正しい復習タイミングの法則とは?

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2025/2/26

こんにちは、加納です!


「復習してもなかなか問題が解けるようにならない」というお悩みを持っていませんか?

そんな疑問にお答えできるよう、今回の記事では「正しい復習タイミングの法則」について解説します。


この記事を読めば、正しいタイミングで復習する事で、苦手だった筈の問題もスラスラ解けるようになる筈です!



結論、最適なタイミングで復習を行うには「分散学習」のテクニックを使うと良いです。

分散学習とは、「復習の間隔を少しずつ伸ばすテクニック」の事で、少しずつ脳に情報を送り込んでいきます。


なぜ復習の間隔を伸ばす事が有効なのでしょうか?

それは、私たちの脳は、一旦頭に入れた情報を忘れないと、使える知識が身につかないからです。


アメリカで行われたある実験では、どのタイミングで復習するのが最も効果的か調べました。その結果分かった事は以下の通りです。

① 勉強の内容を忘れないうちに復習した生徒は最も成績が悪かった

② 「忘れかけた」タイミングで復習した生徒が最も成績が良くなった


このような現象が起こるのは、脳のメカニズムが関係しています。


例えば、忘れないうちに復習をしようとすると、脳はこのように考えます。

「この情報はもう覚えているから、わざわざ記憶する必要は無いな」

基本的に、私たちの脳はナマケモノなのです。


一方、忘れかけたタイミングだと脳は次のように考えます。

「わざわざ思い出そうとしているって事は、大事な情報のはずだからちゃんと記憶しておこう」

クイズ番組などで、悩みに悩んでギリギリで回答できた問題が妙に印象に残っているという経験はないでしょうか?

あの現象も、思い出す作業が脳に刺激を与える事が、記憶の定着を促しているからなのです。


いかがだったでしょうか?

忘れかけたタイミングで復習するだけで、記憶の定着率は爆発的に良くなります。

授業のその日のうちに復習するという熱意は大事ですが、授業の2~3日後•1週間後に同じ問題を解く事ができるかを意識して、復習を進めてみてください。

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