【後悔しないで!】発達障害のお子さんの大学進学について徹底解説します

【後悔しないで!】発達障害のお子さんの大学進学について徹底解説します

発達障害を持っている生徒さんは大学進学をしたほうがいいのでしょうか?
そもそも大学受験自体が、大学への進学自体が可能なのかと言う点やどのようなメリット・デメリットがあるのか、大学受験をするかどうかの判断基準などを徹底的にご紹介した上で、大学進学後や卒業後なども見越してこの記事ではお話していくことができればなと思います。

ぜひ最後まで目を通していただけますと幸いです。


発達障害の特性がある方が大学受験を考える際に、やはり志望校選びで重要になってくるのはその大学が発達障害の特性のある学生に対しての理解があり手厚いサポートを受けることが出来るのかどうかと言った点だと思います。
そこを考慮せずに志望校を決定してしまうと、頑張って受験してやっとの思いで入学したものの、発達障害に対する理解がなかなか得られず単位などが取れずに最終的に退学せざるをえなくなってしまう…なんてことも起きかねません。
そういった事態を防ぐためにも比較的発達障害に対して寛容な大学を知ることが重要です。
ですが「そんなこといってもどうやって調べるの…」という方が多いのではないでしょうか?
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発達障害でも大学進学は出来る


まず最初に、発達障害でも大学進学は可能です。
発達障害の検査をしておらず認識がない方や、いわゆるグレーゾーンと言われる方たちもいるため発達障害の方の何割が大学受験に臨み、大学に進学しているのかという統計は取ることができず数字は出ていませんが、少なからず実際に発達障害と付き合いながらも大学に進学している方はいます。

そもそも大学受験(一般入試)の場合は受験者が発達障害を持っているのか、健常者なのかという点は関係がありません。
試験本番の得点でのみ合否が決定します。
極論、高校を卒業していて(または高卒認定を取得していて)入試でいい点数を取れば発達障害であろうが健常者であろうが問題なく大学には進学可能です。

そのため大学に進学できるかという点だけで言えば、学力レベルを気にしなければ進学できるし、進学できる大学のレベルは本人の学力次第という当たり前の結論になります。
ですがもしこの記事を読んでくださっている方の中に
「発達障害があっても大学には行けるんだ!よし、安心したからブラウザバック…」
という方がいたらちょっと待ってください!
その考え方はとても危険です。

でも安易に大学進学を選択するのは危険


ですが、発達障害の方の場合には安易に大学進学を選択することは非常に危険です。
しっかりと大学進学をする目的は何なのか、本人の意思はどうなのか等、考慮すべき点が多くあります。

健常者でも安易に大学進学を選択して結果的に後悔していたり、途中で大学をやめてしまったりという方は少なくありません。
発達障害の方であればそのような事態に陥ってしまう可能性は更に高くなります。
そのため、しっかりといろいろな可能性を検討した上での、慎重な判断が重要です。

大学進学がゴールじゃない


大学進学はゴールではありません。
一人の社会人として自立した生活を送っていくことが出来ることが1つのゴールとなるでしょう。
大学進学はそのゴールまでの1つの通過点に過ぎません。

そのため大学受験に臨むのかにあたって慎重な判断が必要になってきます。

重要な判断基準は3つ


ではどういった部分を判断基準として考えれば良いのでしょうか?
ここからは筆者の考える大学受験を考える上での判断基準となるポイントについてお話していきたいと思います。

この3つのポイントを軸に考えていただけると良いかと思います。

発達障害の種類・重さは?


まず1つ目に考えるべきポイントは発達障害の種類・重さについてです。
一言で発達障害と言っても大きく分けると自閉症スペクトラム障害・ADHD・学習障害に分けられます。
さらに細かく分けていくとさらに多くの種類に分けることができ、個人レベルで見ると一人ひとり抱える症状や状況は違います。


まず重要になってくるのが「知的障害の有無」です、
知的障害がないのであれば大学受験、進学のハードルは比較的低く、十分に可能ではないかと思います。
ですが反対に、知的障害があると実際問題としてかなり難しいというのがが現実のところではあります。
当然、目指す大学のレベルによります、現在は大学全入時代ともいわれており、学力レベルを気にしなければ進学は十分に可能です。
いわゆるボーダーフリーの大学も沢山ありますからね。

