こんな受験生は嫌だ
2023/8/8
どうもこんにちは.オグラです.
別に今日は大喜利大会をやるわけではなく「失敗する受験生像」についてちょっと経験談を記していこうかと.
受験勉強に限った話ではないですが,人付き合いというのはとっても大切なものですよね.でも適切な人間関係を築いていないとむしろ自分たちの首を絞めかねないということを知っておかなければなりません.
私は受験生の頃某有名予備校に通っていました.そこは浪人生も通っている大きな教室で,今では規模も小さくなってしまいましたが当時は100人クラスが満員になるくらいの授業があったりと結構盛んな校舎でした.それだけの規模の教室なので夏になると高校生も日中から勉強しだしたりとあちこちに受験生がいました.すると大体夏あたりからチラホラと友達付き合いができ始めて一緒に昼食をともにしている姿などが見受けられるようになりました.その輪は次第に大きくなり夏期講習中盤頃には10人くらいがまとまって一緒に食事や会話をともにしていました.ただ当時私は自分の時間を大切にしたかったので特にその輪に入ることはなく,黙々と一人で最小限の時間で食事をし,勉強に取り組んでいました.
夕方になると小腹が空くもので疲労もあって休憩がてらよく食事室に行きました.すると必ずさっきの集団がいるんですよね.はじめは「彼らも休憩かな?」なんて気にも留めていませんでした.しかし日が経つにつれて気づいたのです.彼らが昼食時からずっとそこにいることに.
昼食をとって夕方になるまでの約6時間,彼らはただひたすら食事室で毎日のように雑談をしていたのです.態々予備校に来て.
これを知ったっとき「彼らには関わらないでおこう」と心に誓いました.実際,何度か食事にも誘われましたがいずれも断ったことを覚えております.
そんな彼らがどこに進学したのかは知りませんが,志望校に合格できるような目立った学力でなかったのは記憶しています.
受験生は孤独な時間が多いです.それ故に同じ境遇で悩みを抱えているとついつい心を許してしまい互いに妥協しあってしまうこともあります.それはコミュニティが大きければなおのことです.傷の舐めあいは一時の安心をくれます.しかしそれは決して合格に近づくものではありません.
別に友達を作るなと言いたいのではありません.実際私も予備校に互いに高めあえる関係の友人が数人いましたし.しかし互いに妥協しあうような関係の人付き合いは受験においては不要なのではないかと私は思います.
自分が今何をしなくてはならないのか,必要なことは何なのか.自分をしっかり持って行動することが成功の秘策なのかもしれませんね.