覚えやすさを決める「認知特性」4タイプを知ろう!
2025/3/19
「同じ授業を受けているのに、理解しやすい人とそうでない人がいるのはなぜ?」
それは「認知特性」が違うからかもしれません。
認知特性とは、情報を受け取るときの得意なスタイルのこと。
例えば、映像で理解しやすい人もいれば、音で聞いたほうが覚えやすい人もいます。
今回は、認知特性の4つのタイプを紹介し、それぞれに合った勉強法を解説します。
あなたのタイプを診断し、効率的な学習スタイルを見つけましょう!
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📌まずは 認知特性の診断チェック!
次の質問に答えて、自分がどのタイプに当てはまるか確認しましょう。
① 授業の内容を思い出すとき、どう思い出す?
✅ 視覚タイプ(目で見たものを記憶)
• ノートの図や黒板の文字がそのまま頭に残る
• 先生の立ち位置やジェスチャーも一緒に思い出す
✅ 聴覚タイプ(耳で聞いたことを記憶)
• 授業中の先生の口調や抑揚がそのまま再生される
• 友達と話していた内容の声も一緒に思い出す
② テストのとき、思い出しやすいのは?
✅ 文字型(言葉や文章として記憶)
• ノートのページを思い出す
• キーワードや文章をそのまま覚えている
• 頭の中で書いたり読んだりして思い出す
✅ 音声型(リズムや音で記憶)
• 先生の話し方や音のリズムで思い出す
• 友達と話していたフレーズがそのまま出てくる
• 授業で聞いた声のトーンごと頭に残っている
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あなたはどのタイプに当てはまりましたか?
それぞれの特性に合った勉強法を見ていきましょう!
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📚 4つの認知特性と効果的な勉強法
① 視覚 × 文字型(本好き・メモ魔タイプ)
🔍特徴
• 本や文章を読むのが苦じゃない、むしろ好き
• 人の話を聞くだけだと記憶に残らず、書かないと忘れる
• 文章で説明書きされた紙を読むと理解しやすい
💡 勉強法のヒント
・ 教科書やノートを色分けして視覚的に整理する
・ 図や表、マインドマップを活用して関係性を整理する
・ まとめノートを作ることで、整理しながら暗記する
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② 視覚 × 音声型(映像学習・動画派タイプ)
🔍特徴
• YouTubeの解説動画を見ながらだとスッと入る
• 映画やドラマのセリフは流れごと覚えてしまう
• 一度見た景色や場面が頭に残りやすい
💡 勉強法のヒント
・YouTubeやアニメーション動画を活用する
・ラップや歌詞を覚えるように、リズムと映像のイメージで記憶する
・復習の時は映像授業を見返す
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③ 聴覚 × 文字型(音で考える論理派タイプ)
特徴
• 授業中、先生が話したフレーズをそのまま覚えている
• リズムや語呂合わせを使うと記憶に残りやすい
• 歌詞やフレーズをそのまま覚えるのが得意
💡 勉強法のヒント
・ぶつぶつと音読しながら理解を深める
・リズム学習(語呂合わせや歌で覚える)を活用する(水兵リーベ僕の船など)
・読んだ内容を『スピーチの原稿』にするつもりで声に出す
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④ 聴覚 × 音声型(話す・聞くで覚える会話派タイプ)
特徴
• 授業中、先生が話している言葉のリズムや抑揚が頭に残る
• 友達が話していたときの『声のトーン』や『話し方のクセ』まで思い出せる
• 音楽のメロディを、一度聞いただけで覚えてしまうことがある
💡 勉強法のヒント
・暗記したいことは誰かに話す
・英単語や歴史の年号を、友達とクイズ形式でやる
・歌にのせて覚える(歴史や英単語をリズムに合わせる)
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ミックス型の人も多い!
「どれか一つだけに当てはまる」というより、複数の特性を持つ人がほとんど。
例えば、視覚優位だけど、音声学習も活用すると覚えやすいという人もいます。
自分の特性を理解して、学習スタイルを工夫するのが大事!
🎯 まとめ
・視覚 × 文字型 → 文章を読んで整理するのが得意
・視覚 × 音声型 → 映像や動画で学ぶと理解しやすい
・聴覚 × 文字型 → リズムや語呂で記憶するのが得意
・聴覚 × 音声型 → 話したり聞いたりしながら覚えるのが得意
・ミックス型 → いくつかの要素を組み合わせて学習する人が多い
今の勉強法では覚えづらかったり、学校の授業で理解しづらいと感じたりする人は、
「どの方法が自分に合うか?」を意識しながら、色々試してみてくださいね。