【インタビュー】浅野中学校・浅野高等学校

浅野中学校 入試広報部長 德山 直様にマナリンク運営局がインタビューさせていただきました！

浅野中学校
入試広報部長 德山 直様
理科教諭・浅野中学校・高等学校にて24年目です。自身も男子校出身です。

御校の校風を教えてください

本校の創立者は浅野總一郎という実業家です。様々な事業に関わり、京浜工業地帯の造成を行いました。
学校は人材育成を目的に1920年に創立しました。学校は、京浜工業地帯を見下ろす小高い山の上にあり、駅から近いのに、緑に囲まれた環境にあります。
校訓の「九転十起」は、様々な失敗を繰り返しても、社会の役に立つならばと事業を興し続けた創立者の生き様を表した言葉です。在校生、卒業生の合い言葉のように引き継がれています。
そんな校地の中でもひときわ高い丘の上に創立者の大きな銅像と、広場があり、創立者の生涯の紹介や関わった事業が記されています。とても気持ちの良い場所ですので、学校にお越しの際はこちらもぜひお立ち寄りください。

現在の浅野中学校は、高校からの募集のない中高完全一貫の男子校として運営されています。生徒は原則全員、大学への進学を目指しています。

御校の募集要項やアドミッション・ポリシーについて教えてください

コツコツとした地道な努力を積み重ねることができる生徒に入学して欲しいと考えています。男子校ならではの居心地の良さゆえ、スポーツマンから、鉄道や生物に熱中している生徒、ディベートで活躍している生徒など様々な生徒の居場所があります。
「大切なものを、みつけよう」は学校長からのメッセージです。生涯の味方になってくれるような友人であったり、自分自身が興味を持つもの、自分自身の長所であったり、自分の将来のことなど、大切なものをみつける6年間であって欲しいと願っています。

御校の教育課程はどのような生徒様におすすめか教えてください

将来の選択の幅を狭めることがない体制が強みです。
大学の系属校でもないため、自分の力で突破していく必要があります。将来、大学受験にしっかり取り組まなければいけないのですが、十分な実力を備えず進学しても仕方がありません。系属校ではないということはその枠組みにとらわれることなく、進学先を選べるメリットがあります。
学校はその様々な進路を応援できる体制を整えており、国立大に進学したい、医学部に進学したいといった生徒の希望をなるべく叶えられるよう支援しています。

御校にあるイベントを教えてください

学校行事が盛んです。中学では5月に校外研修、中1と中2は夏の林間学校と冬のスキー教室があります。中3では秋に研修旅行があります。

打越祭と呼ばれる9月の文化祭では生徒がイベントに、文化部の研究発表にと様々な活躍を見せています。文化祭実行委員としての活躍をライフワークにしている生徒もいます。毎年校舎正面に掲げられる大きな垂れ幕は１つのみどころになっています。


日頃、活発な部活動ですが、それを受験生に紹介するための「部活動見学体験会」が毎年3月に小学校5年生以下を対象に行われます。ぜひお越しください。

御校の自慢ポイントを教えてください

ロケーションと、活発な部活動と授業活動、それを支える施設が自慢です。
緑に囲まれた環境にありながら、人が出入りする場所はきれいに舗装され、グラウンドやハンドボールコートなどは、人工芝となっており、事実上、土の地面はありません。グラウンドは広く、サッカフィールド1面をとって、それとは別に野球の内野が確保できるぐらいの大きさです。

また、広く大きな総合体育館が打越アリーナと呼ばれ、屋内温水プール、広い柔道場・剣道場・卓球場なども備えています。スポーツに励みたい生徒はもちろん、運動が得意でない生徒にとっても快適な環境です。



図書館は別棟で２階建ての独立した建物で約6万冊の蔵書を備えます。実験などを行う理科の教室が5教室、昨年は2つのPC教室のうち片方からPCを取り払い、ICT教室に改装しました。これは、個人端末ChromeBookの導入が進み、新たな段階としてグループワークやプレゼンテーションのための設備に特化した教室とするのが目的です。多数のプロジェクターに可搬型のプロジェクターも追加してグループごと、それぞれが使ってプレゼンの練習をすることができるようになりました。

教育に対する熱意や教育方針などを教えてください

私自身の個人的な思いになるかもしれませんが、浅野学園に在籍する多くの教員が、男子校らしい居心地の良さを大切にしたいと考えていると思います。
この6年間で将来の目標をみつけたり、生涯味方になってくれるような友人をみつけたり、そして6年間のここでの体験と経験が生涯の大切な財産になるだろうと思います。そして卒業した後も卒業生で集まったり、学校に立ち寄ったりすることになるでしょう。
浅野学園では特にそうした様子が感じられるのですが、私どもの学校に限らず、私立学校、特に年数を重ねている学校では、その様子は少しずつ時代に合わせて進化し、移り変わっていく一方で、それぞれの学校が大切にしているものが脈々と受け継がれていく普遍性があろうかとおもいます。こうした学校の在り様が、いずれ彼らの「ふるさとのひとつ」としての役割を担うことと思います。
志望校は大切な6年間の居場所となり、いずれ、ふるさとのひとつになる。そう考えて受験の準備、学校選びをしていただければと思います。

最後に、生徒様・保護者様に向けてメッセージをお願いいたします！

東京方面からのアクセスもよく、駅から近いのに、緑に囲まれ、敷地にもゆとりのある気持ちの良い学校です。是非一度その様子をご覧になってください。
建物の外であれば、お盆の期間と年末年始・入試の当日などごく一部の日を除き、普段からご覧いただくことができます。お回りいただきたい箇所などを記したマップをご用意しておりますので、警備室にお声がけください。

浅野中学校・浅野高等学校
〒221-0012
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（京浜東北線「新子安駅」・京急線「京急新子安駅」8分）
045-421-3281