【絶対読んで】早稲田SILS・上智国際教養はやめとけ|英検準1級でも授業で恥をかき続ける現実
国際系学部に入学する前に知っておくべき現実| 偏差値が高い≠自分に合う大学

はじめに:憧れだけで選ぶと後悔する
「国際系学部ってかっこいい」「グローバルな環境で学びたい」「英語を使って勉強したい」——そんな憧れを抱いて国際系学部を志望する高校生は多いです。しかし、実際に入学してから「こんなはずじゃなかった」と後悔する学生も少なくありません。
この記事では、特に偏差値が高く英語力が求められる国際系学部の現実について、率直にお伝えします。「英語が得意」というレベルでは通用しない世界があることを知ってください。
「英語が得意」では全く足りない現実
帰国子女レベルが当たり前の環境
偏差値の高い国際系学部では、帰国子女や海外経験が豊富な学生が大多数を占めます。彼らにとって英語は「勉強するもの」ではなく「使うもの」です。
ネイティブレベルの発音で流暢に話す
英語でジョークを言い合う
授業中のディスカッションで即座に意見を述べる
英語の論文をスラスラ読み、スラスラ書く
こういったことが「普通」の環境なのです。
一方、日本の高校で真面目に英語を勉強してきた学生——TOEICで700点台、英検準1級を持っている——そんなレベルでも、この環境では「英語ができない側」に分類されてしまいます。
授業についていけない恐怖
多くの国際系学部では、授業の大半が英語で行われます。しかし、問題は「英語で授業を受ける」ことだけではありません。
ディスカッション中心の授業形式
講義を聞くだけなら何とかなるかもしれません。しかし、国際系学部の授業は少人数制のディスカッション形式が多く採用されています。
その場で意見を求められる
グループワークで積極的に発言しなければならない
プレゼンテーションを英語で行う
クラスメイトの英語が速すぎて理解できない
「恥ずかしくて発言できない」「何を言っているか分からない」「自分だけ授業についていけない」——こんな状況に陥る学生は実際にいます。
浮いてしまう、友達ができない
大学生活において友人関係は非常に重要です。しかし、英語力の差が大きすぎると、コミュニケーションの壁が生まれます。
帰国子女グループは自然と英語で会話します。日常会話も英語、冗談も英語、SNSのやり取りも英語——そんな環境に「普通の英語が得意な日本人学生」が入っていくのは、想像以上にハードルが高いのです。
「自分だけ会話に入れない」「話題についていけない」「英語で冗談を言われても理解できない」——こうした経験を繰り返すうちに、孤立してしまう学生もいます。
偏差値が高い国際系学部はどこか?
では、具体的にどの大学・学部が「ガチの国際系」なのでしょうか?
早稲田大学 国際教養学部(SILS)
偏差値:70前後
早稲田大学国際教養学部は、日本を代表する国際系学部の一つです。
授業はほぼ100%英語
帰国子女率が非常に高い
留学生も多数在籍
1年間の留学が必須
「早稲田」というブランドに惹かれて入学する学生も多いですが、英語力が不十分だと非常に苦労します。授業の課題も英語の論文を大量に読む必要があり、「英語が得意」程度では太刀打ちできません。
上智大学 国際教養学部
偏差値:65-70
上智大学は「語学の上智」として知られ、国際教養学部はその中でも特に英語力が求められます。
全授業が英語で実施
少人数制のディスカッション形式
帰国子女や留学経験者が多数
教授も外国人が多い
上智の国際教養学部は、入学時から高い英語力が前提とされています。TOEFL iBT 100点以上のレベルが求められる雰囲気があり、「受験英語が得意」というレベルでは厳しいでしょう。
上智大学教授によるアンケート結果が示す現実
上智大学の教授が実施したアンケートでは、学生たちの率直な悩みが明らかになっています。「授業で一番つらかったこと」を尋ねた質問に対して、多くの学生から以下のような回答がありました。
「日本人同士で英語を話す時、明らかに自分がへたくそだと感じた」
「英語恐怖症になりかけた」
「恥ずかしくて逃げ出したかった」
「外国人とは英語を話すのは良いけど、日本人同士で英語を話すのがめちゃくちゃ嫌だった」
この最後のコメントは特に重要です。外国人と英語で話す分には「相手も日本語ができないから英語を使うしかない」と割り切れます。しかし、日本人同士で英語を話すとなると、「お互い日本語ができるのに、わざわざ下手な英語を使っている」という恥ずかしさが倍増するのです。
帰国子女の日本人学生が流暢な英語を話す中、自分だけがたどたどしい英語を話す——この状況は、想像以上に精神的な負担が大きいことがアンケート結果から読み取れます。
国際基督教大学(ICU)
偏差値:65-67
ICUは日本のリベラルアーツ教育の先駆けであり、国際色豊かなキャンパスで知られています。
授業の多くが英語で実施
帰国子女率が全体の約3割
少人数教育で発言機会が多い
批判的思考力が重視される
ICUでは英語で自分の意見を論理的に述べる力が求められます。ただ英語が話せるだけでなく、英語で深く考え、議論する力が必要です。
なぜ「英語が得意」レベルでは通用しないのか
受験英語と実用英語の違い
日本の大学受験で求められる英語力と、国際系学部で必要な英語力は全く異なります。
受験英語
文法の正確さ
読解力
語彙力
リスニング力(基礎レベル)
国際系学部で必要な英語力
瞬時に英語で考え、話す力
ネイティブスピードのリスニング力
アカデミックライティング力
ディスカッション・プレゼンテーション力
批判的思考を英語で表現する力
受験で高得点を取った学生でも、実際の英語コミュニケーションとなると全く歯が立たないケースは珍しくありません。
帰国子女との圧倒的な差
帰国子女の学生たちは、英語を「第二言語」としてではなく、「生活言語」として使ってきた経験があります。
幼少期から英語環境で育った
英語で考え、英語で感じる
文化的背景も理解している
英語でのコミュニケーションに慣れている
この差は、数年の勉強では簡単に埋まりません。「努力すれば追いつける」と考えるのは甘いでしょう。
「日本人同士で英語を話す」という特殊な苦痛
前述した上智大学のアンケート結果が示すように、国際系学部特有の苦痛があります。それが「日本人同士で英語を話す」という状況です。
外国人の先生や留学生と英語で話すのは、ある意味自然です。共通言語が英語しかないのですから。しかし、日本人のクラスメイトと英語で話すとなると、話は別です。
お互い日本語ができるのに英語を使う不自然さ
相手の流暢な英語と自分の拙い英語の差が明確になる
「こんな簡単なことも英語で言えないのか」と思われる恐怖
文法ミスや発音の悪さが同じ日本人に丸わかりになる恥ずかしさ
この心理的負担は、実際に経験した人にしか分からない重さがあります。「英語恐怖症になりかけた」「恥ずかしくて逃げ出したかった」という学生の声は、決して大げさではありません。
よくある困難のパターン(想定事例)
国際系学部で苦労する学生には、いくつかの共通したパターンがあります。以下は実際によく聞かれる困難を、想定事例としてまとめたものです。
パターン1:受験英語は得意だったが...
