医療・看護系小論文で、何を書くべきか

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2023/2/21

「小さい論文」と書くけれど…

医歯薬系小論文の多くは、「小さい論文」ではありません。

本来「論文」は、過程がしっかりしていれば内容も結論も何でも良いものです。が、医歯薬系小論文には、一定のバイアスがかかっています。


好き勝手に書くとアウト

例えば、看護学部頻出の過去問で具体的に考えてみましょう。


「環境問題について、あなたができることを書きなさい」


「…何を書けと?」と思った方は、真っ当な感覚です。何とでも書ける気がしますし、どうにもならない気もします。

とりあえず、「小論文だから、何を書いてもいいんだ〜」と、次のように書いてみます。


「環境問題は国家レベルで取り組むべきもので、私のような個人にできることは、何もない」


個人的にはこういうトガッた意見は歓迎ですが、医歯薬系小論文では、おそらく不合格答案です。


出題意図を読み取ろう

そもそも、

「なぜこんな正解が一つに決まらない問題が聞かれているのか」

「なぜ英数国理社5科目以外に小論文が課されているのか」

です。医歯薬系は面接が多いことも、ヒントになります。


人柄が見たいのです。

ちょっと無茶振りされた時に、キレずに冷静に最後まで答えられるか。

コミュニケーションを取ろうと努力できるか。

医療関係者に求められる素質が問われていると考えましょう。


そうすると、自然と書くべきことは決まってきますね。

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