高学年の小学生が身につけるべき勉強方法とは?

高学年の小学生が身につけるべき勉強方法とは?

小学校高学年のお子さんにどうやって勉強させればいいのか悩んでいませんか?勉強する習慣も身についていないまま中学校の勉強についていけるか不安ですよね。この記事ではお子さんが勉強習慣を身につけるためのヒントについてまとめました。きっとお役に立てるはずです。

高学年の小学生が身につけるべき勉強方法とは?


小学校の高学年になると、中学校の勉強についていけるのか不安になる保護者もいるでしょう。また中学受験を検討しているご家庭だと、勉強方法がまだ確立していなくて、成績が伸び悩んでしまい、焦っていませんか?
 
小学校で学んだ国語や算数、最近だと英語も中学校の勉強の土台となります。しかし無理やりお子さんに勉強させてしまうと、勉強が嫌いになる可能性もあります。大切なのは、適切な勉強習慣を身につけることです。
 
まずは平日にどれくらいの小学生が勉強習慣を身につけているのか紹介します。


 参考:小学校六年生の学習習慣|文部科学省

円グラフから見て分かるように、3割の生徒は平日の勉強時間が1時間未満で、学校の宿題など最低限の勉強習慣しか身についていないことが想定されます。1時間以上勉強する生徒が多いのは学校外で学習しているのでしょう。

それでは小学生で6年生が休日に行う勉強時間は、どれくらいなのでしょうか?ここもグラフで見ていきます。


 参考:小学校六年生の学習習慣|文部科学省

1時間未満の生徒が4割を超えています。やはり学校の宿題など最低限の学習習慣しか身についていない生徒が多いことが想定されます。その一方で、4時間以上勉強している生徒が6%ほどいることも確かです。1日の差は3時間程度と、そこまで大きく感じないかもしれませんが、これが1ヶ月分、1年分の差が出てくると取り返すのが難しくなるでしょう。

ただし長時間勉強している=学習習慣が身についていることは確かですが、それが正しい勉強方法かどうかは別問題です。
 
それでは、どのような勉強方法を身につけていけばいいのでしょうか。以下で正しい勉強法について紹介します。
 

正しい勉強法って何?




そもそも正しい勉強方法を身につける目的は、何でしょうか?「定期テストで良い点数を取ること」「志望校に合格すること」というのはもちろん大切なことですが、あくまでも結果として付いてくるものなので、これらを目的にしてはいけません。
 
現代は変化が激しく、極端に言えば去年の正解が今年の正解ではなくなることも考えられます。そのような時代における正しい勉強方法を身につける目的とは、自ら学んでいく姿勢で勉強習慣を身につけることにあります。
 
自ら学ぶという正しい勉強方法を身につけることで、自然と勉強ができるようになり成績も上がるでしょう。では、どうすれば小学生のお子さんが自ら学ぶ姿勢を身につけられるのでしょうか。
 

勉強習慣を身につける難しさ


自ら学ぶ勉強習慣を身につけることは、簡単ではありません。立派に働いている社会人でも、勉強を続けるのは難しいと感じている人も一定数います。子どもが勉強習慣を身につけることは、なおさら難しいです。
 
それでも自ら学ぶ勉強習慣をお子さんが身につけるためには、保護者の手助けが必要不可欠になります。以下で、勉強習慣の身につけ方について解説します。
 

勉強習慣の身につけ方




子どもは本来学ぶことに対して好意的で、ベネッセが行った「小中学生の学びに関する実態調査(2014)」では学年が上がるごとに勉強が好きと答える生徒は減っていってしまうものの、小学生の6割が勉強が好きと回答するといったデータもあります。
参考:小中学生の学びに関する実態調査(2014)|ベネッセ教育総合研究所
 
「子どもが勉強してくれない」「勉強しないから成績が伸びない」と悩んでいるかもしれませんが、勉強したいと出ているのにも関わらず、勉強をしない原因はご家庭の環境にあるかもしれません。子どもの勉強習慣が身につかないのは、具体的に以下の例が挙げられます。解決策と共に紹介します。
 

わからないことがすぐに解消されないストレス


子どもは自分ができることや興味を持ったことに対しては、飽きずに何時間でもやる能力を持っています。例えば、ゲームなんかでも親が制限時間をかけないと、一日中やっているお子さんもいるのではないでしょうか?
 
