題テーマは、海外での経験を踏まえた内容などを予定しておりますが、点数はつけず、あくまで、資料としての参考にとどめます。国語、算数に関してはＡ試験・Ｂ試験に準じた内容が出題されますが、一般入試よりも若干、帰国生が取り組みやすい出題形式になっております。

なお、高校からの募集はありません。

御校の教育課程はどのような生徒様におすすめか教えてください

サレジオ学院では、中学・高校の６年間を３つの段階に分け、それぞれの段階に応じた指導をおこなっています。

＜中１～中２＞の段階では、英語・数学を中心とした先取り教育の中で、しっかりとした学習習慣を身につけ、勉強の土台を築きます。

＜中３～高１＞の段階では、進路意識を高めるための様々な活動を通して、「25歳の男づくり」という目標を意識しながら、自らに与えらえた社会的使命について考えていきます。

＜高２～高３＞の段階では、自らの使命を意識しながら、その使命を果たすために進むべき進路を考え、まずは大学受験にむけて、みんなで切磋琢磨して勉強します。

本校の教育課程は、自分の与えられた使命を真剣に考えることができ、自分の可能性を最大限に引き延ばすために仲間と一緒に努力できる青少年に、おすすめです。

御校にあるイベントを教えてください

＜中１・中２＞の段階では、とにかく楽しい行事が盛りだくさんです。入学式の翌週に行く２泊３日のオリエンテーションキャンプ、野尻湖林間学校、スキー教室など、友達と大いに楽しんで、一生ものの絆をつくってもらいます。

＜中３・高１＞の段階では、将来に向けてのビジョンを広げるための行事が中心となり、６泊８日のイタリア研修旅行、２泊３日で進路をとことん考える進路ガイダンスなどがあります。

＜高２・高３＞の段階では、学校行事の集大成としての体育祭とサレジオ祭があります。どちらも中１から参加する行事ですが、高校２年生が中心となって運営します。また、進路主催の「勉強合宿（４泊５日）」が、高２・高３でそれぞれ実施されます。

御校の自慢ポイントを教えてください

サレジオ学院の自慢ポイント・ベスト３をお答えします。

１位は「生徒」です。優しい生徒が、たくさんいます。カトリックの教えを大切にするサレジオ学院には、同学年の友達や、部活動の後輩のことを大切にする雰囲気があります。

２位は「施設」です。コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな校舎と、広大な人工芝のグラウンド。テニスコートは12面あり、体育館・卓球場・剣道場には2024年度から冷房が設置される予定です。昼休みに営業する食堂は、中１から利用できます。

３位は「先生」です。サレジオ学院では、先生と生徒の距離が近いのが特徴です。サレジオ学院の先生は、いつもでもそばにいて、真剣に生徒のことを考えてくれます。

教育に対する熱意や教育方針などを教えてください

「25歳のOB講演会」に来てくれたOBが、講演の中で、次のような内容を後輩に向けて語ってくれました。

「いま、世界の人たちから日本は『沈みゆく船』と言われている。そんな中、僕たちはどう生きていくべきか。『沈みゆく船』から降りて別の船に乗り換えるというのも一つの答えでしょう。しかし、サレジオ学院で６年間学ぶ君たちには、ぜひ、弱い立場の人たちの声を聞きながら『沈みゆく船』を底から支えるような人材になってほしい。」

勉強は自分のためだけにするものではなく、自分の周りの人たちのためにするものでもあります。サレジオ学院の生徒たちが将来、このOBのような考え持ち、社会のために働ける「25歳の男」になってもらえるように、我々教員は日々、教育活動を行っております。

最後に、生徒様・保護者様に向けてメッセージをお願いいたします！

サレジオ学院は、神奈川県横浜市にあります「カトリックの男子校」です。

東京からのアクセスもよく、渋谷駅からは34分、品川駅からは49分、町田駅からは29分で、最寄り駅の北山田駅まで到着します。新横浜線開通でますます通学しやすいエリアの広がった神奈川県在住の方はもちろん、東京都在住の方にもぜひ、一度ご来校いただいて、本校の教育環境をご覧いただけたらと思います。

学校説明会の他にも、親子見学会など、随時サレジオ学院をご覧いただける機会を設けております。ぜひ、本校のＷebページでご確認いただき、ご利用ください。


サレジオ学院中学校・高等学校
横浜市都筑区南山田3-43-1
045-591-8222