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『安心料』という名の愚行:一流予備校に子どもを預ける親の自己欺瞞

2025/4/16

教育業界の裏側:集団指導が8割の生徒を置き去りにする驚くべき現実


静まり返った予備校の教室。最前列では5人ほどが熱心にノートを取る一方、残りの25人の目は虚ろだ。彼らの脳内では「この授業、本当に必要なのか?」という疑問が渦巻いている。この光景は、日本の教育業界が隠し続けてきた不都合な真実を物語っている。


教育格差を拡大する「グロテスクな構造」


教育関係者には公然の秘密となっている驚愕の事実がある。大手予備校Y社の元講師・佐藤氏(仮名)によれば、「集団指導のビジネスモデルは、実は全生徒の成績向上を目的としていません。トップ2割の『できる生徒』を目立たせることで宣伝材料にし、残りの8割からも同額の授業料を徴収する仕組みなのです」


この告白は衝撃的だが、数字が事実を裏付ける。某大手予備校の内部データによれば、一つのクラスで「理解度が高い」と自己申告した生徒はわずか23%。残りの77%は「部分的にしか理解できていない」または「ほとんど理解できていない」と回答したのだ。


「過去問マシーン」が生み出す悲劇


驚くべきことに、多くの予備校講師は生徒の志望校とは無関係な過去問を大量に解かせる。なぜか?その理由は単純明快だ。「準備が楽だから」。



ある中堅予備校で10年以上指導してきた山田氏(仮名)は内幕を明かす。「正直に言いますと、志望校別に教材を作り込む時間はありません。複数の予備校を掛け持ちしている講師も多く、週30コマ以上教えることも珍しくない。そのため、手持ちの過去問をとにかく解かせて『指導した感』を出すのです」


この結果、私立医学部志望の生徒が「良い英文だから」という理由で、自分の目指していない国立医学部の英文和訳や医療とは無関係の英文エッセイの演習に貴重な時間を浪費する事態が日常茶飯事となっている。理系進学希望者ですら、「入試に出やすい」との触れ込みで、研究論文とは程遠い文学的表現に溢れた関係のない英文法問題を何十題も解かされる。彼らの表情からは「これが本当に自分の将来に必要なのか」という疑念が明らかに読み取れる。


「エンターテイナー講師」の罠


予備校業界では密かに「S評価講師」と呼ばれる一群が存在する。彼らの特徴は「出席率の高さ」。だが、その裏には意外な事実が潜んでいる。



「私の同僚で人気講師のK先生は、毎回授業の半分をエンタメに費やします。生徒の志望校とは無関係な雑談や、YouTubeで人気の話題、時には恋愛相談まで。生徒は楽しいから来るけど、学力は上がらない」と前出の佐藤氏は語る。


さらに驚くべきデータがある。S評価講師のクラスと学力向上度には負の相関関係が見られるというのだ。つまり、「面白い授業」と「学力を上げる授業」は必ずしも一致していないという皮肉な現実がある。


「虎の威を借る狐」症候群


生徒が集団指導から得ているものの一つは、「勉強した気分」だ。有名予備校の校舎に足を運び、一流講師の授業を受けることで、実際の学力向上とは別に「努力している自分」という自己イメージを得られる。


「これを心理学では『虎の威を借る狐症候群』と呼んでいます。自分は本当は努力していないのに、有名な場所や人物に近づくことで、あたかも自分も優秀であるかのような錯覚に陥る現象です」と教育心理学者の高橋教授は指摘する。


この現象が最も顕著に表れるのが、有名講師の授業後だ。生徒たちは「さすがA先生、すごいですね!」と口々に言いながらも、実際に何を学んだかを具体的に説明できる者はごくわずか。「理解した気分」と「本当の理解」の間には大きな隔たりがあるのだ。


AI時代に取り残される従来型教育


さらに予備校業界を脅かしているのが、AI技術の台頭だ。すでに一部の高校生はChatGPTやその他のAIツールを活用し、個人の弱点に合わせたカスタマイズ学習を始めている。


「AIチューターは私の弱点をピンポイントで指摘してくれる。しかも24時間いつでも質問できて、理解するまで何度でも説明してくれる」と、予備校通いをやめ自主学習に切り替えた高校3年生は語る。


従来の「一方通行・一斉指導」型の教育モデルは、このテクノロジーの波に飲み込まれつつある。変化に対応できない予備校は、5年以内に半数が市場から撤退するだろうと専門家は予測している。


本当に効果的な学習とは


ではどうすれば良いのか?教育の専門家たちは次のような具体策を提案している:

  1. 「マイクロラーニング」の活用:15分単位の短い学習セッションを1日に複数回行う方が、90分の長時間学習より効果的だという研究結果がある。
  2. 「逆向き設計」の採用:志望校の入試問題から逆算して学習計画を立てる。関係のない演習は徹底的に排除する。
  3. 「メタ認知トレーニング」の実践:単に問題を解くだけでなく、「なぜそう考えたのか」「どこで間違えたのか」を常に意識する習慣をつける。



最新の認知科学研究によれば、これらの方法を組み合わせると、従来の集団指導より40%以上効率的に学力を向上させられるという。


教育の未来は「一人ひとりに最適化された学び」にある。時代遅れとなった集団指導のモデルから脱却し、本当に自分に必要な学びを追求する時が来ているのだ。古い教育の呪縛から解放された先に、真の学びの喜びが待っている。

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