【インタビュー】多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校
2023/11/29
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 広報ご担当者様にマナリンク運営局がインタビューさせていただきました!
御校の校風を教えてください
本校は、多摩丘陵の南端にあり、遠く丹沢山地の彼方に富士山をのぞむ中高一貫教育を基本とする1学年120名の小さな学校です。そして、1988年に設立されたまだ歴史の浅い若い学校でもあります。
皆さんが日々学んでいる学習からも分かるように、いま世界は絶え間なく変化し続け、そして社会も変化を求めています。そんな社会に求められる人物像も時代とともに変化し、そこに合わせた教育が求められています。
本校はそんな社会や時代を見極める力を養うために自己を磨き、自己の意志で人生を切り拓く事ができるような人を育てる教育をめざしています。
教育理念として「自主研鑽」「敬愛奉仕」「健康明朗」の3つを掲げ、自立と協働を合言葉にグローバル化に対応し、平和で平等な社会を目指す豊かな人材育成につとめています。
御校の教育課程はどのような生徒様におすすめか教えてください
聖ヶ丘の教育には3つの柱があります。
1.少人数できめの細かい指導
アットホームな学校と言われるような、親身な丁寧な指導を心掛けています。1学年120人と少人数教育でありながら、特に思春期の始まる中学1~2年、進路プラン確定期の高校2~3年は一人ひとりに目が行き届くように4クラス編成としています。
2.本物から本質に迫る教育
実験や体験学習をふんだんに取り入れるようにしています。
見たり触れたりするだけでなく物事の本質を見抜く分析力を磨くことは、社会に出た際にも必要になる重要な力であると考えています。
また、気付いた本質を共有するために必要な言葉の力、コミュニケーションの力を育てることも重視し、生徒の主体性を重視しながら、教員一人ひとりがしっかりとサポートする体制も整えています。
3.主体性と協働性を育む
アットホームな環境であっても、学びの主役は感動と笑顔、好奇心旺盛な生徒自身であることに変わりはありません。一人ひとりが自ら考え行動し、将来を見据えて皆で支え合い共に切磋琢磨して伸びる学校であると自負しています。
3つの柱の中で、自分らしく、社会に出ても役立つ力を伸ばしたいと考える生徒さんにはおすすめのカリキュラムになっています。「学ぶ楽しさ」を実感したい方はぜひ一度足を運んでみてください。
御校にあるイベントを教えてください
聖ヶ丘には6年間を通して、さまざまな行事があります。学校の内外で生徒が主体となって学びを得られるようなイベントが盛りだくさんです。その一部をご紹介します。
■オリエンテーション合宿(中1生)
中1の合宿研修は千葉県白子で実施します。班ごとに話しあったり、行動したりして、学校内の生活では知り得なかった新しい面を発見し合います。視野を広げ、多様な価値観を養っていきます。
■体育祭
体育祭実行委員会が中心になって運営する体育祭は、1年で最初の大きな行事です。全学年が赤・白・青の3色に分かれて競い合う様子は毎年盛り上がりを見せ、学校の一体感を感じられるイベントです。
■A知探Qの夏(中学生)
A知探Qの夏とは、「先生が楽しまなくては、生徒も楽しめない」を合い言葉に、夏休みの期間に全教員が一丸となって取り組む、生徒が「学んで楽しい!」、先生が「教えて楽しい!」探究講座のことです。
中学生を対象に、教科にとらわれない広い分野の講座を開講しています。2023年度は全19講座が開講されました。
「A知探Qの夏」の講座の一例
▶錯視・立体視の世界
▶コミュ力爆上げ部
▶k-popでTWICEになりきろう!
▶逆転裁判~その発言、ちょっと待った!~
▶イイ香りの科学と脳
▶プロに学ぶCM制作
■聖祭(文化祭)
9月中旬に行われる生徒会最大の行事です。どの団体も工夫を凝らした企画を発表をするため、1学期から企画の話し合いを行い、夏休みなども含めて準備にあたる様子が毎年見られます。
■合唱コンクール(中1~高2生)
校外の大きなホールで実施される合唱コンクールは体育祭・聖祭(文化祭)とともに、聖ヶ丘三大行事の1つです。
■ニュージーランド修学旅行(中3生)
中3の3月に行われる海外研修です。
現地の生活は、英語を学ぶだけでなく文化の違いを学び、世界の広さを体験します。この体験は世界にはばたく生徒のハートを強く育ててくれます。
その他にも様々なイベントを用意して皆様をお待ちしております。聖ヶ丘には、学ぶ楽しさを実感できる環境が揃っています。
御校の自慢ポイントを教えてください
本校の自慢ポイントは、教室だけの学びだけに留まらない生徒主体の「探究学習」にあります。
何のために勉強をして、学んだことをどうやって自分のことばで語れるようにするか。私たちは生徒自身が「語れる人」になってもらうため、探究学習の成果はペーパーテストやレポートではなく探究面接試験を行っています。
さらに、『地域連携』にも重きを置いており、学びを地域に還元し、実行に移して形にすることにも力を入れています。
時には大学生と議論をしたり、学校のある多摩市が抱える課題と向き合ったりしながら、探究を続けます。多摩市役所企画制作部企画課の方を多摩大聖ヶ丘探究アドバイザーとして迎え常駐して頂いているため、地域との連携を高校生のうちにしっかりと体験することができます。
聖ヶ丘では生徒の声によってイベントの開催も行っており、放課後の有志活動として(株)セガ/多摩大学と協働し、ゼロからプログラミングを覚えた高校生がゲームを作成し、「ゲームセンター」を開催しました。市内の商業施設に完成品を設置し、多くの子どもたちに遊んでもらいました。
これまでの学校にはなかった新しい取り組みと、生徒主体で何でも実践していくスタイルは聖ヶ丘ならではだと思います。
教育に対する熱意や教育方針などを教えてください
聖ヶ丘は生徒だけでなく、教員も熱い想いを持った学校です。
全教員「授業第一主義」を徹底し、生徒に”学ぶ姿勢”を身につけてもらうため、日々授業の工夫と研鑽をくり返しています。さらに、「小テスト⇔フィードバック」の反復サイクルを教科問わずに実施することで、確かな学力を身につけてもらいます。
また、自習までもサポートするため、SSR(セルフ・スタディ・ルーム)として、大学生メンターが”学ぶ姿勢”をサポート。その他、夜間開室の自習室の開放など、授業外の学習もきめ細やかに指導しています。
生徒との距離が近く、アットホームな環境の中で熱い指導を行う先生と確かな学力を身につけられる。そして生徒自身が”学ぶ姿勢”を身につけていく。それこそが、聖ヶ丘の教育の根幹であると言えるかもしれません。
最後に、生徒様・保護者様に向けてメッセージをお願いいたします!
これまでに経験したことのない「わくわくする」世界、それが「学びの本質」であり、そのための準備期間が中学・高校の6年間と言えるでしょう。ここに「小さな学校」だからこそできる「大きな挑戦」という本校の願いが込められています。
逆に言えば、これまで本校が果たしてきた役割が、いまの時代を必要としているのです。
- 学びの主役は生徒にある
- 学びの種のまく
- 学びは自己を変える
こうして一歩先を見据えた聖ヶ丘の教育は、必ずや皆さんを成長させます。
ぜひ聖ヶ丘で一緒に学ぶ楽しさを体験しましょう。皆さまのお越しをお待ちしております。
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校
〒206-0022 東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
TEL:042-372-9393
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。
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