数学の学習は,分からないところから始めよう!

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2022/6/22

こんにちは,高濱と申します。

今回は「数学の学習は,分からないところから始めよう!」ということで,話したいと思います。


数学の授業は,社会や理科などと違って,これまでの知識や技能,考え方を使って学習を進めていきます。

例えば,社会では,都道府県の県庁所在地がいえないとしても,それによって江戸時代の歴史が全く分からなくなったりといったことはあまり考えられません。


しかし,算数・数学では,例えば割合の意味が分からないと,方程式などの式を立式することができなくなるだけではなく,1次関数の傾きだったり,データの分析での相対度数だったりもよく分からなくなります。割合の考え方はいろいろな単元・領域で使われているのです。

つまり,割合が分からないからといってそこを放っておいてしまうと,気づかないうちに分からない部分が増えてきます。

しかも,割合というのは消費税などの様に,日常生活でも使われています。税込880円の筆箱が税抜きだといくらかが概算ができないと税金が増えたり減ったりすると日常生活でどれだけ変化があるのかよく分からなくなってしまいます。


そこで,分からない部分を大切にして,そこを解消していく取り組みを行うと良いと思います。逆に言うと,分からなかった部分を解消することで今までよく分からなかった部分が一気に分かるという状況も起こるかもしれません。


中学生・高校生でも小学校の内容が良く分からなかったらそこから始めてみましょう。

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