計算問題の勉強方法について

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2022/12/14

こんばんは。


勉強の苦手な方が改善すべき勉強方法とはなんでしょうか?

それはいくつもございますが、特に算数・数学・理科の計算問題については、問題を解く際に次のことを実行してみるのが良いでしょう。


①途中の計算式・筆算とその答えは、問題集・ノートの中の1箇所にまとめて書く。

②間違った問題は、①を見直してどこでどういう間違いをしたのかをきちんと確認する。

(わからない場合は先生に聞く)

③同じ間違いをしないように意識した上で、①とは別の所に再度解く。


1つずつ説明させて頂きます。


①途中の計算式・筆算とその答えは、問題集・ノートの中の1箇所にまとめて書く。

【悪い例】

× 途中計算やその答えは別の紙に書く(その場合は大抵、破棄・紛失されています)

× 横に筆算を書き、終わったら消しゴムで消す

テストの解答用紙のように、正解か不正解かがわかれば終わりではありません。

答えしか書いていないと、間違っていてもどこでどう間違ったのかがわかりません。

そのため、解く過程と答えは、全て同じ箇所にまとめて書いてほしいと思います。


②間違った問題は、①を見直してどこでどういう間違いをしたのかをきちんと確認する。

【悪い例】

× ①を見直さずにいきなり解き直す

× 書いた計算や答えを全て消しゴムで消して書き直す 

このようにして仮に正解したとしても、1回目に解いた時の間違いの原因がわからないままでは、同じミスを繰り返すかもしれません。

また、せっかく書いたものを消しゴムで消すというのは、頑張った形跡を消すということで非常に勿体なく、さらには余計な労力です。そして二度と間違いの原因を探すことができなくなります。

上記①がきちんとできていれば、間違いの形跡も残るので、きちんと見直しができます。

そして間違った箇所に赤字で訂正を入れたり、「マイナスの付け忘れに注意!」と目立つように書いたりしてその子独自の「参考書」が出来上がっていきます。

さらに可能なら、「わかっているのにケアレスミスした」という問題パターンを別のノートにリスト化すると、自分のケアレスミスの傾向が見えてきます。


③同じ間違いをしないように意識した上で、①とは別の所に再度解く。

くり返しになりますが、1回目に解いたものはきちんと残しておき、別の所に解き直します。

できれば問題集に書き込まず、ノートに解くのが望ましいです。

書き込んでしまうと、一度でも間違った問題を忘れた頃に再度解くというのがやりにくくなります。

(PCから何度でもプリントアウトできる場合は書き込んでもOKです)

そしてそれでも間違った場合は、②③をくり返し、自力で解けるまでくり返し解きます。


以上が、特に計算問題で留意してほしい勉強方法です。

もちろん、「途中計算」の話以外については、他教科にも当てはまります。


もう少し具体的な指導の必要なお子様については、ぜひ私の授業をお申込み下さい。

(現時点で予定しているコースが少ないですが、少しずつ増やしていく予定です)

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