#2 受験で緊張してしまう人へ向けて
受験生の皆さん、緊張していますか?
今はしていないという人も、当日になると緊張してしまうと思います。
もちろんです。その日に向けて何年も勉強してきたのですから、受験生の大半が緊張します。
中には、「緊張して本来の自分の力を発揮できない」なんていう人もいるでしょう。
そうなると、
[ 緊張しなくなる方法 ] を調べたくなりますよね。
しかし緊張することは悪いことではありません。抑え込もうとすると、逆に焦って緊張がおさまらないという事態になりかねません。緊張を無くすのではなく、緊張と上手く付き合っていきましょう。
なぜ人間は緊張するのでしょうか?
緊張すると失敗するから要らないものだと思いませんか?
しかし緊張が人間にとって要らないものであれば、進化の過程で無くなっているはずですよね。
実は人間が狩りをしていたとされている時代から、緊張は必要なものだったのです。
つまり、適度な緊張は優れたパフォーマンスをするためには必要不可欠ということです。
まずは『緊張=悪いもの・失敗する』という考えをやめてみましょう。

- 『緊張・興奮レベル』と『パフォーマンス』の逆V字関係 -
緊張しすぎるのはダメですが、緊張しなさすぎるのもいけません。
緊張もせず気分も上がっていない状態では集中力が低下しています。適度な興奮状態にするために、音楽を聴いたり、声を出してみましょう。
緊張して心臓がドキドキしている時は、心臓がいつもより多くの血液を送っているということです。そのため身体がいつもより動くようになり、そして頭がどんどん回るようになっているのです。
つまり緊張が自分自身をサポートしてくれているということです。
心臓がドキドキしてきたら一度深呼吸をして、「いつもより血が巡って頭の回転が早くなってきたから最高のパフォーマンスができそうだ!心臓よありがとう!!」と思って下さい。
緊張と仲良くなれると思います。
パフォーマンス力も上がり、本来の力が発揮できることでしょう。
人間の脳は複雑そうで単純なので、本当にそうなります。
今まで頑張ってきた自分を信じて緊張も味方につけていきましょう。
皆さんのご健闘をお祈りします。