勉強で成果を出すために大切な3つのこと
勉強で成果を出すために大切なのは、才能や時間の長さではありません。
「正しい方向で」「整理して」「ピークを合わせる」ことです。
今回は、私自身の経験や生徒指導の中で実感している大切な3つのポイントを紹介します。
① 知識を整理し、頭の中に“本棚”をつくる
勉強では、ただ覚えるだけでなく、「どの単元で、どんな種類の問題が出るか」を整理して理解することが大切です。
頭の中に“本棚”をつくるイメージです。
知識を正しい位置にしまっておけば、問題を見たときに
「これはどの棚にある内容か」「どの知識の応用か」
がすぐにわかります。
志望校のレベルに合わせて本棚を整理しておくことで、
新しい問題に出会ってもスムーズに“しまう場所”が見つかり、
応用力が自然と身につきます。
② 日常の中で勉強を習慣化する
私はもともと“やる気がある時に一気にやるタイプ”で、継続が苦手でした。
その克服のために始めたのが、「日常に勉強を取り入れること」です。
たとえば、スマホに自作の一問一答を入れて移動時間に回す、
寝る前の10分で“今日の復習だけ”をするなど。
少しずつでも続けることで、知識が定着し、
“勉強することが当たり前”というリズムができてきます。
モチベーションは待つものではなく、
「習慣化」で生み出すものです。
③ 本番にピークを持っていく
受験で最も大切なのは、「本番で一番できる状態」を作ることです。
知識を正確に持ち、本番でそれを引き出せるようにする。
そのためには、出ないところではなく「出るところ」を徹底的にやり込むこと。
そして、過去問や模試で“自分の計算ミスや思考のクセ”を分析して修正すること。
本番を意識した練習を積み重ねれば、
たとえスタートが遅くても“逆転”は十分可能です。
勉強も仕事も就職活動も同じで、
「自分が行きたい場所に向けて、必要なことを徹底的にやる」ことが成功の鍵です。
勉強に悩んでいる人も、まずは“頭の中の本棚づくり”から始めてみてください。
整理して、積み重ねて、ピークを合わせる。
それが、一番効率の良い勉強法だと私は思います。