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英語の勉強、今やめたら10年後に後悔する――外資17年の私が断言する、受験英語の先にある本当の価値

2026/1/19

英語を学ぶ君へ――17年間の実体験が教える、本当に役立つ英語力の身につけ方

大学受験を控えた君に、一つ問いかけたい。なぜ英語を勉強するのだろうか?「受験に必要だから」「単位を取るため」――そう答える人が多いかもしれない。しかし、私が17年間外資系企業で働いた経験から言えるのは、英語は単なる試験科目ではなく、君の人生を大きく変える可能性を秘めた、最強のツールだということだ。

私が見た現実――英語ができないということ

1990年代初頭、私はアメリカの大学に3年間留学し、「英語には自信がある」と思いながら英国企業に入社した。しかし、現実は想像以上に厳しかった。

職場には私以外、イギリス人しかいない。会議室に入ると、全員の視線が一斉に集まる。発言すれば、アクセントの違いだけで軽く扱われる。ランチタイムの何気ない会話についていけず、孤独を感じる日々――これが、「英語ができる」と思っていた私が直面した現実だった。

留学経験があっても、まだ足りなかった。

この経験から学んだことがある。受験英語で高得点を取ることと、実際に英語で仕事をし、人生を切り開くことの間には、大きな隔たりがあるということだ。しかし同時に、その隔たりは、正しい努力によって必ず埋められるということも学んだ。

毎日の積み重ねが、10年後の君を変える

私は決意した。この状況を変えるために、できることをすべてやろうと。

Herald紙、Financial Times紙、Independent紙、The Times紙――これらを入社から17年間、ほぼ毎日読み続けた。

なぜそこまでするのか?それは、英語は単なる「言語」ではなく、その背後にある文化、価値観、思考法すべてを理解して初めて、本当の意味で使いこなせるようになるからだ。

Financial Timesでビジネスと経済の動向を把握する。The Timesで英国の政治や社会を理解する。スポーツ欄や文化欄にも目を通し、同僚との雑談に備える。BBC Newsを毎晩見て、翌日のオフィスでの話題についていけるようにする――。

これが地味で、しんどくて、すぐには成果が見えない作業だった。

しかし、毎日少しずつ続けることで、1年後、3年後、10年後の自分が確実に変わっていった。単語力が増えただけではない。英国社会への理解が深まり、議論の仕方が洗練され、説得力のあるコミュニケーションができるようになっていった。

転機は突然訪れた――努力は必ず報われる

2000年代に入ると、職場環境が劇的に変化した。EU統合の進展により、フランス人、イタリア人、スペイン人、ポーランド人など、英語を母国語としない様々な国籍の同僚が入ってきたのだ。

そして驚くべきことに、私の英語は、これらの新しい同僚の多くよりも流暢だった。

17年間、毎日複数の新聞を読み続けた成果が、ここで花開いたのだ。かつて私を「外国人」として区別していたイギリス人の同僚たちも、今や私の英語力と英国社会への深い理解を認めざるを得なくなった。

唯一のアジア人として感じていた孤独や差別は、ほぼ完全に消えた。それは、私の英語力が同僚たちを上回り、英国の文化や社会について、多くの外国人同僚よりも深い知識を持つようになったからだ。

地道な努力は、必ず報われる。ただし、それには時間がかかる。

受験生の君に伝えたいこと

今、君が取り組んでいる英語の勉強は、決して無駄ではない。文法、単語、長文読解――これらすべてが、将来の君を支える基礎となる。しかし、それだけでは十分ではない。

1. 英語は「試験科目」ではなく「世界への扉」だと知ろう

英語ができれば、世界中の情報にアクセスできる。最新の研究論文、ビジネスニュース、異文化の人々との対話――すべてが可能になる。受験はそのための最初のステップに過ぎない。

2. 毎日少しずつでいい、継続することが最強の武器

私が17年間新聞を読み続けたように、毎日30分でも英語に触れ続けよう。英字新聞でなくてもいい。BBC News、The Guardian、The New York Timesのウェブサイト、興味のある分野の英語記事――何でもいい。重要なのは、毎日続けることだ。

一日や二日では変化は見えない。しかし、1年後、3年後、10年後の君は、確実に変わっている。私がそうだったように。

3. 「完璧」を目指すな、「継続」を目指せ

私もアメリカに3年留学しても、まだ足りなかった。それでも諦めず、毎日努力を続けた。完璧な英語を話す必要はない。大切なのは、諦めずに学び続けることだ。

4. 受験英語を馬鹿にするな、しかしそこで止まるな

文法や語彙の基礎は、受験勉強で徹底的に鍛えられる。これは大きな財産だ。しかし、受験が終わったら英語の勉強も終わり、ではない。むしろ、そこからが本当のスタートなのだ。

5. 英語は、君の可能性を何倍にも広げる

私は英語力によって、唯一のアジア人という困難な状況から、管理職として尊敬される立場へと成長できた。英語は、君が想像する以上に、人生の選択肢を広げてくれる。

今日から始められること

受験勉強で忙しい君に、いきなり英字新聞を毎日読めとは言わない。しかし、今日からできることがある。

  • 英語のニュースサイトを一日5分読む(BBC News、NHK World Japanの英語版など)

  • 好きな分野の英語記事を週に一本読む(スポーツ、音楽、ゲーム、何でもいい)

  • 英語の動画を字幕付きで見る(TED Talks、YouTubeの教育チャンネルなど)

  • 単語帳だけでなく、文脈の中で言葉を学ぶ

これらは、受験勉強の妨げにはならない。むしろ、長文読解力や語彙力の向上につながり、受験にもプラスになる。そして何より、受験の後も役立つ、本物の英語力が身につく。

10年後の君へのメッセージ

今の君には、10年後の自分がどうなっているか想像できないかもしれない。しかし、今日から始める小さな習慣が、10年後の君の人生を決める。

私が1990年代に唯一のアジア人として孤独に闘った経験は、決して無駄ではなかった。毎日新聞を読み続けた地道な努力が、2000年代には大きな差別化要因となり、管理職への道を開いてくれた。

君も同じだ。今日の努力が、10年後の君を作る。

受験英語を頑張ることは大切だ。しかし、それを「試験のための勉強」だけで終わらせないでほしい。英語を、君の人生を豊かにし、世界を広げるツールとして、使いこなせるようになってほしい。

英語は、君の未来への投資だ。

そして、その投資は必ず報われる。私がそうだったように。ただし、それには継続的な努力が必要だ。一日30分でいい。毎日、英語に触れ続けよう。

受験が終わっても、大学に入っても、社会人になっても、学び続けよう。その先に、君が想像もしなかった可能性が広がっている。

世界は広い。英語は、その世界への扉だ。

今日から、その扉を開く準備を始めよう。10年後の君が、今日の君に感謝する日が必ず来る。私が保証する。

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