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中高一貫校で「一度つまずくと這い上がれない」本当の理由。深海魚になる前に打つべき一手

2025/12/12

こんにちは、マナリンク講師の片山です。

中学受験、本当にお疲れ様でした。 高い倍率を勝ち抜き、憧れの中高一貫校に入学されたことと思います。

しかし、入学からしばらく経ち、今このようなお悩みを抱えていませんか?

  • 「入学当初は成績が良かったのに、徐々に順位が下がっている」

  • 「学校の授業スピードが速すぎて、子供が消化不良を起こしている」

  • 「テスト前に何をしていいか分からず、諦めているように見える」

実は、これまで7年間中高一貫校生を専門に指導してきましたが、「一度つまずくと、自力で這い上がるのが極めて難しい」のが中高一貫校の構造的な特徴です。

なぜ、普通の公立中高よりも「復活」が難しいのでしょうか? 今日はその理由と、冬休みにできる解決策をお話しします。

理由1:授業スピードが「倍速」で進むから

中高一貫校の最大のメリットは「先取り学習」ですが、これは裏を返せば「立ち止まってくれない」ということです。

多くの学校では、中2の終わり〜中3の夏までに中学内容を終え、高校内容に入ります。

公立校の約1.5倍〜2倍のスピードです。 一度「あ、分からない」と思った時には、授業ははるか先へ進んでいます。 1週間の遅れを取り戻そうとしている間に、学校では次の単元の新しいことが積み重なる…。この「負の雪だるま式」が、中高一貫校の怖さです。

理由2:教材が特殊で「自習」が難しいから

多くの学校で使われている『体系数学』『プログレス』『ニュートレジャー』などの検定外教科書。 これらは非常に良書ですが、難易度が高く、一般的な書店の参考書では対応しきれないことが多いです。

「分からないから自分で調べよう」と思っても、解説が詳しい参考書が手元になく、結局そのまま放置してしまう。これが「つまずき」が「大きな穴」になる原因です。

理由3:「高校受験」というリセットがないから

公立中であれば、高校受験というタイミングで基礎を総復習し、一発逆転が可能です。 しかし、中高一貫校にはそれがありません。 中だるみしたまま高校課程に突入し、高1の模試で偏差値30台を取って初めて事の重大さに気づく…というケースが後を絶ちません。

「深海魚」になる前に。この冬やるべきことは1つだけ

では、もう手遅れなのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。

ただし、「これまでの遅れを全部取り戻そう」とはしないでください。 膨大な範囲をすべて復習するのは、時間的に不可能です。

必要なのは、「どこでつまずいたのか(ボトルネック)」をピンポイントで特定し、そこだけを修復することです。

  • 二次関数ができない原因は、中1の「比例・反比例」かもしれない。

  • 英語長文が読めない原因は、中2の「不定詞」かもしれない。

絡まった糸を解くように、原因さえ分かれば、短期間で劇的に改善することができます。

【12月限定】あなたの「つまずき原因」を60分で特定します

現在、私は中高一貫校生や、進度の速い授業にお悩みの方向けに、12月限定の単発講座を開講しています。

「体系数学のここが分からない」 「ニュートレジャーの予習がきつい」

そんな具体的なお悩み大歓迎です。 この60分は、授業をするだけでなく、「どこまで遡れば復活できるか」を診断する時間でもあります。

中高一貫校のメリットを最大限活かすために。 2026年を迎える前に、一度「荷下ろし」に来ませんか?

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