【駿台スーパーαクラス講師が明かす】早慶・医学部合格者の英語力|中3で大学入試問題を解く子どもたちの正体
高校3年生の「本当の英語力」とは?早慶・私立医学部合格レベルを目指すあなたへ

「英語ができる」と胸を張って言えますか?
この質問に、多くの高校生が曖昧な答えを返します。「まあまあできる」「得意な方だと思う」——しかし、大学受験という過酷な現実を前にしたとき、その自己評価は本当に通用するのでしょうか。
真の英語力の基準:英検準1級と偏差値70という壁
高校3年生が「英語ができる」と言えるレベル。それは、英検準1級を合格者平均点以上で合格し、河合塾の模試で偏差値70以上を安定して叩き出せる実力です。
これは単なる高い目標ではありません。早稲田、慶應、そして私立医学部——日本最難関の大学に合格するために必要不可欠な、最低限の英語力なのです。
「最低限」という言葉に衝撃を受けたかもしれません。しかし、これが揺るぎない現実です。
なぜこのレベルが必要なのか——難関大学入試の実態
早慶や私立医学部の英語試験を冷静に分析すると、その要求水準の高さに愕然とします。
早稲田大学では、政治経済学部で英字新聞レベルの長文を制限時間内に正確に読み解く力が求められ、法学部では論理的な英文読解と精密な和訳力が試されます。商学部では実践的なビジネス英語を含む多様な出題、文学部・文化構想学部では文学作品や評論文など高度な英文読解力が必要です。教育学部や社会科学部でも、それぞれの学問領域に関連した専門的な英文が容赦なく出題されます。国際教養学部に至っては、すべて英語での出題——最高レベルの英語運用能力が絶対条件です。
慶應義塾大学も同様です。法学部では抽象度の高い英文エッセイを理解し論理的思考を英語で展開する能力、経済学部では経済・社会に関する英文を正確に読み解く力が試されます。文学部では幅広いジャンルの英文読解力、商学部では論理的思考力を問う英文問題が出題されます。
私立医学部では、医学系の専門的な英文を含む長文問題が登場し、一つのミスも許されない正確性が要求されます。
これらの問題に対応するには、英検2級程度の英語力では全く太刀打ちできません。英検2級は中学生で合格することが今や常識となっている時代です。英検準1級レベル——大学中級程度の英語力——これこそが難関大合格への第一歩であり、必須条件なのです。ようやくスタートラインに立てる実力と言っても過言ではありません。
そして、平均点以上での合格という条件が極めて重要です。ギリギリの合格では、大学受験の多様な出題形式に対応できません。余裕を持って合格できる実力があってこそ、本番で真の力を発揮できるのです。
偏差値70という数字が意味する現実
河合塾の全統模試で偏差値70。これは上位2.3%に入る成績です。100人いれば、わずか2〜3人しか到達できない領域。
しかし、早慶や私立医学部を目指すなら、この偏差値70でさえ「合格圏」ではありません。「ようやく勝負できる土俵に立てた」という意味でしかないのです。特に英語が配点の大きな科目である大学では、英語で高得点を獲得できなければ、他の科目でどれだけ頑張っても合格の扉は開きません。
私立医学部の場合、状況はさらに過酷です。受験生の大半が極めて高い学力を持っており、英語の偏差値70でも「標準レベル」に過ぎないことさえあります。
加えて、私立医学部の選抜には独特の複雑さがあります。合格基準が必ずしも明瞭ではなく、学力試験の点数だけでなく、面接、小論文、志望理由書、高校時代の出席状況、出身高校のランク、さらには親の職業まで——多様な要素が総合的に評価されると言われています。合格基準の詳細は各大学のベールに包まれており、一般大学とは全く異質な選抜システムと言わざるを得ません。
過去には、男子優遇措置や浪人生に不利な設定が施されていたことが明るみに出て、大きな社会問題となりました。特に女子受験生に対する得点操作が発覚した際には、東京医科大学や順天堂大学などが謝罪を余儀なくされ、医学部入試制度の不透明さが白日の下にさらされました。こうした不公正な慣行が完全に根絶されたかどうか——それは神のみぞ知る、というのが正直なところでしょう。
だからこそ、学力で他者を圧倒することが絶対条件なのです。 学力試験で圧倒的な高得点を叩き出せば、どのような不透明な評価基準があろうとも、合格を勝ち取ることができます。逆に言えば、学力が不十分では、どれだけ他の要素が優れていても合格は極めて困難です。不確実な要素に左右されないためにも、誰もが認めざるを得ない圧倒的な学力——それこそが、私立医学部合格への唯一確実な道なのです。
差をつけるためには、偏差値70を最低ラインとして、そこからさらなる高みを目指す必要があります。私立医学部受験は、まさに総力戦なのです。
この基準をクリアするために必要な4つの柱
では、英検準1級平均点以上、偏差値70以上という基準を満たすには、何が必要なのでしょうか。
1. 圧倒的な語彙力の構築
