【オンライン家庭教師を本業で極める】デジタルツールを駆使した効率的な指導
- 「友だちへの指導から始まった夢」教育者への道のり
- まずは自己紹介をお願いいたします。
- 教育者を目指されたきっかけを教えていただけますか?
- 「異色の経歴」化学から会計、そして教育へ
- 大学時代のお話を伺えますか?
- 公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何だったのですか?
- 「デジタル時代の教育革命」YouTubeとオンライン授業の可能性
- オンライン家庭教師を始められたきっかけを教えてください。
- YouTubeを始められた理由を教えてください。
- 「デジタルツールの革命」オンライン授業の可能性
- オフライン授業との違いを感じる点はありますか?
- 具体的にどのようなツールを使用されていますか?
- 「意外な発見」オンラインならではのコミュニケーション
- 生徒さんとのコミュニケーションについてはいかがですか?
- 印象に残っているエピソードはありますか?
- 「オンライン家庭教師としてのスケジュール」効率的な時間活用
- 一日のスケジュールを教えてください。
- 現在の活動のバランスはどのように取られていますか?
- 「成功の秘訣」環境整備の重要性
- オンライン家庭教師を始める前に準備しておくべきことはありますか?
- 「未来への展望」これからの教育者として
- 今後のキャリアプランをお聞かせください。
- これからオンライン家庭教師を始める方へアドバイスをお願いします。
「友だちへの指導から始まった夢」教育者への道のり
まずは自己紹介をお願いいたします。
理系科目をメインに指導をしています川村と申します。マナリンクでの講師歴は11年目に入ります。主にマナリンクで家庭教師をさせていただきながら、YouTubeでの発信活動や、塾での対面授業も少し行っています。
教育者を目指されたきっかけを教えていただけますか?
小中学生の頃から、近くの席の子たちに『教えて』と言われて教えることが好きでした。教える楽しさを感じていたので、それを仕事にできたらいいなと思っていました。また、人の成長過程を見るのがすごく好きで、人の成長に携われる仕事に情熱を持って取り組みたいと思っていました。
「異色の経歴」化学から会計、そして教育へ
大学時代のお話を伺えますか?
大学時代から教育熱が高く、4年間週4,5日教育のアルバイトをしていました。化学科に所属していましたが、将来を考えたとき、化学の追求よりも違うことがしたいと思い、公認会計士試験を目指すことに。就職せずに卒業し、試験勉強をしながら塾講師を続けていました。1次試験には合格しましたが、やはり教育に携わりたいと思い、方向転換してオンライン家庭教師を主軸に活動しています。
公認会計士を目指そうと思ったきっかけは何だったのですか?
お金の流れや経営の仕方に興味があり、将来的に教育関係の何かをやりたいと考えていました。経理の上層部の方と関わる機会も得られると思い、その知識を将来の教育事業に活かせるのではないかと考えたんです。でも、やはり直接生徒と関わる教育の方が自分に合っていると気づき、思い切って方向転換しました。
「デジタル時代の教育革命」YouTubeとオンライン授業の可能性
オンライン家庭教師を始められたきっかけを教えてください。
コロナ禍で対面授業が難しくなり、家でできる仕事を探していました。同時期に、私の異色の経歴を活かして、普通の先生とは違う形で教育に貢献できないかと考えていたんです。オンライン家庭教師が流行り始める直前で、これは大きなチャンスだと感じました。
YouTubeを始められた理由を教えてください。
理系から公認会計士を目指すという特殊な経歴や、就職せずに卒業するという選択をした経験から、普通の先生とは違う差別化を考えていました。コロナ禍で動画を見る文化が急増し、学校に行けない生徒のサポートになればと思い、気軽に発信できるYouTubeを始めました。特に理系科目は動画での説明が効果的だと考えていました。軽い気持ちで始めたものが続き、現在は1万6000人ほどの登録者がいます。特にテスト前は再生数が伸びるので、YouTubeで勉強する生徒が多いのだと実感しています。
「デジタルツールの革命」オンライン授業の可能性
オフライン授業との違いを感じる点はありますか?
6,7年の対面授業経験があったため、最初は画面越しということに違和感がありました。しかし今では逆に対面の方がやりづらく感じるほどです。例えば、数学の図形問題。AIを使えば瞬時に正確な図を描けますし、化学の分子モデルも3Dで表示できる。ホワイトボードに描く時間が惜しく感じるほど、テクノロジーは授業を効率化してくれています。授業の準備時間も大幅に削減でき、むしろオンラインの方が効率的だと感じています。
具体的にどのようなツールを使用されていますか?
メインで使用しているのがGoodnotesというアプリです。これ一つで板書、スライド作成、資料共有まですべてこなせます。特に便利なのが、生徒とのリアルタイム共有機能です。生徒が解いた問題をその場で添削し、レーザーポインターで的確に指摘できます。添削した内容は自動で保存されるので、復習時にも活用できます。
以前は板タブレットを使っていましたが、生徒数の増加に伴い、より質の高い授業を提供したいと思ってシステムを改善しました。投資は必要でしたが、授業の質が格段に向上し、生徒の理解度も高まりました。
「意外な発見」オンラインならではのコミュニケーション
生徒さんとのコミュニケーションについてはいかがですか?
最初の数ヶ月は人間関係作りに苦労しましたが、実は画面越しだからこそ築ける関係があることに気づきました。対面だと緊張してしまう生徒も、オンラインなら気軽に質問や相談をしてくれます。特に人見知りの生徒には、適度な距離感のあるオンライン授業の方が合っているようです。
また、授業以外の話題でも、画面共有機能を使って趣味の話をしたり、時にはちょっとした雑談を通じて信頼関係を築いています。オンラインだからこそ、より自然な形でコミュニケーションが取れる場面も多いんです。
印象に残っているエピソードはありますか?
