【センター満点の筆者が書く】シャドーイングなんて今すぐやめて!おすすめしないわけとは?

【センター満点の筆者が書く】シャドーイングなんて今すぐやめて!おすすめしないわけとは?

最近よく英語の勉強法として「シャドーイング」というものを聞きます。
シャドーイングは英語でShadowingと綴ります。
字の通り、Shadow、つまり「影」のように聞こえてくる英文の直後を追いかけるという勉強法です。

最近(最近と言ってももう数年も前からですが…)本当によく聞きますねこのシャドーイングという勉強法。
どこの記事をみても
『シャドーイングがオススメな理由〜選』
『シャドーイングは最強の勉強法!』
なんて謳ってますけどはっきり言っていいですか…?

シャドーイングまじで意味ないです、点数に繋がんないです。

おそらく読んでいる方の大半がポカーンとしていることでしょう。
センター試験最終年度だった2020年センター本試験で満点の200点を独学でとった筆者がこの記事を通して

  • なぜシャドーイングが意味ないのか
  • 実際に得点に直結する勉強法

の2点をお伝えしていきたいと思います。

なにかのご縁でこの記事にたどり着いてくださったみなさんには間違った勉強法で時間を無駄にしてほしくないです…
なのでこの記事ではそうならないために詳しく解説していきますのでぜひ最後まで目を通していただけますと幸いです!

批判する前に…


スタンドマイク

まずはシャドーイングを批判する前に…
シャドーイングがどの様な学習方法で、なぜ効果的だと言われていて、なぜここまで有名な学習方法になったのかをお話しないといけませんね。

シャドーイングの方法については冒頭でも書いたとおりです。
英文を聞き終えてから発声する「リピート」とは異なり、シャドーイングは聞こえくる英文に追いつき追い越すかのごとくピッタリとすぐ後を追って発声する点が特徴です。

じゃあなんでシャドーイングで成績は上がらないの?


ではなんでシャドーイングは意味がないとここまで筆者が言い切るのかをお話していくことにしましょう。
そもそも勘違いしている人が多い点ですが、シャドーイングはもともと「リスニング」「スピーキング」「発音」を改善すると言われています。
つまり、そもそも日本でのいわゆるアカデミックな英語(ペーパーテストなど)には対応していない勉強法というわけですね。

もし志望校に合格するためや、試験でいい点数をとるといったアカデミックな英語ではなく「リスニング」「スピーキング」「発音」などと言ったプラクティカルな英語をブラッシュアップさせたいという目的でしたらシャドーイングは一考の余地があるかもしれません。(それでもシャドーイングより有効な勉強法があると思いますが…)

そもそもシャドーイングは勉強法としてではなく、音声言語知覚や吃音症の研究において使用される手段として編み出されたものなんです。
それが第二言語習得におけるリスニングやスピーキングの能力の改善のために応用されるようになりました。

そしてそれが日本に流入し、こぞって指導者がシャドーイングは良いぞと言い始めたためここまで有名になったわけです。

なのでまず知っていただきたい点としては、シャドーイングはアカデミックな英語をブラッシュアップするものではないということです。

シャドーイング自体がどうこうというよりもこれはそもそも目的と手段がマッチしていないので当然のことですね。

シャドーイングの効果が発揮される人とは?


では先程シャドーイングは「リスニング」「スピーキング」「発音」のブラッシュアップを目的にしているというお話をしましたが、その点については効果は期待できるのでしょうか?

この点に関しては、結論を先にはっきりと述べると…「特定の人には効果が期待できる」といえます。
ここでの「特定の人」とは、英語のスキルがすでにかなりハイレベルな人です。

つまり、ある程度英語をしっかり聞いて理解することができ、スムーズに英語を話すことができ、各単語のアクセントなどが身についているという状況です。
そういった人であればシャドーイングは良いかもしれません。ですが「リスニング」「スピーキング」「発音」を向上させたいという人でもそこまでのレベルに達していないのであればシャドーイングはおすすめできません。

まず、実際にシャドーイングをやってみるとわかるのですが、自分の声が聞こえません…
だから自分が正しい発音をしているかがわかりません、むしろついていくことだけに集中して発音が身についていない場合変な癖が付きかねません。

また、リスニングに関しても追いかけることに必死で文章の理解なんて二の次になります。
もしシャドーイングをしながらでもリード文の内容が理解できるならばあなたは充分に特定の人です。
スピーキングについても、自分の中でイディオムや定型文を増やし、それを落とし込むほうが遥かに上達します。

つまり、シャドーイングは英語上級者の「総合演習」みたいなものなんです。
だから私、筆者自身も含めて、普通に英語を学びたい人には効果がないわけです。

ではアカデミックな英語力を私達のような普通の英語学習者が身につけるのに効率的な勉強法はどのようなものなのでしょうか?
つまり、試験で点数が取れる英語の勉強法はなんなんだったって話ですね(笑)

得点をあげたいならこれをしろ!


