【2025年最新】早稲田大学商学部英語 過去問分析と対策法|難化傾向完全攻略で合格点7割突破
2025/7/31
早稲田大学商学部英語入試 過去5年間完全攻略ガイド(2021-2025年)
目次
- 試験概要と最新変更点
- 大問1:会話文読解の傾向と対策
- 大問2:社会・文化系長文読解の傾向と対策
- 大問3:経済・ビジネス系長文読解の傾向と対策
- 大問4:科学技術・医療・環境系長文読解の傾向と対策
- 大問5:語法・構文・語彙問題の傾向と対策
- 5年間の出題傾向総括
- 実践的勉強法と参考書推薦
- 2025年度入試の特徴と今後の予測
1. 試験概要と最新変更点
基本情報
- ※配点:地歴・公民型80点満点、数学型60点満点
- ※制限時間:90分
- ※大問構成:5題(大問1会話文 + 大問2~5長文読解)
- ※総語数:年々増加傾向で2024年は約3500語、2025年も同程度
2025年度の重要変更点
2023年がここ20年で最低の点数となっています。教育学部や他の学部の傾向を考えると、この傾向が続く可能性は高いでしょうという分析の通り、近年難化が顕著です。2025年度からは英語4技能テスト利用型入試が廃止されてしまいます。その代わりに地歴公民型の定員が355名から390名へと増やされますため、地歴・公民型受験者にとっては競争が緩和される可能性があります。
2. 大問1:会話文読解の傾向と対策
過去5年間の出題傾向
大問1は毎年安定して会話文形式で出題されています。2021年から2025年まで一貫してカジュアルな日常会話からビジネスシーンまで幅広いシチュエーションが扱われています。
2023年の転換点
また会話問題もこれまで以上に難しく、設問1の4,5はかなり難しかったかと思いますとして、2023年から明らかに難易度が上昇しました。
設問形式の多様化
- ※空所補充(最頻出)
- ※話者の意図理解
- ※同意表現の選択
- ※語句整序(2023年以降増加)
- ※記述式設問(年度により変動)
出題される会話表現パターン
- ※婉曲表現・確認表現の理解
- ※省略された主語・目的語の補完
- ※文脈に応じた適切な返答の選択
- ※イディオム・慣用表現の知識
実戦的対策法
基礎段階
- 「VINTAGE」「SCRAMBLE」などの文法書の会話問題部分を完璧にマスターします。特に依頼・提案・同意・反対の表現パターンを体系的に覚えましょう。
応用段階
- Z会「英会話問題のトレーニング」で実戦形式に慣れます。同志社大学の過去問も会話問題が豊富なため並行して取り組みます。
直前対策
- 早稲田商学部の過去問で時間配分を調整します。大問1は15分以内で確実に得点することを目標とします。
3. 大問2:社会・文化系長文読解の傾向と対策
5年間のテーマ分析
2021-2025年の出題テーマは以下のような傾向を示しています:
- 2024年:AI倫理と社会への影響(AIは数十年前から存在していますが、2023年が特に重要な転換点であるとされています)
- 2023年:デジタル社会とプライバシー問題
- 2022年:教育制度改革と格差問題
- 2021年:SNS文化と人間関係の変化
文章構成の特徴
- ※語数:500~900語程度
- ※論理構造:問題提起→分析→解決策提示の3段構成が基本
- ※設問配置:段落ごとの理解を問う問題が中心
頻出設問形式
- ※内容一致・不一致(各年4~6問)
- ※語彙選択(同義語・反意語)
- ※語句整序(文脈理解必須)
- ※タイトル選択
- ※段落要旨選択
対策の重点
語彙強化
- 難しさの根源として、単語があるので、余裕がある人は英検1級レベルの単語を意識的に覚えていくのが、良いでしょうという指摘の通り、単語レベルの向上が急務です。
背景知識の蓄積
- 社会問題・教育・文化に関する基本的な背景知識を英語で理解できるようにします。The Japan Times Alphaなどで時事英語に触れることが効果的です。
論理構造の把握
- パラグラフリーディングの技法を身につけ、筆者の主張の流れを正確に追えるようにします。
4. 大問3:経済・ビジネス系長文読解の傾向と対策
商学部らしい出題テーマ
過去5年間で出題されたテーマ:
ビジネス関連
- ※企業の社会的責任(CSR)
- ※持続可能な経営戦略
- ※デジタル変革と企業経営
- ※グローバル化とビジネス慣行
経済理論・現象
- ※消費者行動の心理学
- ※市場経済と競争戦略
- ※経済格差と社会政策
- ※環境経済学の視点
設問の特殊性
大問3では商学部受験生の専門性を意識した出題が見られます:
- ※経済用語の正確な理解
- ※数値データの読み取り
- ※因果関係の論理的分析
- ※ビジネス判断に関する推論
専門用語対策
頻出する経済・ビジネス英単語:
- ※sustainability(持続可能性)
- ※stakeholder(利害関係者)
- ※corporate governance(企業統治)
- ※market segmentation(市場細分化)
- ※consumer behavior(消費者行動)
実践的学習法
専門知識の英語化
- 高校の政治経済の内容を英語で理解できるようにします。特にGDP、インフレーション、需要供給などの基本概念は英語での説明ができるレベルまで深めます。
データ読み取り訓練
- グラフや表を含む英文の読解練習を重ねます。TOEFLやIELTSの教材も有効です。
5. 大問4:科学技術・医療・環境系長文読解の傾向と対策
5年間のテーマ変遷
- 2025年:レストランテクノロジーnews(グリーンテクノロジー)
- 2024年:認知バイアスと医師の診断プロセス
- 2023年:気候変動と生態系への影響
- 2022年:遺伝子治療の倫理的課題
