【保護者必見】子供が英単語を覚えられない本当の理由5つ|やる気ではなく才能と家庭環境の問題だった
「うちの子、どうして英単語が覚えられないの?」その本当の理由を、英語指導20年の講師が包み隠さずお話しします

「毎日机に向かっているのに、単語テストはいつも半分も取れない」
「昨日覚えたはずの単語を、今日にはもう忘れている」
保護者の方から、こうしたご相談を本当によくいただきます。そしてたいていの場合、最後に添えられるのが「うちの子、やる気がないんでしょうか」という一言です。
けれども、20年近く英語を教え、医学部や早慶を目指す多くの生徒を見てきた立場から申し上げると、単語が覚えられない原因は「やる気」の一言では片づきません。そこには、もっと根の深い、いくつかの理由が重なっています。
今日は少し耳の痛い話も含めて、正直にお伝えしたいと思います。
理由① 創造性の欠如
意外に思われるかもしれませんが、単語の暗記は創造的な作業です。
たとえば「abandon(見捨てる)」という単語を前にしたとき、覚えるのが得意な子は「あ、バンドが解散して、ボーカルが見捨てられた」などと、勝手にストーリーをこしらえます。語呂でも、イメージでも、自分の経験との結びつけでも構いません。
脳は意味のない文字列をすぐに捨てますが、自分で作った「物語」は簡単には手放しません。
ところが、単語帳の左右を往復してひたすら書き写すだけの子は、この「意味づけ」の工程をまるごと飛ばしています。
▶ 覚えられないのは、記憶力の問題というより、脳に引っかかりを作る工夫をしていないからなのです。
理由② 目的意識の欠如

「なぜこの単語を覚えるのか」が本人の中にない状態では、人間の脳は情報を重要なものとして扱ってくれません。
好きなゲームのキャラクター名や、推しのアイドルのプロフィールなら一度で覚えられるのに、英単語は覚えられない。これは能力の差ではなく、脳が**「これは自分に必要だ」と判断しているかどうか**の差です。
志望校の過去問で、この単語が分からなかったせいで一問落とした。その悔しさを一度でも味わった生徒は、目の色が変わります。
▶ 目的が具体的になった瞬間、同じ単語帳がまったく別のものに見え始めるのです。
理由③ 幼少期に「覚え方」を身につけてこなかった
幼稚園や小学校の時期は、記憶の技術を自然に獲得できる貴重な期間です。
しりとりや連想ゲーム、九九を歌で覚える、地図記号を絵で覚える。そうした遊びの中で、子どもは「どうすれば覚えられるか」というやり方を体で学んでいきます。
この時期に暗記を工夫する経験が乏しいと、中学・高校になって大量の単語を前にしたとき、「とりあえず何度も書く」以外の武器を持っていません。
▶ 勉強時間は長いのに成果が出ない子の多くは、実はこのタイプです。
理由④ 家庭環境の「飽和状態」
少し厳しい話になります。
・欲しいものはすぐに買ってもらえる
・退屈すればタブレットが与えられる
・困ったことは親が先回りして解決してくれる
こうした環境は一見恵まれているようでいて、子どもから**「自分で考えて何かを生み出す」機会**を奪ってしまうことがあります。
足りないものを工夫して補う、ないものを自分で作る。そうした経験の積み重ねが、先ほどお話しした創造性や、自分なりの覚え方を編み出す力の土台になります。何でも揃っている環境で育った子は、単語帳に対しても「誰かが覚えさせてくれるもの」という受け身の姿勢になりがちです。
もちろん、愛情から与えてきたものを否定するつもりはまったくありません。
▶ ただ、これから先は「与える」より「考えさせる」ことを少しだけ意識していただくと、変化が見えてくるはずです。
理由⑤ 生まれ持った能力の差、そして「限界」