高校時代に英語の成績が良く、模試でも高偏差値を取得。英検準1級も持っていて、自信を持って国際系学部に入学したものの、初日から周りの学生の英語力に圧倒されるケースです。
授業中のディスカッションでは、自分が何を言おうか考えている間に話題がどんどん進んでいきます。発言しようとすると、文法を気にしてしまって言葉が出てこない。周りは笑いながら英語で雑談していますが、会話に入れません。
特に辛いのが、日本人の帰国子女クラスメイトとグループワークをする時です。「この人は日本語ができるのに、わざわざ下手な英語で話さなければならない」というプレッシャーが、外国人と話す時の何倍も重くのしかかります。
パターン2:課題の量とレベルに圧倒される
授業で使う教科書は全て英語で、1週間に100ページ以上読むのが当たり前。ディスカッションでは、ネイティブレベルの学生がバンバン発言していて、自分の意見を言うタイミングすら掴めません。
グループワークでは、自分だけが英語が遅くて足を引っ張っている感じがして、申し訳なくなります。周りの学生は親切ですが、明らかに英語力の差を感じます。
日本人同士のグループになった時が特に辛い。相手は流暢な英語で意見を述べているのに、自分はカタコトの英語でやっと伝える。「日本語で話せばいいのに」と思いながらも、授業のルールで英語を使わなければならない——この矛盾した状況が、精神的に追い詰められる原因になります。
それでも国際系学部を目指すべきか?
入学前に確認すべきこと
もしあなたが国際系学部を志望しているなら、以下の点を冷静に自己評価してください。
英語力チェックリスト
英語で自分の意見を即座に述べられるか?
ネイティブスピーカーの会話を9割以上理解できるか?
英語の論文を辞書なしでスラスラ読めるか?
英語でエッセイを書くことに抵抗がないか?
英語で冗談を言ったり、理解したりできるか?
日本人の前で英語を話すことに抵抗がないか?
最後の項目は特に重要です。外国人と英語で話すのは平気でも、日本人同士で英語を使うことに強い抵抗を感じる人は少なくありません。国際系学部では、この状況が日常的に発生します。
これらの質問に「はい」と答えられないなら、トップクラスの国際系学部は避けた方が無難かもしれません。
他の選択肢を考える
「国際的な環境で学びたい」という目標は素晴らしいですが、それを実現する方法は国際系学部だけではありません。
代替案
普通の学部に入学してから、英語力を鍛えて留学する
英語コースがある学部を選ぶ(全授業が英語ではない)
偏差値がやや低めの国際系学部を選ぶ
英語サークルや国際交流活動に参加する
無理をして「ガチの国際系学部」に入学し、4年間苦しむよりも、自分に合った環境で成長する方が有意義です。
まとめ:憧れだけで決めないで
国際系学部、特に偏差値が高い大学の国際系学部は、「英語が得意」というレベルでは全く通用しない世界です。
帰国子女レベルの英語力が当たり前
授業はディスカッション中心で発言が求められる
英語力の差で友達ができない可能性がある
課題の量も多く、全て英語で対応する必要がある
日本人同士で英語を話すという特殊な心理的負担がある
上智大学教授のアンケート結果が示すように、「日本人同士で英語を話す」という状況は、多くの学生にとって想像以上のストレスになります。外国人と英語で話すのは平気でも、日本人の前で下手な英語を話すのは耐え難い恥ずかしさを感じる——この感覚は、実際に経験しないと分からないかもしれません。
もちろん、入学後に努力して英語力を伸ばし、充実した大学生活を送る学生もいます。しかし、それは相当な覚悟と努力、そして何より「日本人の前で下手な英語を話すことへの恥ずかしさを乗り越える精神力」が必要です。
「国際系学部ってかっこいいから」「なんとなく英語を使いたいから」——そんな軽い気持ちで選ぶと、後悔する可能性が高いです。
自分の現在の英語力、目標、性格、そして「日本人の前で英語を話すことへの抵抗感」を冷静に見つめ直し、本当に自分に合った進路を選んでください。大学選びは人生の重要な分岐点です。憧れだけでなく、現実を見据えた選択をしましょう。
あなたの4年間を無駄にしないために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。