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医学部に編入・再受験したい人必見!医学部に入るための基礎知識

医学部に編入・再受験したい人必見!医学部に入るための基礎知識

近年、医学部に再受験・編入する社会人が増えてきています。医療の現場でも社会人を一度経験した医師の存在が見直されたりしています。医学部に再受験するためにはどのような知識が必要なのでしょうか?

医師という職業は、安定していること、人の命を救うという使命があることなどから目指す方が多い職業です。
一番多い医師になるコースは、高校卒業後に大学の医学部に入学して卒業後医師国家試験に合格することですが、一度他学部を卒業して社会人になってから大学の医学部に入りなおす方もいます。

近年は、多くの大学で医学部の編入試験を行っているため、以前に比べると、社会人になってからでも医師を目指しやすくなりました。

この記事では、一度社会人になった後でもう一度改めて医師を目指そうという方や、大学院に入ったけど医学部に入りなおしたい方、医学部の編入試験などの情報を集めている方などに向けて、編入試験などの実情や、医師になるのに最短で何年かかるのか、金銭的な補助はどのようなものがあるのかについて紹介していきます。

医学部に編入・再受験するためには


社会人になってから医者を目指したいと思った方や、別業種で働いていたが、医者を目指したくなった方、薬学・歯学・理系学部から編入しようとする方などが、医師を目指すためには、大学医学部の編入試験などを受けて医学部に編入・再受験する必要があります。

医学部の編入試験です一般入試よりもかなり狭き門です。

博士号などをもった高学歴の方が受験することが多いうえに、倍率が数十倍ということがほとんどです。
そのため、安易に医学部の編入試験を受けることは愚直です。

医学部の編入・再受験を目指すのであれば、まずははっきりとした目的意識を持ち、「どんなに大変でも絶対に医師になって目的を果たす」という覚悟が必要です。
そうでないと、受験勉強から離れていた期間があるというハンデを乗り越えることはできません。

また、それとは別に、経済的なことも視野に入れなければなりません。
大学によって異なりますが、4-6年分の学費や生活費をどうするかという現実的な問題についても考えておかないと、せっかく医学部に編入や入学できても、途中で中退せざるを得なくなってしまいます。

その前提を踏まえたうえで、医学部の編入試験や一般入試を受験するのであれば、「河合塾KALS」など医学部の編入試験に強い予備校に1年くらい通ってから受験するのも一つの手です。
そのようなところは医学部の編入試験に精通しているのでノウハウも多くもっており、受験対策の力強い味方になってくれます。

医学部受験の実態を知る


医学部の編入試験を受験したい方にとって知っておきたいのが、医学部の編入試験や再受験の実態です。
この項では、医学部の編入試験や一般入試の再受験の実態について紹介していきます。

編入の実態


まず知っておきたいのは、大学によってある程度の差はありますが、医学部の編入試験で合格するのはかなり狭き門であるということです。

編入試験では、そもそも募集人数がかなり少なく、最も少ない奈良県立医大では1人、最も多い弘前大や東海大でも20人しか募集しません。
一般入試で大体100人前後募集するところが多いのとはかなりの差です。

また、医師という職業は、景気の動向にあまり左右されることがなく、民間企業に勤務する場合などのように失業の心配もほとんどないことなどから、人気があることもあって、「一度社会に出たけれどもう一度入り直したい」と考える方が多くいます。

そのため、編入試験の倍率は20-30倍とかなり高く、中には50倍に達する大学もあり、合格するのは非常に狭き門です。

ただし、一般入試よりは受験科目が少なく、北海道大学をはじめとして多くの大学では、学力検査の内容は生命科学が中心で、そのほかに小論文となっています。
ほとんどの大学では、これに書類審査と面接などが加わります。

忘れてはいけないのは、近年ではTOFIC-L&R、TOEFL-ITP、TOEFL-iBTなどの英語検定における2年以内の成績の基準が設けられているところが多く、そのようなところでは証明書も提出する必要があります。



また、秋田大学などのように英検の成績証明書などは必要ありませんが、受験者をよく知る人物の推薦書が必要な大学もあります。
そんな中でも滋賀医科大学などのように英検の成績証明書も推薦書も必要ない大学もありますので、自分の希望している大学の編入試験に必要な入試要項などを調べましょう。

なお、大学によって1年次後期編入、2年次編入、3年次編入があり、実施している大学が最も多いのは2年次編入になります。

いずれも各大学のホームページで確認することができますので自分が志望する大学から情報を集めましょう。

再受験の実態


再受験の場合は、編入試験と異なり、一般入試を現役高校生に混じって受験することになります。

日本の大学受験は社会人になってから受験する人が少ない傾向にあります。
そのため、30歳を過ぎてから受験する方はあまり多くありません。
しかし、だからと言って30歳をすぎると合格できないわけではなく、中には60歳で医師国家試験に合格した方もいます。また、法律的に年齢制限があるわけではありません。
ただ、全体としては、30歳以上の受験者は少なく、従って合格者も多くはないのが実態です。