では実際に得点につながる勉強法はどのようなものが有るのでしょうか?
実際に筆者自身が実践して、結果につながったものだけを「文法」「単語」「長文読解」「英作文」の4つの項目に分けて、それぞれについて厳選してご紹介していこうと思います。

「文法」


まずはじめに文法についてです。
身もふたもないことを言ってしまいますが文法はもうとにかく暗記です。
1にも2にもとにかく暗記です。

インプットのときは何冊もいろいろなテキストに手を出す必要はなくて、ボリュームが大きめなものを一つ選びとにかく何周もしましょう。よくアウトプットが重要との声が多いですが、実際アウトプットは重要ですが、インプットをもう完璧だと言う状態になってから始めたほうがいいです。インプットとアウトプットを繰り返すような勉強法は長いスパンを設けて、それこそ授業の終わりの小テストを何年も続けるなどと言った場合はいいですが、入試対策や英検対策、TOEIC対策などの目的の場合にはおすすめできません。

一冊を完璧にしたあとは問題集などに移行するのもいいですが、過去問などを始めるのも有効です。ですが注意していただきたいのが、これは文法、もはや英語に限ったことですらありませんが、過去問は限りがあります。

例えばですが、大学の赤本をどんなに集めても良くて15年です、自分が受ける年と同じ出題傾向でという話になるとさらに少なくなります。その限りの有る過去問を力がついていない時点で腕試し的に消化してしまうのはとてももったいないです。なのでしっかりとインプットが完璧だという状態になってから臨むようにしましょう。

インプットを完璧にしていても問題を解いていくと、必ず未知の問題に出会います。そのときには一冊それ専用のノートを作っておき、そこにどんどんと書き込んでいって自分だけの文法ノートを作成しましょう。

「単語」


次にご紹介するのは単語です。
英語は結局単語ゲー、とまでは言いませんが、単語はやはり最重要な要素の1つです。
実際、筆者自身も、大学受験に向けての英語の勉強は単語固めからはじめました。

そして2000単語以上載っている単語帳をひたすら何周もして隅に載っているような意味まで完璧に仕上げました。目指すレベルに合わせて必要な難易度の単語帳を選択して、それを一冊完璧にしましょう。繰り返しになりますが、何冊も手を出すのではなく、あくまで一冊を完璧に仕上げてください。あとは、普段から5分でも時間があれば単語帳を見る癖をつけましょう。

でもスピードラーニングではないですが、流し見は禁物です、全く意味ないです。しっかりと頭の中で復唱するなど意識しながら行うことが大切です。そして文法同様に日々の中で未知の単語や知らなかった意味に出会った時にはノートなどにまとめて自分だけの単語帳を作りましょう。

「長文読解」


さあついに来ました、長文です。
長文は最大の得点源であり、逆に言うと長文がとれないと点数は伸びていきません。
筆者自身、長文読解が一番の得意分野でしたので紹介にもより一層力が入ります(笑)
長文はとにかく読む、とにかく長い文を読むことです。

問題を解く際のテクニック的なものをお話しだすとそれだけでもう一つ記事ができてしまいそうなので、今回はあくまで勉強法に絞ってお話をしていこうと思います。

まずはじめは長文に慣れるために多くの長文に長文してみてください。はじめは中文程度のものから初めて見るのも良いかもしれません。とにかく読んで、文章に慣れていくことが大切です。

そして次のフェーズは精読です。
しっかりと時間をかけて構文を取りながら進めましょう。精読用のテキストなどもたくさん市販されていますのでそれを一冊完璧にするのがおすすめです。難易度の高いパラグラフなどを何度も構文を手を動かしながらとっていきましょう。

そしたら今度は速読を鍛えるフェーズです。
長文はもちろん一番試験の中で時間をかける所ではありますが、それだけに時間を使うわけにはいきません。なので、速読とまではいかなくても長文を読み、処理する速度を上げることは必要不可欠です。難しめの難解な文章を何度も繰り返し読んだり、英字新聞などを読むのが効果的な勉強方法です。

「英作文」


最後にご紹介するのは英作文です。
英作文は上記で紹介した文法、単語が仕上がってる上で多くの長文に触れていればある程度かけるかと思います。いろいろなテーマを想定して自分の中で定型文とまでは言いませんが、お決まりのパターンのようなものを作っておくといいかと思います。

つまりのところ…


いろいろとお話してきましたがまとめると…

  • シャドーイングはそもそもアカデミックな英語の向上を目的としていない
  • シャドーイングは英語超上級者向け
  • プラクティカルなスキルを磨きたい場合もシャドーイング以外の有効な手段がある

     ⬇ ⬇ ⬇ ⬇ ⬇ ⬇
シャドーイングをする意味はない、他の勉強法をしろ!!

というわけです。
そこで今回はシャドーイングではなく、他の勉強法の提案をしてくれるプロのオンライン家庭教師の先生をご紹介します。
オンライン学習は双方向でありながらも時間等の融通が利くため、忙しい受験生にはぴったりだと思います。

英検専門講師!ジュンオンライン家庭教師


ジュン オンライン家庭教師
ジュン
オンライン家庭教師
対応可能科目
小・中学生の英検(~準2級程度まで)
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英検専門講師のジュンです!小・中学生の「英検合格サポート」ならお任せください♪
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まずは英語と楽しく出会いましょう。
お子様に合わせてオンラインゲームも取り入れます。
そして正しい発音でリスニングに強い耳になりましょう。


ジュン先生は「英語嫌い」をつくらない楽しい指導で生徒さんの成長を保護者様と一緒に見守ってくれるような先生です。
ただ読むだけ、ただ書くだけの指導から脱却したい方、小学生のうちから英語を得意にさせたいと思っている保護者様、ぜひ一度ジュン先生にお問合せしてみてはいかがでしょうか?

まとめ


いかがでしたでしょうか。
今回は英語の勉強方法シャドーイングについてお話してきました。

なかなかここまで批判的な記事というのも珍しいなと筆者自身書いていて思いましたが、実際シャドーイングをあえて選ぶ理由というのはありません。
ぜひ、ここまで読んでくださったみなさんには、今回の記事の中で紹介した勉強法なども参考しながら、しっかりと効果のある勉強法を選択していただければなと思います!