また、発達障害だけだった場合でもその種類は様々で、例えばアスペルガーなどの場合には、大学受験に限った話では当然本人の努力次第ではありますが、ある意味一般の生徒より学力的な面では有利とも言えるかも知れません。
実際に、これも統計などがないため具体的な数字などはありませんが、東京大学などを始めとするいわゆる最難関大学と言われるような大学にはアスペルガーの特性を持つ学生が多いとも言われております。
よく偉人と言われるような著名人、アインシュタインやスティーブ・ジョブスなども発達障害であったという話を耳にするのでこの傾向はあながち間違ってないのではと筆者は思っています。

将来像は決まっている?


将来像が決まっているのかという点も重要な判断基準になってきます。
その大学に進学して、卒業したあとになんの仕事に付きたいのかと言うのは非常に重要な点です。

特に発達障害を持っている場合これが特に重要です。
大学は4年間で500万円近くかかる場合も決して少なくありません。
4年間と膨大な学費に見合っているのか、発達障害の方は高校卒業後に職業訓練校に通ってそこから就職する方も多いです。

将来就職の際に発達障害であることを公表して就職するのか、それとも発達障害であることは公表せずに就職するのかも判断基準の1つになってくるでしょう。

本人の意思は?


そしてやはり本人の意志ですね。
受験に臨むのは本人です、受験勉強をするのも大学に4年間通うのも当然本人です。
どれだけ親御さんがお子さんの将来を考えてお子さんのためにと思っても本人にその気がなければうまくいきません。
発達障害のお子さんの場合はその傾向が特に強いと思います、自分のしたいこと、興味のあることには特段熱中するもののそれ以外のことには興味を示さないと言うお子さんも多いですからね。

なので本人が大学進学に対して前向きであるということは必須条件と言えるでしょう。

受験は成功!でもその後は大丈夫…?


無事受験に成功してもその後は大丈夫でしょうか?
特に発達障害の生徒さんで気をつけなければいけないのが4年間大学に通い無事卒業できるのかと言った点です。

卒業は可能なのかどうか


発達障害の生徒さんは自主退学率が高いと言われています。
中学までは義務教育のため評定が悪くても試験で赤点をとってもストレートに3年間で卒業できます。

高校でも留年はありますがかなりレアケースで基本的には追試などによって救済措置があります。
ですが大学は違います。
提出物が遅れたり試験で基準点を下回るようなことがあれば基本的には一発アウトです。
そして単位が取れなければ、当たり前のように留年します。

留年している間も学費は同じように発生します。
そのため途中で自主退学という選択をする方が多いわけですね。
なので現実的に考えてしっかりと入学後に卒業することができるのかどうかを考えておくことは重要です。



発達障害の特性がある方が大学受験を考える際に、やはり志望校選びで重要になってくるのはその大学が発達障害の特性のある学生に対しての理解があり手厚いサポートを受けることが出来るのかどうかと言った点だと思います。
そこを考慮せずに志望校を決定してしまうと、頑張って受験してやっとの思いで入学したものの、発達障害に対する理解がなかなか得られず単位などが取れずに最終的に退学せざるをえなくなってしまう…なんてことも起きかねません。
そういった事態を防ぐためにも比較的発達障害に対して寛容な大学を知ることが重要です。
ですが「そんなこといってもどうやって調べるの…」という方が多いのではないでしょうか?
そういった方々に向けて『【偏差値別】発達障害に理解のある大学リスト』という資料を無料でお渡ししています。
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最後に…


いかがでしたでしょうか?
今回は発達障害の方の大学進学についてお話して来ました。
大学進学にあたって発達障害の方の場合より一層慎重な判断が求められます。
発達障害だからといって大学進学が不可能でというわけではありません。

知的障害があったとしても、選択の幅は確かに健常者よりは狭くなりますがそれでも進学できる大学はあります。
ですがそこで重要なことは「大学に行く目的は?」「本人の意思は?」「卒業は可能なのか?」「卒業後の身の振り方は考えているか?」というところだと思います。
この記事をここまで読んでくださった皆さんにはそういったところもしっかりと検討し、しっかりと話し合いをした上での大学に進学するべきなのかどうかについて話し合っていただければと思います。