勉強も同じで、分かる問題にはすぐに取り組みます。一方で、一人で勉強しているときに、分からないことが出てくると、親に教えてもらえず、すぐに解消できないストレスが溜まって勉強が嫌いになるお子さんは多くいます。
 
後ほども解説しますが、お子さんが勉強するときは、親が家にいてあげて、分からないことをすぐに解消してあげられるようにしましょう。共働きなどでどうしても家にいることが難しい場合は、塾に通ったり家庭教師を依頼したりしましょう。

強制的に勉強しているという状況にストレスを感じている


保護者の中に、「子どもは勉強しないものだから強制的に勉強をさせないと」と考えて「勉強しなさい」と、ついつい口うるさくいってしまう人はいませんか?無理やり勉強をやらされると、子どもの自主性が育たず、勉強は嫌なものと認識されます。
 
また勉強に対する興味を失ってしまい、勉強をして「楽しい」と感じたり達成感を味わえなくなります。そうなった子どもが自主的に勉強をするとは思えないでしょう。
 

誰かと比べられることでやる気がなくなってしまう


テストの結果が返ってきた時に、「お兄ちゃんはもっと点数をとれているのに」「お友達は毎回高得点みたいよ」など、テストの点数を兄弟やお友達と比較していませんか?もちろん保護者にとってみれば、もっと頑張ってほしいという気持ちがあるかもしれませんが、お子さんにとっては圧力に感じてしまい、勉強へのやる気を失ってしまいます。
 
お子さんが比べるべき相手は、周りの人ではなくお子さんの過去です。「以前のテストより○○点上がった」「前できなかったところができるようになった」など、比較対象を自分自身にすることで、やる気に繋がります。
 
テストの点数だけでなく、自分に合った方法やペースで取り組むことが大切なので、勉強方法も周りと比較しないようにしましょう。算数の公式を覚えるときにも「声に出して覚える」「使いながら覚える」など、さまざまな方法があります。
 
「こんな方法があるよ」とアドバイスをするのは大丈夫ですが、今のやり方を否定することないように気を付けましょう。

おもしろいと思っていることを否定されてやる気がなくなってしまう


子どもがおもしろいと思っていることを、勉強に関係ないと言って否定していませんか?例えば子どもが野球好きな場合、好きという気持ちを認めて野球に対する努力も応援してあげることで、学習意欲の向上にもつながります。
 
一方で「野球をしても意味がないから勉強しなさい」と言われると、自分自身を否定された気持ちになり、勉強する意欲をさらに失ってしまうでしょう。子どもが興味を持っていることを尊重し、応援することで、勉強に対しても意欲的に取り組む精神を育んでくれる可能性も高くなります。
 

勉強をする意味がわからない


親から勉強をしろと言われても、勉強する理由が分からないのでやる気にならないという小学生は多くいます。「何のために勉強するの?」と聞かれても親は「将来役に立つから」「やらないと立派な大人になれないから」と答えるだけで、これにはお子さんは納得できないでしょう。
 
お子さんが勉強する習慣を身につけるためには、まずは保護者から、勉強することでどうなるのか説明しなければなりません。
 

お子さんのやる気を上げる4ステップ


お子さんが自ら勉強をするには、勉強に対するやる気を上げてもらう必要があります。ここでは、お子さんのやる気を上げる5ステップを紹介します。
 

  • ステップ1 自宅で勉強する環境を整える

まずは、自宅で勉強する環境を整える必要があります。教科書やノート、筆記用具などをそろえてあげましょう。そして勉強するときは、テレビを消し、ゲームやスマホなども勉強が終わるまで片付けましょう。
 
お子さんは自分が勉強しているときに、親がテレビやゲームなどをしていると「なんで私だけ」と考えてしまいます。お子さんが勉強している間は、保護者自身もできるだけ娯楽から離れてあげましょう。
 

  • ステップ2 「分からない」を受け入れる

勉強していると必ず、分からない問題が出てきます。逆に分からない問題がなければ、学習になっていないということになります。
 
分からない問題が出てきたときに、お子さんを責めるのではなく、まずは共感してあげましょう。そしてその分からない問題を一緒に調べていくことで、達成感が得られストレスなく勉強を進められます。

  • ステップ3 一緒に学ぶ姿勢をとる

一緒に調べるといっても、親が全部調べてしまうとお子さんの勉強になりません。「この問題は確か教科書の○○のあたりを読めば書いてあったような気がする」などとヒントを与えてあげましょう。
 
自分で調べてできるようになることで、「自分はできるんだ」という自信を持って勉強に取り組んでくれるでしょう。
 

  • ステップ4 結果が出れば喜びを共有する

問題が解ける、テストで前よりも点数が取れるなど結果が出ると、少し大げさかなと思うぐらい喜んでほめてあげましょう。子どもは褒められるとさらにやる気になって、「勉強しなさい」と言わなくても勉強する習慣を自然と身につけてくれます。
 

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