英検準1級レベルでは、7,500〜9,000語程度の語彙が必要とされます。まず、高校の教科書レベルの単語をなるべく高1、遅くとも高2の夏までに完全制覇することが大前提です。その上で、英検準1級専用の単語集、そして早慶で頻出する高度な英単語にフォーカスして、毎日欠かさずトレーニングを積む。段階的かつ戦略的に語彙を増強していく——これが難関大学合格への最短ルートです。
2. 精読と速読の完璧な両立
難関大学の入試では、難解な文章を一語一語正確に読み解く「精読力」と、限られた時間内で膨大な英文を処理する「速読力」の両方が求められます。一文一文を丁寧に分析する訓練と、多読によって英文を英語のまま瞬時に理解する訓練——この両輪を絶え間なく回し続けることが不可欠です。
3. リスニング力の徹底強化
英検準1級では、リスニングの難易度も飛躍的に上昇します。ニュース、講義、会話など多様な形式に対応し、細部まで正確に聞き取る力が必要です。このトレーニングは、結果的に英文の理解速度を劇的に向上させることにもつながります。
4. ライティング・スピーキング力の錬成
英検準1級では、エッセイライティングと二次試験の面接が待ち構えています。自分の意見を論理的に英語で表現する訓練は、読解力の向上にも直結します。なぜなら、書ける文章は読める文章だからです。
早期スタートが成功の鍵——トップ層はすでに動いている
このレベルに到達するには、圧倒的な学習時間の積み重ねが必要です。理想を言えば、中学3年生から戦略的に学習を開始すること——これが最も確実な道です。
私が駿台で中学3年生の夏期講習を担当していた時の光景は、今も鮮明に覚えています。英語のクラスはスーパーαクラス——東京のみならず全国から集まる超進学校の精鋭たちでした。教材は中学生相手だからといって手加減はありません。東大、早稲田、慶應で実際に出題された長文を、そのまま容赦なく扱っていました。
そして彼らは、それを解いたのです。
驚くべきは英語力だけではありません。中3の段階で、大人でも苦戦するような早慶や東大の抽象的な内容を、深く理解できる国語力まで兼ね備えていました。知的体力、思考の成熟度——すべてが桁違いだったのです。
そのスーパーαクラスの夏期講習、最終日の光景が忘れられません。すべての授業が終わり、他の生徒たちが教室を後にする中、一人の男子生徒が教卓へまっすぐに歩み寄ってきました。
「先生、僕はこのテキストの内容を理解しました。でも、これからこのテキストをどう活用すれば、さらに力をつけることができるのか——具体的に教えてもらえますか?」
真剣そのものの表情でした。彼の目には、ただ「できた」という満足ではなく、「ここから先、どう成長するか」という強い意志が宿っていました。理解して終わりではない。それをどう次につなげるか。この質問こそが、トップ層とそれ以外を分ける決定的な違いだと、私は確信したのです。
これが現実です。 難関大学を目指す本気の受験生は、中学段階からこのレベルで戦っている。あなたのライバルは、すでにスタートを切っているのです。
勝利へのロードマップ
中学段階で英検2級レベルまでの基礎を完全に固める。高校入学と同時に英検準1級レベルの本格学習をスタートさせる。そして高2の夏までに英検準1級を平均点以上で突破する——。
このスケジュールで進めることができれば、高校3年生では早慶や私立医学部の過去問演習に十分な時間を注ぎ込むことができます。余裕を持って合格レベルに到達し、さらにその先へ。それが可能になるのです。
高校入学後からのスタートでも、決して遅すぎるわけではありません。しかし現実を直視してください。高1からスタートする場合、より高密度な学習が求められます。遅くとも高2の春には英検準1級対策を本格化させなければ、高3で目標レベルに達することは極めて困難になります。
今、この瞬間が分岐点
「まだ中学生だから」「まだ高1だから」「まだ時間がある」——。
そんな甘い考えは、今すぐ捨ててください。早慶・私立医学部を目指すライバルたちは、中学段階からすでに全力で駆け出しています。彼らは待ってくれません。
早く始めれば始めるほど、着実に、そして無理なく実力を積み上げることができる。焦りではなく、余裕を持って成長できる。それが早期スタートの最大のアドバンテージです。
最後に:高い目標こそが、あなたを真に成長させる
英検準1級平均点以上、偏差値70以上——確かに高いハードルです。しかし、この高い基準を設定し、それに向かって全力で努力することこそが、あなたの英語力を本物に変えます。
大学入学後、さらにはその先の人生において、英語は強力な武器となります。今、必死で築き上げた英語力は、決して無駄にはなりません。グローバル社会を生き抜くための、かけがえのない財産となるのです。
早慶・私立医学部合格という夢を実現するために。そして、世界を舞台に活躍できる真の英語力を身につけるために。今日から、本気の学習を始めませんか?
あなたの可能性は、あなたが思っている以上に遥かに大きいはずです。高い目標を掲げ、一歩ずつ、しかし確実に前進していきましょう。
難関大学合格への確実な道は、今日、この瞬間から始まります。 あなたは、どちらの道を選びますか?