#3 モチベーションを上げるには
2022/11/12
こんばんは。数学担当の鈴木です。
勉強のモチベーションがなかなか上がらないという声を良く聞く。
どうしたらいいですかと。
個人的には、モチベーションが「上がる」という言葉はふさわしくないと思う。
日常で使われるモチベーションという言葉の意味は以下の3種類があり、混同されているのではないかと思う。
・内発的動機付け(これがモチベーション)
・外発的動機付け
・気分、テンション(これは上がったり下がったりする)
モチベーションとは心理学の用語で内発的動機付けのことだ。
簡単にいうと、自分の内側から来る「やる理由」のこと。
例えば、
「小学生の頃、年に数回、家族でファミレスに行っていた。うちの家族はあまり裕福な方ではなく、本当は食べたいものがあるのに、小学生ながら親の顔を伺って安いメニューを頼んでしまっていた。こんな思いを自分の子供にはさせたくない。だから絶対に稼いでやるんだ。」
これがお金を稼いだり仕事をするモチベーションになる。(※フィクションなのでご安心ください。)
この「やる理由は」は昨日と今日で変わらないはずだ。
外発的動機付けとは、自分の外側から来る「やる理由」のこと。
例えば、「先生に褒められたから頑張る」、「みんながやっているから自分もやる」、などだ。
やる理由が自分の外側にあるので、裏を返すと、褒められなかったら頑張らないし、みんながやっていなかったらやらない。
外発的動機付けは状況や環境に左右されやすいのだ。
気分、テンションはコンディションのことで、これは体調の様に日毎、場合によっては時間毎に違う。
「昨日寝る時間が遅かったから今日はやる気が出ない」、「雨でテンションが下がる」、などだ。
以上3つを解説したが、受験勉強や勉強の習慣をつけるなど、長期の目標を達成するにはどれが効果的だろうか?
そもそも何のために頑張るのだろうか? ここを明確にすることがゴールへの第一歩なのではないだろうか。
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