看護大学か専門学校か進学先にいろいろ悩みますが、自分はどんな看護師になりたいか?を考えることです。
2023/7/12
看護師になるためのルートはたくさんあります。私の友人は、高校中退したあと、准看護師になり実務経験を積んで、その後、正看護師になり、活躍をしている方がいます。また、専門学校卒の看護師が、現在は大学の教員をしている方もいます。
大卒の看護師が有利だの言われていますが、実際の現場で、「あなたどこの大学出身?」なんて臨床の現場で聞かれることはありません。看護は実践の科学です。いかに、臨床の場で患者さんに向き合って仕事ができるか、チームでコミュニケーションがとれるかが大事です。エリートだろうが、何だろうが、その姿勢がない人は誰も協力してくれません。
私も、当時、一般の大学を中退して、学費がない状態でした。運よく学費の安い看護専門学校に入学でき、一生懸命に学びました。実習もきつかったです。その後、国家試験もあります。看護の場合はただ、学校に通うだけでは看護師になれません。
現場で働いて数年後、職場から大学進学を認められ、働きながら、大学卒業の資格を得ました。精神看護についてもっと研究したいと、上司に伝えると、大学院の進学だけでなく学費まで応援してくださいました。
先ほど、「看護は実践の科学」とお伝えしたように、国家資格を得たあと、臨床で経験を積む中で、自分はどう患者さんや病院組織に価値を提供していきたいのかひたすら考える必要があります。受け身ではいけません。その中で、「こういう勉強が必要だ」「認定看護師を目指してみようか」「大学院で研究してみようか」など、見えてくるものがあります。今では、わざわざ、大学に行かなくても書籍で相当勉強できる時代でもあります。
看護系の大学、専門学校、学校の理念も様々で、キリスト系の理念であったり、仏教看護を理念にしているところもあります。学校の特色や学費の違いは様々です。メリットだけの学校はありません。
冒頭でも述べたように、看護師になるためのルートはたくさんあります。私のように、専門卒から大学院まで行った方もたくさんいます。大学だろうが専門学校だろうが、まずは国家試験をパスしないと臨床の現場にあがることはできない現実があります。大事なことは「常に自分はどんな看護師になりたいか?を考えること」です。そうすると、進学した場所が、看護大学であろうが、専門学校であろうが、看護学に夢中になって取り組めます。
どんどん時間が過ぎていきます。看護系の大学、専門学校進学に関してご相談されたい方は、いつでもご連絡をお待ちしております。
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