スポーツの世界でも作戦なんですよね

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2025/5/11

○高校受験と違って、大学受験は要領です。例えば、10年前までのセンター試験の生物は遺伝の問題が東大や京大の問題より難しかったです。当時、日本一難しいのが、北海道大学の遺伝で、二番目に難しいのが東京理科大の遺伝で、三番目に難しいのがセンター入試の遺伝でした。だから、センターの過去問を10年前までさかのぼって解くのは確かに基本ですが、10年前ぐらいの問題は気絶するぐらい難しいですから注意なんですね。10年前の私は、「センターで生物取っている人は、遺伝は捨てるように!」と指導していました。そんな難しい遺伝を易しく教える先生がいなかったからですね。都会では、そう指導するのが当たり前でしたが、こちら九州では高校生を教えている人が知らないわけで、玉砕している受験生が多かった。そこは要領です。みんなが得点できないような難しいのは後回しです。みんなが得点する「遺伝以外」が完成すれば、そして、それでも時間があるなら「遺伝をやりなさい」と指導するのが当然なんですね。ここには、全教科教える末嵜先生がいますので、遺伝は大丈夫ですが、大学生のアルバイトとかでやっていた時なんかは、無理でしたので、私は捨てさせていましたね。「成績を上げれば合格する」というのは、高校受験までの話です。大学受験は、取捨選択が合否を決めます。

○私が高校の教師をやっていたとき、バドミントン部の顧問でしたが、大会はシングル3回、ダブルス2回の5回の試合で3勝以上したら勝ちでした。県大会出場をかけたベスト4の試合でしたかな?第1シングルと、第1・第2ダブルスまでで1勝2敗になり、残り二つのシングル。お互いにキャプテンと副キャプテンが出るのですが、私の生徒たちの方が二人共強い。「3勝2敗で勝った!」と思ったのですが、相手は入れ替えて来ました。つまり、こちらの副キャプテンに相手はキャプテンをぶつけてきたため敗北。2勝3敗で県大会に出られませんでした。取捨選択という作戦で、弱くても強い相手に勝てるのですよ。

○センター地理で「東京の対蹠点(たいせきてん)を求めよ。ただし、東京は35°N、140°Eとする」これは、「地球上で東京の真裏に当たる点の緯度・経度を求めよ」という問題。35°Nより35°Sだね。また、140°Eより、180°-140°=40°で40°Wだね。センター政経の憲法で必ず問われるパターンは、「日本国憲法はフランス人権宣言の第16条にあるように、憲法の2要素と規定されている①と②を持たないものは憲法と言わないので…」の①と②を埋める問題。その大事な16条は「①権利の保障(人権保障)が確保されず、②権力の分立が規定されない全ての社会は憲法を持つものではない」だから、①と②はそれら。世界史の中国史で、殷墟を殷の首都だと思っている人がいるようだが、殷墟は殷の遺跡だからね。気をつけよう。センター日本史で「遣唐使が停止された後、国交が途絶えたことから、貴族たちの中国文化への関心は減り、男性貴族も平仮名で日記を書く事が一般化した」の正誤問題。仮名文学は女性のものだったので、男性は漢字で書いていたね。だから間違いだ。歴史は、教科書を読んで、流れを理解だ!

○「make an effort」で「努力する」だけど、「make」が空所になりますね。「effort」が「努力」は覚えているけど、「する」が出てこないからね。覚えた人が勝ちです。

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