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【学習塾経営とオンライン家庭教師の両立】オンライン指導で隙間時間も授業

2024/12/27

【学習塾経営とオンライン家庭教師の両立】オンライン指導で隙間時間も授業

「デジタル教育の先駆者」早くから見据えた教育のオンライン化

まずは自己紹介をお願いいたします。

後藤と申します。マナリンクでは高校数学、高校化学、英語の講座を提供していますが、現在は高校化学を中心に指導しています。また、中高生向けの個別指導塾も経営しており、生徒の自立と成長を目指した指導を行っています。

デジタル教材の活用は早い段階から始められていたそうですね。

10年以上前から、ガジェットに興味があって、Goodnotesを使って、授業への活用を模索していました。例えば、個別指導で同じ内容を複数回、説明する必要がある場合、YouTubeに説明動画をアップロードして活用するなど、かなり早い段階からデジタル化を進めていました。
当時は大きな商売にしようという考えはなく、純粋に自分の仕事の効率化のために始めたことでした。そんな中でマナリンクの話をいただき、これまでの経験を活かせると考えて参加を決めました。

「コロナ禍での決断」オンライン教育への挑戦

オンライン家庭教師を始められたきっかけを教えていただけますか?

コロナ禍で学校が休校になった時期に、オンライン指導が一般化していく流れを感じました。これは勉強しておく必要があると直感的に思いましたね。また、地方の塾経営者として、地域特有の課題も認識していました。
特に宮崎の高校生は学校の拘束時間が長く、塾に通う時間の確保が難しい生徒が多いんです。そういった生徒たちにとって、自宅で塾の指導を受けられるサービスは大きな価値があると考えました。さらに、休校期間中は入塾希望者も減少していたので、空き枠を有効活用する意味もありました。

「二足のわらじ」学習塾経営とオンライン指導の両立

1日のスケジュールを教えていただけますか?

午後から塾に来て、掃除などの雑務をこなし、早ければ16時頃から授業開始です。最終コマは23時30分頃まで入ることもあります。生活サイクルは塾経営時代と変わっていません。従来の塾の授業枠にオンライン家庭教師の枠を組み込む形で運営しています。
個人塾の経営者にとって、空き枠にオンライン授業を入れていく方針であれば、比較的スムーズに始められると思います。ただし、準備は必要です。オンラインでは対面とは異なる教え方や教材が必要になることもあり、その試行錯誤は新たな学びにもなっています。

「デジタルツールの活用」効率的な授業運営の秘訣

授業ではどのようなツールを使用されていますか?

デスクトップPCでZoomを使用し、生徒さんがiPadなど書き込み可能な機器を持っている場合は、Goodnotesで共有して同時書き込み機能を活用しています。最近は学校でiPadが必須になっているケースも増え、デジタル機器を持っている生徒さんが増えています。
教材に関しては、塾で使用している教材をPDF化して活用しています。長年の塾経営で蓄積したノウハウをデジタル化することで、効率的な授業運営が可能になっています。必要に応じて、教材作成ソフトで新たな演習問題を作成することもあります。

生徒さんのレベルに応じた工夫はありますか?

偏差値が高い生徒さんの場合は、一方通行の説明でも理解が進むことが多いのですが、教科が苦手な生徒さんには、どこを見せるかが重要になってきます。その場合、書画カメラやiPadの共有機能を使うことで、より効率的に成績を上げることができます。
また、宿題は基本的に授業で解説した内容の復習が中心です。インプットしたものを確実に定着させることを重視しています。生徒さんの理解度に応じて、その日の授業内容を調整することもあります。

「新しい出会いがもたらす学び」オンラインならではの生徒層の多様性

対面指導とオンライン指導で、生徒層に違いを感じますか?

地方の塾では生徒層がある程度均質化される傾向にありますが、オンライン家庭教師では、これまで出会えなかったような生徒さんと出会える機会が増えました。例えば、地理的な制約で塾に通えない生徒さんや、独特の学習スタイルを持つ生徒さんなど、新しい教育ニーズに触れることができます。
この多様な生徒層との出会いは、教師としての自分の成長にも大きく貢献しています。従来の教え方が通用しないケースもあり、新しい指導法を考え出す必要に迫られます。そうした試行錯誤が、教師としての引き出しを増やすことにつながっています

「オンラインならではのコミュニケーション」現代の学習者との相性

オンラインでのコミュニケーションについて、工夫されていることはありますか?

実は、オンラインだからコミュニケーションが取りづらいと感じたことはほとんどありません。チャット機能を使った質問や、授業以外での気軽なやりとりもあり、特に現代の生徒さんたちは、このようなコミュニケーション方法に違和感がないようです。
保護者の方とのコミュニケーションも活発で、むしろ対面よりも相談しやすい環境かもしれません。進路相談や学習相談は特に多く、状況に応じてチャットやビデオ通話を使い分けています。30分ほど時間を取って、Zoomで詳しく相談に乗ることもあります。

「デジタル時代の教育」可能性と課題

オンライン授業の魅力はどこにありますか?

オンラインの最大の魅力は、教材の見せ方の多様性です。iPadを使えば教材の提示方法が多様化し、画像や動画の活用も容易です。また、生徒の理解度に合わせて、その場で教材を修正したり、補足資料を用意したりすることもできます。
ただし、これはツールの問題ではありません。結局のところ、生徒の理解を深めるために、どのようなアプローチが最適かを考え続けることが重要です。オンラインだからといって特別なことをするわけではなく、むしろ従来の教育のエッセンスをどう活かすかを考えています。

「教育者としての展望」次世代の教育を見据えて

これからオンライン家庭教師を始める方へアドバイスをお願いします。

個別指導の先生は、ともすると外部との繋がりが薄くなりがちです。オンライン家庭教師は、講師同士の繋がりを作る良い機会になると思います。マナリンクの先生方との勉強会や情報交換は、自身の成長にも大きく貢献しています。
また、自分の授業をデジタル化したい方にとっては、良いチャレンジの場になるでしょう。必要な勉強はありますが、それ以上の可能性が広がっています。特に個人塾の先生方には、既存の授業枠を活用しながら、段階的に始められることをお勧めします。

長年の塾経営経験とデジタル教育への先見性を持つ後藤先生。その言葉からは、テクノロジーを効果的に活用しながらも、本質的な教育の価値を大切にする姿勢が感じられました。地方の教育現場とオンライン教育を橋渡しする存在として、今後もさらなる可能性を追求されることでしょう。

後藤先生
https://manalink.jp/teacher/5575
【学歴】
宮崎県立宮崎西高校理数科
東京工科大学工学部機械制御工学科
【指導/合格実績】
学習塾運営13年目(指導歴23年)
【指導した生徒の国公立大学合格実績】
国立大学医学部医学科、旧帝大
九州内全ての国立大学(医学部医学科含む)多数
全国各地の国公立大学多数
【私立大学】
私立大学医学部医学科
早稲田大学/慶応大学/明治大学/青山学院大学/立教大学/中央大学/法政大学/東京理科大学
九州の私立大学(西南学院、福岡大学、その他)多数

免責事項

こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。

オンライン家庭教師マナリンクについて

オンライン家庭教師マナリンクは小〜高校生のためのオンライン家庭教師サービスです。オンライン家庭教師一覧画面より、ユーザー様ご自身で先生を探し、指名していただくことができます。入会金19,800円(税込)で、1科目から受講可能です。ご相談だけでもお気軽にお問合せください。

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