「やってみようかな」を育てる学びの場

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2025/7/1

こんにちは、やまもとです☀️


前回の記事では、私自身が不登校だった頃の体験や、

「一人の先生との出会いが、心の変化を生んだこと」についてお話しました。


今回は、その経験をふまえて、今の私がどんな支援をしているのか

そして、どんなお子さんに向けた学びの場をつくっているのかをご紹介します。




不登校や発達特性のあるお子さんと、今の私が向き合っていること


私は大学で福祉を学び、保育士児童福祉士などの資格を取得しました。

現在は、放課後等デイサービスでの支援と並行して、

不登校や発達に特性のあるお子さんのオンライン学習サポートを行っています。


関わっているお子さんの多くは、


・学校にいけない、または行くのがつらい

・気力が出ず、勉強に手がつかない

・話したくても言葉が出てこない

・勉強が嫌いだけどどこかで変わりたいと思っている


そんな繊細な気持ちを抱えながら、毎日を懸命に過ごしています。




私が大切にしていること


私自身の体験から、がんばることを求められ続ける苦しさも、

そっと寄り添ってくれる人のありがたさも、よくわかるつもりです。


だからこそ、私の授業では

「やらせる」「追い立てる」ではなく、

“やってみようかな”という気持ちを育てることを大切にしています。


授業のスタートは、雑談や好きなことの話から。

カメラOFF、チャットだけの参加、声を出さない日でも大丈夫です。


安心できる関係の中で、「その子らしさ」や「ちいさな夢」に寄り添う

そして、その流れの中で、少しずつ「学び」が自然に始まっていく——

そんな関わり方を目指しています。




保護者の方へ


「今の状態」がこの先ずっと続くわけではありません。

動けない日も、言葉にできない思いを抱えている日も、

お子さんの心の中では、たしかな「変わりたい」が芽を出していることがあります。


必要なのは、「がんばれ」ではなく、安心して関われる場あたたかいつながり

スモールステップでも、信頼の中で踏み出した一歩は、大きな意味を持ちます。


私のサポートは、そんな「自分を少し好きになれるきっかけ」を

お子さんと一緒に育てていくことを目指しています。




最後に


勉強は、目標に向かうための“手段のひとつ”です。

苦手でも、今はやる気がなくても大丈夫。

「ちょっとだけ、やってみようかな」

その気持ちを、焦らず、丁寧に育てていきましょう🍀

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