小論文が書けない主な原因
まずは小論文が書けない主な原因を4つ紹介します。
- 文章を書くこと自体に慣れていない
- 小論文の書き方がわからない
- 小論文に書く内容や意見が思いつかない
- 問題文や資料の意図がわからない
上記の4つが主な原因としてあげることが出来るかと思います。
それぞれ対処法と共に詳しく解説していきますね。
文章を書くこと自体に慣れていない
まず1つ目が、そもそも文章を書くこと自体に慣れていないという場合です。
そもそも文章を書くことに慣れていないのに、小論文を書くというのはかなりハードルが高いです。
- 読書が好きではない
- 日記や作文を書いた経験が少ない
上記の様なケースでは、文章を書くこと自体が苦手で小論文も書けなくなっている可能性が高いです。
この場合は、小論文を書く前のステップとしてまずは文章に慣れましょう。
- 読書をする
- 日記や作文でも良いので文章を書いてみる
- 文章を書くことに慣れたら小論文の練習をたくさんこなす
これらの方法で徐々に文章に慣れていきましょう。
読書をする際には、小説だけでなく新聞や論文、コラムなど様々なジャンルの文章を読んでおくのがおすすめです。
筆者の個人的なおすすめは新聞と論文です、知見が広がるとともに論理的な思考力も養うことができます。
小論文の書き方がわからない
そもそも小論文の書き方がわからないという場合も多いと思います。
小論文は一般的な受験科目とは違うということもあり、学校などでもなかなかしっかりと教えてもらうことが出来ない
といった側面を持ちます。
やはりこの様な場合には塾などを用いてしっかりとロジックを学ぶことが重要です。
独学で進める場合には小論文に関するテキストなどを利用することをおすすめします。
書き方がわかっていない状態でどれだけ数をこなしても上達には繋がりづらいのでその点は気をつけましょう。
小論文に書く内容や意見が思いつかない
次に、書き方などはある程度理解しているものの、小論文に書く内容や意見が思いつかず、小論文を書きはじめるのに時間がかかってしまうというケースです。
書く内容が思いつかないから書けないというのは、普段から自分の意見を考えるのに慣れていない生徒さんに多いです。
- ニュースや新聞を見て自分の意見を考える
- 考えた意見を誰かに話してみる
小論文の練習以外にも、上記のようなことを意識的に取り入れてみてください。
小論文の内容は時事問題に関するものも多いです。
ニュースや新聞を見て自分の意見に慣れておくと、初見の小論文にも対応しやすくなります。
また、ある程度内容やテーマを決めたものの頭で先にその先を考えてしまい
「この内容で良いのか…」
などと思ってしまい書き始めることが出来ないというケースもかなりあるかと思います。
そういった場合には、まずは手を動かして書き始めてみるというのも有効な手段の1つです。
問題文や資料の意図がわからない
小論文の問題の意図や資料の活用方法がわからずに、小論文が書けないという生徒さんもいるでしょう。
この場合は解答例などを参考にして問題の意図がどういったものだったのかをとにかく何度も確認して傾向などを掴みましょう。
塾や学校の先生やチューターの方に添削してもらうのもいいかと思います。
書き方や文章力にはある程度自信があるものの、問題の資料や意図がうまく理解できないという場合には小論文用の問題集などをつかってとにかく数をこなしても良いかもしれませんね。
小論文は文の構成の基礎を知ることから
受験本番では緊張やプレッシャーで普段通りの力を発揮することがなかなか難しいのが現実です。
そんなときにはしっかりとロジカルな思考で問題に対応することが非常に重要になってきます。
つまり、試験当日の初めて見る問題に対応するには小論文の構成をしっかりと理解しておくことが重要です。
小論文の構成やパターンを理解して、自分でも使いこなせるようになればスムーズに小論文が書けるようになります。
小論文の基本的な構成は以下の通り。
- 序論
- 本論
- 結論
それぞれ詳しく解説していきますね。
序論
序論ではまず、問題提起を行いましょう。
意見や問題と考えたことをわかりやすく文章で表現します。
全体の中で序論が占める割合は10%から20%程度を意識するといいでしょう。
段落は1つか2つを目安にすると良いかもしれません。
本論
本論はもちろんですが、いちばん重要でボリュームもあるところになります。
本論では情報や資料を使って、あなたの考えや結論を論理的に説明していくことが重要になってきます。
書いた小論文を誰が読んでも、ロジカルに理解できるようにしなければいけません。
本論は全体の中で60%から80%程度の割合になります、ここにしっかりと時間を掛けて書くようにしましょう。
- 体験談
- 資料に書いてある内容
などを上手に使うことで、読み手に伝わりやすいことに加えて、分量を稼ぐことも出来るためおすすめの手法の1つです。
結論
最後にもう一度、序論や本論で書いたことを結論でしっかりとまとめましょう。
小論文では自分の意見を明確に書く必要があり、結論の部分では結局なにが主張なのかを明確にする必要があるので、抽象的な意見ではなく具体的な考えをハッキリと述べるようにしてください。
この部分が曖昧だと結局何が言いたいのかがわからず、締りのない文章になってしまいます。
文章力がつく練習方法
文章力も身につく小論文の効果的な練習方法は以下の通りです。
- とにかく数をこなして練習する
- 書いた小論文を添削してもらう
それぞれ詳しく解説していきますね。
とにかく数をこなして練習する
小論文を実際に書いて練習を繰り返すのが一番効果的な練習方法です。
- 小論文の文章ルール
- 小論文の文章構成
- 小論文の問題を読み解く練習
- 与えられた資料を活用する方法
前述しましたがそもそも文章に慣れていないなどの場合を除くと、しっかりと多くの小論文の問題をこなすのが大切です。
上記の4点、特に文章の構成と問題を読み取る練習を繰り返しすることでしっかりと身に付けることで劇的に小論文に対するアプローチが変わってくるかと思います。
実際に手を動かして書くことは小論文を書く力を上げるうえで最も重要です。
書いた小論文を添削してもらう
書いた小論文を第三者に添削してもらうことも非常に大切です。
自分で書いた小論文をそのままにしておいては、いつまでたっても文章力は身につきません。
自分で見直してしまうと、どうしても自分で書いた文章なのでフラットな目で見ることが難しくなってしまいます。
第三者の目で客観的に読んでもらい、添削をしてもらいましょう。
これを怠ると、間違った方向性のまま書き続けることになり、それがクセづいてしまうと修正するのが難しくなってしまいます。
- 論理的に破綻していないか
- 文章のルールに問題はないか
- 資料が上手に活用できているか
- 問題文の意味を取り違えていないか
上記の点を中心に第三者にチェックしてもらうと、自分の修正すべき部分がわかり文章力がどんどん身についていきます。
添削をしてもらうときには、学校の先生や塾の先生、保護者でも良いのですが効率的に小論文の練習をしたいなら小論文のプロに添削指導をしてもらいましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は小論文の書けない原因とその対策についてお話してきました。
小論文が書けないと悩むときには、書けない理由を分析し、理由に合った対処をしていくのが重要です。
小論文が書けない主な理由をまとめると以下の通りです。
- 文章を書くこと自体に慣れていない
- 小論文の書き方がわからない
- 小論文に書く内容や意見が思いつかない
- 問題文や資料の意図がわからない
自分がなぜ小論文を書くことが出来ないのかの原因をまずはしっかりと把握して、記事のなかで紹介したような方法を試していただければ効率的に小論文を書く力を向上することが出来、志望校合格につながることかと思います。