#1 悩んでも分からないことは分からない
2022/11/5
こんばんは。数学担当の鈴木です。
悩んでも分からないことは分からない。
問題を考えている時に、思考回路が止まってしまう生徒を良く見る。こんな風に。
「この問題解いてみようか」
「うーん……」
ここからペンが止まることはないだろうか。
記憶の遠くの方に思考を巡らせていたと思ったら、徐々に頭の回転が遅くなっていって、ぼーっとしてしまっていることはないだろうか。僕はある。
問題には次の2パターンがある。
①思考力を発揮して解くタイプの問題
②知識がないと解けないタイプの問題
これらはそれぞれ対処の仕方が異なる。
ではどう対処すれば良いのだろうか?
①思考力タイプのパターンの場合、
目安として15分くらいは考えよう(授業中ではそんなに時間は取れないので自習の時にやるのだ)。しかし、それ以上は時間の無駄になる可能性があるので、潔く諦めてヒントを見るなり解答解説を見よう。初見で問題を解けないのが悔しい? 取るに足らないプライドは捨てるのだ。
ここで大事なのは②知識タイプのパターンの時である。
そもそも定義を覚えていない時、これはいくら考えても無駄である。
「sinAの定義ってなんだっけ?」
「 うーん……」
「教科書のsinの定義が書いてあるところを探してみようか」
分からないことがあって、②のパターンに当てはまる時、教科書のどこに書いてあるのか探すのだ。そうやって、探す作業を何度もしているうちに覚えるのである。
考えすぎているなと思ったら試していただきたい。
さて、僕の授業では中学数学から高校数学ⅠAⅡBⅢまで教えています。
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