- 2021年:人工知能と医療診断の精度向上
文章の特徴
- ※語数:600~1000語(年々増加傾向)
- ※構成:科学的根拠→実例→課題→展望の流れ
- ※専門用語が多いが、文脈から推測可能なレベル
設問パターン
- ※因果関係の理解(「なぜ〜なのか」)
- ※具体例と抽象概念の対応
- ※研究結果の解釈
- ※将来予測に関する推論
科学英語対策
基本語彙の習得
- ※hypothesis(仮説)
- ※experiment(実験)
- ※correlation(相関関係)
- ※biodiversity(生物多様性)
- ※sustainable development(持続可能な開発)
論理構造の理解
- 科学的文章特有の「問題設定→仮説→検証→結論」の流れを意識して読解します。
6. 大問5:語法・構文・語彙問題の傾向と対策
出題形式の変化
2021年以降、和文英訳から語句整序への移行が顕著です。これまで合否を分けていた、整序問題については、使用語数が増えて、長くなったためこれまでなんとか解けていた生徒でも手も足も出なかった生徒も多かったでしょうとして、2023年から整序問題の難化が確認されています。
現在の出題パターン
- ※語句整序(3~4題)
- ※空所補充(2~3題)
- ※英文完成型記述(1~2題)
整序問題攻略法
段階的アプローチ
- 主語と動詞の特定
- 前置詞句・副詞句のまとまりを見つける
- 修飾関係を整理
- 文の骨格を組み立てる
頻出構文パターン
- ※It is ~ that構文
- ※not only ~ but also構文
- ※so ~ that構文
- ※仮定法を含む複文
- ※分詞構文
語彙問題対策
難化に対応した単語力強化
- 2023年の傾向が続くようであれば、単語、表現力がどれだけあるかに依存していますという分析を踏まえ、英検準1級から1級レベルの語彙習得が必要です。
推薦単語帳
- ※「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」(基礎固め)
- ※「話題別英単語 リンガメタリカ」(テーマ別強化)
- ※「英検1級 でる順パス単」(最高レベル対応)
7. 5年間の出題傾向総括
共通する特徴
一貫した構成
- ※大問数:必ず5題
- ※制限時間:90分(1題あたり18分)
- ※総語数:3000~3500語で推移
難化の背景
- 近年は文章が長くなっており、2023年度の合計語数は3500語を超えましたとして、文章量の増加が顕著です。
設問形式の多様化
- ※マーク式が中心だが記述要素も増加
- ※語句整序問題の複雑化
- ※専門用語を含む語彙問題の増加
合格ラインの変動
- 2023年がここ20年で最低の点数となっていますという状況から、従来「8割必要」とされていた商学部英語も、現在は7割程度で合格圏に入る可能性が高まっています。
8. 実践的勉強法と参考書推薦
段階別学習プラン
基礎固め期(高2~高3春)
- ※「システム英単語」で語彙基盤構築
- ※「VINTAGE」または「SCRAMBLE」で文法・語法完成
- ※「英語の構文150」で構文理解
実力養成期(高3夏~秋)
- ※「やっておきたい英語長文500・700」で読解力向上
- ※「話題別英単語 リンガメタリカ」でテーマ別語彙強化
- ※「英語整序問題精選600」で整序対策
過去問演習期(高3冬~直前)
- ※早稲田商学部過去問10年分を時間内解答
- ※同志社大学過去問で会話問題補強
- ※英検準1級~1級語彙で最高レベル対応
時間配分戦略
推奨時間配分
- ※大問1(会話文):15分
- ※大問2(社会・文化):20分
- ※大問3(経済・ビジネス):20分
- ※大問4(科学技術):20分
- ※大問5(語法・構文):15分
速読力向上のコツ
- 長文は20分以内に解ききれるように普段から意識して対策をすると良いでしょうとして、各長文を20分以内で処理する訓練が不可欠です。
9. 2025年度入試の特徴と今後の予測
2025年度の注目点
定員増加の影響
- 地歴・公民型の定員が35名増加したことで、合格最低点がやや下がる可能性があります。
継続する難化傾向
- 大体、平均すると800words前後はあって、1000words程度の長文が出ることも最近はあるので、気をつけてくださいとして、長文の語数増加は今後も継続すると予想されます。
2026年以降の予測
AI・デジタル社会関連の出題増加
- 社会の変化を反映し、AI倫理、デジタル格差、サイバーセキュリティなどのテーマが頻出する可能性があります。
語彙レベルのさらなる上昇
- 今後は取るためには、英検1級レベルの英単語力は必要になるでしょうという予測通り、最難関レベルの語彙力が求められる傾向が強まるでしょう。
整序問題の複雑化継続
- 語句数の増加と構文の複雑化により、従来の暗記中心の対策では対応困難になることが予想されます。
合格への最終アドバイス
早稲田大学商学部の英語は、2023年を境に明確に難化しています。しかし、これは同時に「正確な対策を行った受験生が大きく差をつけられるチャンス」でもあります。
成功の鍵
- ※英検1級レベルの語彙力習得
- ※3500語レベルの長文を90分で処理する速読力
- ※複雑な語句整序問題への対応力
- ※商学部らしいビジネス・経済テーマへの背景知識
直前期の心構え
- 従来の「8割必要」という固定観念にとらわれず、「7割で十分合格圏」という現実的な目標設定で臨むことが重要です。
- 難化傾向を恐れるのではなく、「他の受験生も同じ条件」であることを認識し、基本に忠実な対策を継続することが合格への最短ルートです。
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