これは残念ながら、という前置きが必要な話です。
記憶力や情報処理の速さには、生まれ持った個人差が確かに存在します。同じ時間をかけても、覚えられる量には差が出る。
そしてもう一歩踏み込んで言えば、どれだけ工夫を重ね、どれだけ努力を続けても、その子が到達できる地点には限界があるということです。
足の速さに生まれつきの差があるように、暗記の得意不得意にも越えられない壁はあります。すべての子が努力次第で難関大学の英語を突破できるわけではありません。
厳しい言い方になりますが、これは長年多くの生徒を見てきた者としての偽らざる実感です。ここを曖昧にして「頑張れば誰でもできる」と言い続けるのは、かえってお子さんを追い詰めることになると考え、あえてはっきりお伝えします。
◆ただし、誤解していただきたくないこと
私がこれまで見てきた中で、本当に「能力そのもの」が原因だったケースは、決して多くはありません。ほとんどの場合、単語が覚えられない理由は、ここまでにお話しした①から④のどれか、あるいはその組み合わせでした。
また、記憶の処理が人よりゆっくりなタイプであっても、忘れる前に繰り返すタイミングを工夫する、音読と組み合わせる、例文ごと覚えるといった方法を取り入れれば、限界の手前までは着実に語彙を伸ばしていくことができます。
▶ 大切なのは、限界を言い訳にすることではなく、限界がどこにあるのかを冷静に見極めることなのです。
保護者の方へ いちばんお伝えしたいこと
【まずは、ご家庭での振り返りを】
「うちの子は頭が悪いから」と結論づける前に、ご家庭でこれまでを振り返っていただきたいのです。
・覚え方を工夫する遊びを、一緒にしてきただろうか
・欲しがる前に、与えすぎてはいなかっただろうか
・「なぜ勉強するのか」を、子どもと本気で話したことがあっただろうか
耳の痛い問いかもしれませんが、ここから目を背けたままでは、どんな単語帳も塾も根本的な解決にはなりません。
【立て直せるのは、あなたとお子さんだけ】

その反省をどう生かし、どう立て直していくかは、最終的にはあなたとお子さんにしかできないことです。
私のような外部の講師は、覚え方の技術を教えることはできても、その子が育ってきた環境や、親子の間に積み重なってきたものにまで手を入れることはできません。家庭の中でしか変えられないものが、確かにあるのです。
【英語以外の道へ「逃がす」という選択】
いろいろ手を尽くしても英単語がどうしても頭に入らない。けれど、
・数学なら何時間でも考えていられる
・絵を描かせたら誰にも負けない
・機械をいじらせたら目が輝く
そういうお子さんであれば、無理に英語で勝負させるより、その得意な方向へ思い切って逃がしてあげることも立派な選択です。
医学部や難関大学だけが、その子の進むべき道とは限りません。苦手なものに何年もしがみつくより、自分が本当に力を発揮できる場所を見つけたほうが、その子の人生はずっと豊かになるかもしれません。
この先生のおすすめコース
- 英語の基礎から丁寧に固めたい生徒
- 英文は読めるが、医学部レベルに届いていない生徒
- 自分のペースで着実に力をつけたい生徒
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医学部対策におすすめの指導コース
- 模試・過去問で思うように数学が得点できない方
- 物理が初見問題に対応できるか不安な方 化学が暗記勝負気味だ、、な方
- 何が何でも合格したい方
- 問題集や赤本を繰り返しやっているだけで思考力がつかない
- 長期的に見て欲しい。(高3でもこの金額で指導します)
- なぜか数学だけできない
- 医学部の数学に苦手意識がある方
- 医学部入試の数学の攻略法を知りたい方
- 医学部に"本気"で合格したいと思っている方
- これから医学部を目指す方、まず戦略を立てたい方
- 医学部の中で志望校をどこにするか迷っている方
- 勉強を進めているが、この方法で合格できるか確かめたい方
- 国立の医学部を目指している人
- 私立の医学部を目指している人
- 公立の医学部を目指している人