また、国公立の大学の場合は、国から多額の補助金を受けているという事情もあります。私立の場合、授業料が高額なのは、人件費や実習にかかる費用など多くを学生の入学金や授業料などで賄っているからです。

国公立の大学の場合、国からの補助金でその多くを賄っているため、せっかく長い時間とお金をかけて養成した医師にできるだけ働いてもらうというのが本音です。実際、国民の税金で医師を養成しているわけですから、せっかく養成したのにすぐに働けない年齢になってしまうというのは公共の利益につながりづらいと考えることもできます。

それでは、実際に医学部に入学した方の年齢層はどうなっているかと言いますと、北海道から九州・沖縄に至るまで、最も多い年齢は18~20歳となっています。
つまり、現役から2浪までで入学する方が最も多いです。
しかし、2020年度の入試結果を見ると、関東地方では8人、中部・北陸地方では14人、近畿地方で10人、中国・四国地方で11人、九州・沖縄地方で2人の方が30歳以上での合格を果たしています。

ところで、再受験を目指す場合、戦略の立て方一つで、合格への道が開かれることがあるといっても過言ではありません。

その戦略とは

個別科目試験がなるべく簡単な大学に志望校を絞る
センター試験の成績を最重要視する
面接や小論文の対策をしっかりと行う

というものです。

中でも、面接や小論文は対策が後回しになりやすいですが、この2つにも評価基準があるので、実はこの2つへの対策こそ合格への近道とも言えます。

何歳までに合格すれば元が取れるのか

医学部を目指す場合、何歳までに合格すれば元がとれるのでしょうか?
国公立大学の医学部の場合、後で述べる医学部修学資金という制度を利用すれば、実質学費はただにできます。これは簡単に言えば、各自治体の奨学金制度のようなものです。
この医学部修学資金を利用して医学部に行くと考えた場合、仮に年収500万円でサラリーマンをしていた方が再受験あるいは編入試験を受験すると考えると、再受験で6年間医学部に行くのであれば、500万円×6年間で3000万円の収入が入ってこなくなることになります。ここまでは損失です。

しかし、医学部を卒業して医師国家試験に無事合格し、晴れて医師になれれば、数年で大体年収1000万円くらいになります。そうなれば、最初の数年を3年間と考えると、約6年くらいで元がとれる計算になります。
もっとも、これは純粋に大学でかかる経費のみを考えた結果で、これに受験の準備として予備校に通ったりした場合にかかる経費も含めればもう少しかかることになります。

サラリーマンの年収にはものすごく幅があるので、一概には言えないのですが、全体としては40?45歳くらいで医師になったとしても元は取れると考えて良いです。

医者になるまで最短で何年かかるのか


無事医学部に入学できたとして、医師になるまでには最短で何年くらいかかるのでしょうか?

まず、医学部には2年次に編入した場合で4年間、一般入試を再受験したとすると、1年生として入学することになるので6年間大学に通う必要があります。
その後医師国家試験に無事合格したあと、様々な診療科をローテーションして研修医を2年以上こなすことが法律で義務づけられていますので、医師として認められるには最短で6?8年ということになります。
この時点でようやく単独での患者さんの診療が認められることになります。
それまでは、上級医や指導医の指導のもとに診療業務を行います。

しかし、2年間の研修をこなしただけでは、通常、一人前の医師とは認めてもらえません。
様々な診療科をローテーションする2年間の研修を前期研修と言うのですが、その後も今度は自分が専門としたい診療科で3?5年間の研修を行います。
その間に自分が専門としたい診療科の認定医や専門医の資格を取得して初めて一人前の医師として認められるようになります。ここまでには9?13年かかることになります。

医学部修学資金について


医学部修学資金制度とは、奨学金と似たような制度で、各大学や自治体などが独自に作っている医師を養成して大学や地域の医療を充実させるための制度です。
奨学金とは異なり、その地域や大学の指定する医療機関で一定期間医師として勤務することによって変換が免除される規定のあることが多いです。

自治体の場合は、ほとんどの場合、卒業後に、医学部修学資金を借りた自治体にある医療機関に医師として勤務することが条件になります。また、新潟県などのように、地域枠で新潟大学の医学部に入学した学生を対象とした枠のある自治体もあります。

大学でも、大体条件は同じです、ただ、産業医科大学のように、大学の設立趣旨から、返済免除規定に一定の期間企業などでの産業医としての勤務経験も求めるなど大学独自の返済免除規定が設けてある場合もあります。

金額は先に挙げた新潟県の例を取ると、国公立大学の医学部の場合で月に15万円からで、他に順天堂大学など私立大学の医学部に入学して卒業後に新潟県で医師として働くことを条件に、月30万円からの資金を受けることができます。

まとめ


ここまで医学部の編入試験や再受験についての実際を紹介しました。
医師は様々な意味で魅力ある職業です。もちろん、向き・不向きはあると思いますが、金銭的事情が許すのであれば、1年くらい予備校に通うなどしてじっくりと戦略を練って、医学部の編入試験や再受験に挑んでもよいでしょう。
また、いつまでもダラダラと挑戦を続けるのではなく、何年以内に合格するという目標を立てると適度な緊張感が生まれます。

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