公式を“暗記しない”とどうなる? 思考型学習で困った・うまくいった実例集
「公式は全部覚えているはずなのに、テストになると解けない」
「少し形が変わっただけで、手が止まってしまう」
これは、私が指導現場で何度も耳にしてきた言葉です。
理系科目では昔から「暗記が大事」「まずは公式を覚えよう」と言われがちですが、
本当にそれだけで成績は伸びるのでしょうか?
この記事では、
公式の丸暗記に頼って苦しんだ生徒
公式を“覚えない”学習に切り替えて伸びた生徒
この対照的な実例を通して、「暗記と理解の違い」「思考型学習のリアル」をお伝えします。
実例① 公式は完璧に覚えているのに点が取れない生徒ビフォー
学年:中3
状況:ワークは解けるが、模試や初見問題が壊滅
本人の言葉:「どの公式を使えばいいか分からない」
この生徒は、
ノートに公式をきれいにまとめ
小テストでは高得点
しかし、文章量が増えた問題・条件が一つ増えた問題になると急に解けなくなります。
【問題の正体】
原因はシンプルで、
👉「公式」と「現象」が結びついていなかった
なぜその公式になるのか
どんな状況で使えるのか
を考えた経験がほぼなかったのです。
実例② 公式を覚えさせるのを一度やめてみた取り組んだこと
あえて、次のような指導に切り替えました。
公式は最初に教えない
図・状況説明から式を「一緒に作る」
毎回「これは何を求めている?」を言語化させる
最初は生徒も不安そうでした。
「覚えなくて大丈夫なんですか?」と何度も聞かれました。
【アフター】
ところが数週間後、変化が起きます。
初見問題でも式が立てられる
間違えても“どこがおかしいか”自分で説明できる
模試の記述問題で得点が安定
結果的に、覚える公式の数は減ったのに、解ける問題は増えたのです。
実例③ 思考型学習が最初はうまくいかなかったケース
もちろん、すべてが順調なわけではありません。
【つまずきポイント】
「考える=何をすればいいか分からない」
思考プロセスを言葉にするのが苦手
最初は解くスピードが落ちる
この段階でやめてしまうと、
「やっぱり暗記の方が楽だった」となりがちです。
【乗り越え方】
考え方の“型”を固定する
途中式や言葉のテンプレを用意
正解よりも「考えた過程」を評価
ここを支えることで、少しずつ思考が安定していきました。
暗記が悪いわけではない。ただ“順番”が違う
誤解されがちですが、暗記そのものを否定しているわけではありません。
理解したあとに覚える公式
自分で導いた式を整理する暗記
これはむしろ強力です。
問題なのは、
→ 「意味が分からないまま先に覚えること」
この順番の違いが、成績に大きな差を生みます。
私の授業では、公式の意味や導出をしっかり身につけ、思考の型を身につけるために
なぜ?という質問を繰り返し、応用の効く思考法を整理した教材等で徹底指導いたします!
ぜひ無料体験からご検討ください。