国際協力　入門講座　～私の体験談を通して～

みなさんは、国際協力という言葉を聞いて、何を想像しますか？

私は、これまで獣医師として、国際協力業界で働いてきました。

最初に足を踏み入れたのは、約５年間働いた地方公務員を退職し、JICA海外協力隊への参加でした。海外協力隊には、多くの職種がありますが、私は獣医・衛生隊員として、東アフリカのウガンダ共和国で２年間活動しました。生活面はなかなか過酷なものでした。私の住居には水道がなかったので、ポリタンクを持って近くの井戸に水を汲みに行ったり、停電が２週間続いたりと、日本では想像すらしなかったことが、ごく当たり前に起こりました。

しかし、、、、むしろそれがそこでは自然なのです。ここでの経験がこれまでの私の価値観と世界観を一変させ、結局、その後も国際協力の魅力にとりつかれ、国際協力関係の仕事を続けてきました。

国際協力という言葉を聞くと、途上国・貧困国の支援というイメージを持つ方が多くいらっしゃるかと思います。確かに、それも一つの見方ですが、私は現地で実際に働いてみて、一方的な先進国が途上国を支援するという構図よりも、もっと別の視点や価値観といった多くのことを学び・経験することができました。日本では日々何となく生きていた私も、初めて生きている感覚を実感として味わうことができました。それぞれの人々には、それぞれの日常があり、お互いに歩み寄っていくことで、お互いを知ることができる。人間の根源的な部分に触れることができたかと思います。本講座では、国際協力の基礎知識から世界を広く見る（視野を広げる）といった国際協力の魅力をを皆さんにお伝えできればと思います。

本講座は、まず私がプレゼンテーションで５０分、その後、質疑応答１０分で進めさせていただければと思います。（プレゼン中も適宜、質問していただいても構いません。）

内容は、参考までに下記に当日使用するスライドを掲載しますが、まず国際協力の概要についてご説明し、その後、私の体験談から、実際の現地での写真を交えながら協力の現場をお伝えします。また国際協力業界の概要やキャリアパスについてもご説明させていただきます。

国際協力や海外協力隊にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。