海外在住の生徒との授業は特に印象深いですね。時差の関係で、こちらが深夜なのに向こうは朝という状況で授業することもあります。でも、その時差すら、グローバルな視点を養う良い機会になっています。
例えば、化学の授業で日本と海外の教科書の違いについて話し合ったり、その国の文化や教育システムについて意見を交換したり。教科の枠を超えた学びが自然と生まれるんです。これはオンラインならではの魅力だと感じています。
「オンライン家庭教師としてのスケジュール」効率的な時間活用
一日のスケジュールを教えてください。
通常は1日6-7コマですが、多い時は12コマ、最高で15コマこなすこともあります。15コマというと朝から深夜まで、ほぼ休みなく授業をしている計算になりますね。テスト前は土日も一日中埋まることが珍しくありません。
昼間は海外の生徒さんや社会人、再受験の方が中心です。夜は学生さんが中心で、特に18時から22時の時間帯は人気が高く、あっという間に埋まってしまいます。単発授業もありますので、それらを上手く組み合わせて調整しています。
最近特に増えているのが、学び直しのニーズと医学部受験のサポートです。化学を専門としている関係で、そういった方々からのお問い合わせが増えている印象です。
現在の活動のバランスはどのように取られていますか?
今は9割がオンライン家庭教師の仕事で、残りの時間で塾に行ったりYouTubeの編集をしたりという形です。やはりオンライン家庭教師がメインの収入源であり、最も力を入れている活動ですね。
「成功の秘訣」環境整備の重要性
オンライン家庭教師を始める前に準備しておくべきことはありますか?
「機材や回線環境の整備は特に重要です。対面授業なら自分が出向けばある程度なんとかなりますが、オンラインの場合、回線環境が悪いと生徒さんの学習に直接影響してしまいます。私の場合、最初はペンタブレットで始めましたが、生徒数が増えるにつれてiPadやその他の機材にも投資しました。事前にしっかり調べて準備できたことは、結果的に良かったと思います。質の高い授業を提供するための投資は、決して無駄にはなりません。
「未来への展望」これからの教育者として
今後のキャリアプランをお聞かせください。
まだ講師歴10年に満たない若手ですが、この間にかなりの数の授業をこなしてきました。この経験を他の先生方に還元していきたい、それが私の夢です。
特に、オンライン教育の可能性をより多くの先生方に知っていただきたいと考えています。テクノロジーを活用することで、従来の対面授業では実現できなかった新しい教育の形が作れると確信しています。
これからオンライン家庭教師を始める方へアドバイスをお願いします。
オンライン家庭教師の最大の魅力は、移動時間がないことです。自宅から1分で授業を始められる。この効率の良さは、仕事の質を大きく向上させます。
また、適切な環境さえ整えれば、対面授業以上の効果を得られる可能性があります。特に理系科目では、デジタルツールを活用することで、より分かりやすい説明が可能になります。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、常に学び続ける姿勢を持ち、少しずつスキルアップしていけば、必ず対面授業を超える素晴らしい授業ができるようになると確信しています。ぜひ、新しい教育の可能性にチャレンジしてみてください。
川村先生の言葉からは、テクノロジーを味方につけた新しい教育の形への確かな手応えと、さらなる可能性への期待が感じられました。理系科目の指導に最適なオンライン授業の利点を最大限に活かしながら、生徒一人一人との信頼関係を大切にする姿勢は、これからの教育者のロールモデルとなるのではないでしょうか。
川村先生
https://manalink.jp/teacher/11211
【学歴】
2014年 茨城県立竹園高校 卒業
2018年 慶應義塾大学理工学部化学科 卒業
【職歴】
2014年~現在 2ndSchool(中学1-3年理科集団授業10年連続、小中高生数理個別指導、アルバイト期間も含む)
2021年~現在 オンライン家庭教師(フリー)、YouTubeチャンネル「3rdSchool」運営・出演
【免許・資格】
2007年 茨城県珠算教育連盟主催 暗算能力検定1級 証第04001号
2008年 日本商工会議所 珠算能力検定試験1級 証182の1第781号
【指導実績】
学習塾勤務10年目(集団授業、個別指導)
【合格実績】
<高校合格実績>
茨城県の進学校
茨城県立土浦第一高等学校
茨城県立土浦第二高等学校
茨城県立牛久栄進高等学校
常総学院高等学校(特待) など
オンラインでは各都道府県の公立、私立複数の合格実績がございます。
<大学合格実績>
名古屋市立大学 医学部 1名
東京女子医科大学 医学部 1名
国際医療福祉大学 医学部、看護、放射 5名
茨城県立医療大学 複数学部 8名
茨城大学 農学部・工学部など 5名
法政大学 生命科学部応用植物学科 1名
神戸学院大学 薬学部 1名(薬学部は他多数合格実績あり)
東京理科大学 理学部化学科 1名
早稲田大学
青山学院大学
中央大学
法政大学 など
免責事項
こちらの情報は執筆段階でのリサーチ・状況において執筆されたものであり、随時内容のメンテナンスを行っておりますが、 現時点での正確性を保証するものではございませんのでご了承いただけますと幸いです。
オンライン家庭教師マナリンクについて
オンライン家庭教師マナリンクは小〜高校生のためのオンライン家庭教師サービスです。オンライン家庭教師一覧画面より、ユーザー様ご自身で先生を探し、指名していただくことができます。入会金19,800円(税込)で、1科目から受講可能です。ご相談だけでもお気軽にお問合せください。
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